年末年始や連休でやってしまいがちな残念な勉強 資格試験突破のコツ(無料note)
特別な勉強をしないと合格できないのでは? と不安が募る時期はどうしたらよいのか。ついやってしまいがちな問題となる事とは?
今やらなくても、今日ぐらい休んでも後でまとめてやればいいと思っていませんか? 年末年始や連休に一気にやって取り返してやるつもりであるならば、その考えを改めましょう。
■ 勉強を非日常にしないこと
「年末年始は気合い入れてたくさん勉強しよう」という、そんな予定をあてにしてはいけません。何かとやることがある時期だからです。思いがけない出来事があるかもしれません。全然予定がない人だって普段はやらないことを突然始めるかもしれません。
なぜなら年末年始は皆がするような非日常的なことを自分もしたいと思いがちだからです。それが勉強だということもありますが、そもそも勉強を非日常のイベントにしてしまっていることが問題です。
それでも全然やらないよりはやったほうが良いのですが「年末年始という特別感」が勉強をする理由だとしたらあまり意味はありません。
「ハロウィーンだから」
「クリスマスだから」
「バレンタインデーだから」
「ゴールデンウィークだから」
これまでこれら世間のイベントや連休の度に気合いを入れてたくさん勉強してきたでしょうか? きっと「ハロウィーンぐらいは」「クリスマスぐらいは」「バレンタインデーぐらいは」勉強をお休みしてもいいよね、と休む口実に利用してきたかもしれませんね。
年末年始やゴールデンウィークといったある程度まとまった休みが取れる人が他にやることも予定もないのでどうせだから勉強しようというのもほとんど意味がありません。なぜなら他に予定があればわざわざ勉強なんてやらないからです。
世間のイベントや連休に釣られて決意する勉強というのはつまり、気分でやっているわけです。やる気が出ればやるけど無ければやらない。そんな気分の奴隷になってしまっている可能性があります。勉強継続のコツはやる気に代表されるような気分というものではやらないことです。
さて大晦日に日本各地の様子をテレビ局が次々と中継することがありますね。ありがちなのは中学生ぐらいの子供達に「必勝」のハチマキをさせて教室に缶詰状態で受験勉強を黙々とさせている「画」です。「明日の元日もみんなこの塾で勉強します」とレポーターがしゃべったりするそれです。
皆が大掃除や初詣にと年末年始の行事を堪能しているその特別な日にあえて勉強を凄く頑張るのは、皆(他人)のイベントに釣られているだけかもしれません。非日常だから自分も「勉強という非日常」をして皆と同じになって安心したいのかもしれません。
勉強は日常に組み込んだ者勝ちです。特別に勉強して特別に自分が合格できるという夢から醒めたときに初めて勉強を習慣にするきっかけができるのです。
■ 成人式当日にやたら派手な着物姿でゴミ拾いみたいなもの
成人式当日にやたら派手な着物姿の新成人の男性が道路のゴミ拾いをする光景を見たことはありませんか? 実際に見たことやテレビやネットで見たというのでもかまいません。きっとそこそこ見たことがあるでしょう。
では、彼ら彼女は成人式の日以外の日でも普段着でゴミ拾いをしているでしょうか?
おそらく普段からしている人はとても少ないのではないかと想像できます。成人式当日だから、着物姿だから何か良いことをしたいと思ったのかもしれません。ゴミ拾いはしないよりはしたほうが良いのですが、ここでの注目ポイントは普段やらないのに特別な状況ではあえてやったという点です。
地味なジャージー姿で毎週日曜の朝にゴミ拾いをしても特には誰にも注目されないでしょう。テレビ局に取材されたりSNSで拡散されたりもしないでしょう。でも成人式に出席するやたら派手な着物姿でゴミ拾いすれば取材も拡散もされるかもしれません。実際に皆さんが一度はそういう光景を何かしたらの媒体や実際に見たことがるとしたらそういうことです。注目されることがわかっているからやっている部分も少なからずあるのは誰の目にも明らかですね。
特別な日だから。非日常だから、そんな理由で頑張るのは、やろうと思えば誰でもできますし、やります。それはべつに偉いことじゃない。しかも一時的な行為なのでその場限りで終了です。
勉強がこれでは困ります。特別なときだけ一時的に気分でたくさんやったんだから合格させてくれと言ってもそうはいかないからです。
■ むかし悪いことした自慢をする者を信じるな
世間や周囲がどうであっても平常運転を続ける受験生が合格にどんどん近づけます。年末年始だから特別に一気にたくさん勉強するのではなく、いつもどおりに淡々とやるのが最強なのです。
それでも現実として年末年始の休みにそれほどやることがなくて時間が余るようでしたら普段はなかなか集中的に取り組めなかった科目や箇所を重点的に勉強するのはもちろんアリです。むしろそういう勉強をするべくしてやれる時期でもあります。しかしこれも日々コツコツと勉強を続けていたからこそできる、日常の延長での勉強です。特別な日のための特別な勉強ではありません。
「偉い・偉くない」というのはちょっと焦点がズレるかもしれませんが、仮にどんな人が偉いかという例でこんな話があります。
「昔はかなりやんちゃする不良でしたがいまは更生しました」と言うAさんは偉いでしょうか? 映画やドラマならそういうキャラクターがあるかもしれませんが、現実には、
「昔は悪かった(不良)自慢」をする者は信用されません。
消費される物語と実生活とを混同する未熟さがそのような自慢をさせるからです。更生したと言いますが今でも自分から「昔のやんちゃ自慢」をするのは、いまだに当時のまま何も変わっていないということです。昔の不良時代が格好良いといまだに思っているから自分から自慢気に話すわけです。本当に更生できた人は自分からせっせと言うようなことはしません。
本当に偉いのは昔からずっと真面目にコツコツやってきたBさんです。人が生きていく以上は何かしら周囲に迷惑をかけてしまうのは仕方ありません。でもそれはお互いさまとはいえ、かけなくていい迷惑はわざわざかけないというだけでも立派です。
「合格する・合格しない」という話になると、皆が特別なことをしてるから自分も特別に勉強をしただけで合格できるでしょうか。皆が特別なことをしてるときも普段どおりコツコツ着実に勉強を続けるほうが合格できそうですね。
合格できるかどうかに絶対はありませんが、どちらが合格する可能性が高いかはきっとあなたも容易に想像できるでしょう。
勉強においては世間のイベントにいちいち踊らされるのではなく、そこそこ自ら踊って楽しんだらいつも通りにしましょう。日常に組み込んだ勉強の習慣のままにすればいいだけなので難しいことはありません。
イベントもそれなりに楽しんだら良いのですが日常の勉強はいつもどおりに。年末年始ぐらいは勉強をお休みするわけでもなく特別にたくさん一気にやりまくるわけでもなく、あくまで通常運転を心がけて実際そのようにしましょう。そうすれば「楽しみだったイベントをすべて犠牲にしたのに不合格だった!」嘆きまくることもないはずです。
我慢しないことです。そこそこそれなりに参加して楽しむのも大事。
注意すべきは世間の特別感に釣らて勉強それ自体を特別感でもってやってしまうことです。
今回は勉強がちゃんと習慣になっていれば改めて留意するまでもないお話でした。
以上で今回のnoteは終了です。お読みくださりありがとうございました。
あなたが合格しますように。
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