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タランティーノの黒人ガンマンの西部劇『ジャンゴ 』原題:Django Unchained

カナダ生活10年目のWakeiです。

今日は最近ネットフリックスで観た『ジャンゴ 繋がれざる者』:Django Unchained の映画鑑賞メモです。

私は西部劇好きだったんですが、あんまり観てるとパターンがマンネリしてくるので、ずっと観てなかったんですが、この映画は久々に西部劇を堪能しました。かなりおススメの映画です。

この映画の監督・脚本はクエンティン・タランティーノ、出演はジェイミー・フォックス、レオナルド・ディカプリオ、クリストフ・ヴァルツ。

主演は、ジェイミー・フォックス。言われてみればそうだと思いますが、初めは全くわかりませんでした。ヒーローは黒人ガンマンという、かなり異色の西部劇です。彼の変わっていく様子も見どころです。

ディカプリオにもビックリ!「似てるけどまさかディカプリオじゃないよね」と私が疑うくらい、嫌らしい悪い奴がディカプリオにハマっていましたからね。


クリストフ・ヴァルツ、優しそうでどこかユーモラスな態度が素敵ですね。

ジャンル的には西部劇になりますが、舞台はアメリカ南部。従来の西部劇だと乾いて埃っぽい町のイメージですが、舞台がアメリカ南部のせいか、雪景色の山々や雪の大地、湿っぽさや、広がる綿畑なども映し出され、この辺りの背景も従来の西部劇と感覚が違います。

典型的な西部劇的なテーマソングとファンキーな音楽、ウィットの効いた展開、ハラハラドキドキ、撃たれたときのリアルな描写、残酷なシーン、見せ場もたくさん。緊張とユーモア、暗さと明るさ、典型とモダン、が緩急テンポよく組み込まれていて、最後はスッキリできます。

タランティーノ監督の映画はセリフが長すぎる、とも言われるようですが、私は英語で観ているのでセリフがよくわからないところもあり、「これがもっとわかったら、洒落たやり取りがもっと楽しめたのに悔しい」と損した気分ですよ。

こんな風に「ジャンゴは、マンネリ化しがちな西部劇を現代感覚に合った新鮮な娯楽映画にした」と思います。

この映画、2時間45分だったんですね。そんなに長い映画を観たという実感が全くありませんでした。すごいですね、全然長いと感じなかったんですから。

ジェイミー・フォックス、レオナルド・ディカプリオ、クリストフ・ヴァルツのファンはもちろん、西部劇ファンじゃない方も楽しめる作品です。おススメです!

※表紙画像はVODリッチさんからお借りしました。


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