この夏もやってきたお客さん
カナダ生活11年目のWakei です。
私がカナダに来てこの家で暮らし始めて11年目。
毎年うちに不意にやってくるお客さんがいます。
それがこちら↓
はじめの1,2年はうちの庭もそれなりに花がいろいろ綺麗だったんですが、
不精な住人に加えて、こうしたお客さんが花を片っ端から食べていくので、
見る見るうちに咲かなくなったり、庭はどんどん荒れていきました。
アジサイも芽の状態のときにどんどん食べられて枯れてしまい、チューリップも咲く前に頭から食べられて以来、二度と咲かなくなりました。
当初は鹿よけスプレーを庭の花になるものに小まめに撒いていましたが、だんだん面倒になったのと鹿たちに愛着もわいてきたので「もういっか!」って思ってから放置です。
おかげうちの庭は鹿の糞が多いです。
どうやらうちの庭が気に入っている鹿がいるらしく、ある年は一頭で、ある年は親子できます。とは言え、ここ数年は以前よりも近所で見かける頭数も回数もがグッと少なくなりました。
数年前から住宅開発が急速に進み、それまで森だったところがあっと言う間に道ができ新興住宅街になりましたからね。
他の家は家の塀を170㎝ぐらいにして鹿が庭に入ってこれないようにしていますが、うちはそんな塀はないので、隣と間の藪をかき分けて鹿は悠々と入ってきます。
日当たりのいい春先は庭にゆっくり座って、暑い日はデッキの下で休みながら、そこら辺の草や葉や花を食べたり、気ままです。
4年前のひでり続きの夏の日、庭に出たら、無茶苦茶臭いにニオイがして、アニマル・コントロールに電話をしてみてもらったら、うちの庭の藪の中で小鹿が死んでいました。外目には全く見えませんでした。
その小鹿が最後に人に見られず休もうとした場所がうちの庭だったですね。
その年は日照りのせいで鹿が例年よりもずっと多くの鹿が死んだそうです。
森の開発で小さな池も潰されたり、住宅で取り囲まれたりしたもんね。
今まで森だった場所を移動するのに道を横断しなければいけなくなったり、触れ合ってペットのようになったら、お互いに病気に感染する可能性もあるし、野生動物はかわいいけど、野生動物と人間の間には適度な距離が必要ですよね。
来年こそは庭をもっと整えたいですが、それまではうちの庭も鹿の休憩所になりそうです。
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