ロックな利休に想いをはせる(一人ぼっちの利休忌)
3月28日は「利休忌」と呼ばれる、あの千利休の命日・法要の日です。茶人にとってとても大切な日です。利休のお墓のある大徳寺聚光院で行われる「利休忌」は聖地での利休忌。一度行ったのでちょっとご紹介。
茶人じゃないけど「抹茶スキ・ロックな利休も好き」な私は、コロナで外出自粛のカナダで、今年は自宅で自己流一人ぼっちの利休忌をしました。形式よりも利休とつながりたい気持ちでいいと思うから。
大徳寺の利休忌
前回日本に帰ったとき、利休のお墓のある京都の大徳寺の聚光院の利休忌法要に参加しました。
法要なのでお坊さんのお経があって、仏壇にお参りをしてお茶会に参加します。通常は、参観できない場所なので、お茶や利休に関心のある方には是非、おススメ。参加希望の方は、有料ですので事前に大徳寺にお問い合わせくださいね。また、当日は大徳寺内の他の塔頭でもお茶会があり、参加可能です。1日に数か所お茶会に行けるので、こちらもおススメです。
仏壇に飾られている利休像は生きているみたいでギョっとしました。(襖の向こうに利休がいて、法要直前に開けられます)
お茶会は小間の茶室が古くとても侘びさびしていて、価値があります。正客に近いところに座ると小間に入れますよ。
帰りは利休のお墓のお参りもお忘れなく!
カナダで利休忌
今年の利休忌はバンクーバーの裏千家の本部でもあるお寺に行く予定でしたが、今回のコロナ騒ぎで法要は中止になりました。
私はまだ参加したことがなかったので、楽しみにしていたので残念です。
ということで、急きょ自宅で勝手に一人利休忌をすることに決定!
沈香の線香を焚いて
お経は自分で般若心経を唱えましょう。(You-tubeを見ながら)
次に黙とう・合掌(利休に感謝)供茶
自服(抹茶がすごく美味しいので三服しちゃいました)
で、いいんじゃないでしょうか? 気持ちですから。
利休忌で利休とつながる
ちなみに私は茶人ではなく抹茶スキなので、茶道は詳しくは知りませんでしたが、利休忌で仏様である利休には供茶(湯に茶を入れるだけ。点てない)だったようです。知らずに点てちゃったけど。
さらに利休の好んだ菜の花は、利休忌が終るまで飾らないとか、そんなきまりも茶道の世界にはあるようです。
はるか時空を超えて利休とこうしてお茶を通じて現在も繋がっている、と思うと心も利休と繋がりそうな気がしてきませんか?
こうして利休のおかげでお茶を楽しめることに感謝。
合掌
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