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[KNPD#4]事業創出と共に子育て・教育の重要性を感じた4回目の訪問

2024年5月からはじまった訓子府町でのまちづくり会社設立プロデュースの様子を簡単に記録したnoteです。

前回までのお話はこちら

前回の講演会の様子を道東テレビさんが取材してくださいました

さて、今回は「教育」が1つテーマとなる現地訪問でした

公共建築賞受賞の訓子府町認定こども園「わくわく園」

コンパクトな町、訓子府町の役場隣にあるのがとてもお洒落な建物「わくわく園」ここは認定こども園として約10年を迎える場所です。園長先生らにお話を聞かせていただきつつ視察をさせていただきました。大人から子供まで私が育てた!と言えるM先生が建築設計の段階から設計士の方に色々と使い勝手がいいように意見をいったこともありとても素敵な園になっています。設計士も訓子府町出身の建築家の方に頼むことが出来たようでとてもいいつながりですね。

訓子府町認定こども園「わくわく園」

訓子府町認定こども園「わくわく園」

体育館スペースにはボルダリングの壁があり子どもたちがすいすいと。
ちょうど担当職員のお子さんがいたので先生の許可をもらいのぼってもらったらするするっと一番上までいってました。

ボルダリング
中庭
お子さんたちの登園管理も最先端

先生方にお話を聞いていて、これまで母親世代が子育てには本当にいい町だということの意味が分かってきました。園も含めた取り組みで一番刺さったのが、わくわく園・小学校・中学校・高校の4つの給食を10名のスタッフがローテーションで回りながらつくられているということ。そして美味しいらしい。言い方を変えると、わくわく園から訓子府高校までいったとしたら0歳~18歳まで同じ(多少の入れ替わりはあるにせよ)スタッフさんの手料理を食べて育つということ。訓子府町には第二の母の味がある!KKC46(くんねっぷきゅうしょくシェフ)のようなユニットにして打ち出したら面白いな~とか妄想してました。

そのわくわく園に子どもを預けるお母さんが運営する「つながるマルシェ」のお話も聞きました

訓子府町では数年前から「つながるマルシェ」というのが年2回開催されており、マルシェプロデューサーでもある私としては興味津々だったので2代目運営メンバーの方に色々とお話を聞かせていただきました。わくわく園にもお子さんを預ける母親ということもあり、わくわく園ユーザー目線の話も聞くことができ、訓子府町に移住者を増やす仕組みのヒントが1つ思いつくことができました。マルシェもいろいろと工夫されながら取り組みをされており、タイミングがあえば開催日に視察したいですね。

他にも昨年設立された子ども食堂などを行っているNPO法人クンネプ・コタンの理事長・理事にもお話を伺いました。月1回の市街地での子ども食堂の立ち上げ話から現在の課題や今後について聞かせていただきました。

小さな町で将来を担う子どもたちの人数、そして熱量をどう高めていくのかもまちづくりには大切ですね。大人の「熱量×のびしろ」以上に子どもには熱量も伸びしろもあるのでそこにつながるきっかけをどんどん提供していければいいですね。わくわく園にあるボルダリングとスポーツセンターにも本格的なボルダリングがあるので1歳児からの英才教育でボルダリングのオリンピック選手輩出も夢じゃないですし。

課題もあるけど未来につながる教育の話はとても大切なことだなと改めて今回の視察を通じて気づくことになりました。

北海道に8カ所しかない試験場の1つ「北見農業試験場」に潜入

全道8つしかない試験場、北見は麦・じゃがいも・牧草が主たるテーマ

地方独立行政法人北海道立総合研究機構(通称「道総研」)の北見試験場が訓子府町にあります。道内では8カ所しかなくオホーツクエリアではここだけとなります。その北見試験場では地域産業に根差した研究として麦・じゃがいも・牧草を主として研究をされているそうです。その試験場の場長にお話を聞かせていただき、視察もさせていただきました。

北見農業試験場

当然ですが品種改良には長い年月がかかります。その為、開発年数が短くかつ収益性が高い(毎年売れる種の量が多い)ものは民間種苗メーカーが開発を進めていきますが、そうではない品種などは公的機関が多く担っていたりします。

始めてみたポット苗で育てているじゃがいも

じゃがいもの品種改良のハウスでは、大きく育てることが目的ではないため、ポット苗でじゃがいもを育てていました。小さな芋が生まれれば十分なため、これで大量に生産し優良苗を残し続けて新品種へと取り組んでいます。

品種改良のじゃがいもの様子

今は、生食用品種改良はしていないとのことですがその最後で線虫耐性がある品種改良がつくられ、今、少しづつ農家さんに栽培をしてもらっていっているそうです。訓子府町の研究施設でつくられたまさに訓子府町発祥の品種のじゃがいもはまちづくり会社の活動の1つのキーになるのではないかと思い、こちらも色々とやれそうなことやってみたいことの妄想をしています。でもまさか北海道の方にアレを聞いて全員ピンとこなかったというのは1つの食文化の違いでした。

そして、牧場ミニマラソンの打合せ

町営牧場を見てからやりたかったマラソン大会も色々と担当職員の方々はじめ動いてくださり、突貫ですが9月に開催します。

普段は立入禁止の600haの広大な町営牧場の中を走る爽快感
前代未聞の牧場内ミニマラソン初開催

エスコンフィールドHOKKAIDOのなんと120個分(600ha)という広大な山がほぼまるごと牧場の訓子府町(北海道)にある町営牧場「共同利用模範牧場」でミニマラソンを初開催。牧場内にある8kmの未舗装の道を広大な景色や牛や馬を眺めつつ乳製品を楽しみながら走るイベントです。観光牧場の中や牧場を起点にしたマラソンなどはありますが、従来一般人が立入禁止の牧場を今回は使用しする本当の牧場ランとなります。起伏も多く距離以上にちょっとハードに楽しめるところも魅力です。本気で走る大会ではなく広大内牧場とエイドを楽しみながら走ってもらうイベントになります。

町営牧場の空撮風景

熱府師についても語り合える夜

夜の飲み会などでも前回の講演会で発表した、訓子府町を愛する方々の集まり「熱府師」についても皆さん考えてくださっていて、他の方にもどんどん進めてくれております。100人の熱府師をまずは目指していきましょう!

ハヤシファームさんにて玉ねぎ収穫風景も

メロンの仕入れや農業のことなどすでにかなりお世話になっているハヤシファームさんに先日のメロン仕入のお礼を伝えに言ったところ、玉ねぎ収穫真っ最中!機械収穫の大型圃場を見させていただきました。

まちづくりへ向けて

教育が今回学ぶ大きな部分となりましたが、それらも含む3つの事業アイデアは生まれてきました。本格的にやるかは別として、訓子府町での未来に向けた取り組みのヒントが毎回毎回出てくるというのは訓子府町のすばらしさですね。9月はマラソン大会が主ですが10月~3月まではヒアリングと併用して事業計画の為の各企画もプランニングし続けていきたいと思います。

今後の予定や今の動き

1.チームメンバー(地域おこし協力隊員)募集中

共にまちづくり会社の設立をしてくれるメンバーを、地域おこし協力隊として募集しています。訓子府町に移住して、情報収集や分析、事業立案などを一緒にしていき、目標の1つが会社の設立になります。起業や地方ビジネスに興味がある方にはとっても楽しい活動になると思います。

2.「熱府師」募集中

熱府師を募集開始し、ある程度集まったところで交流イベントや取材などをしていくことができればと思います。

3.第1回くんねっぷ牧場ミニマラソン開催決定

町営牧場を舞台にしたミニマラソンの1回目を9月22日に開催いたします。

4.まちづくりの意見を出せるLINEオープンチャット

こちらも前回の講演会で取り入れたLINEオープンチャットを開設。どなたでも自由に町づくりに対しての想いやアイデアを書いてもらえます。

オープンチャット「訓子府町伸びしろ募集チャット」
https://line.me/ti/g2/VYG06lQjHUXUBO77uqpF9RrYeLr1r_6oytfEew?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default


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