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話し相手に自分にふさわしいコーチの連絡先を登録しておきましょう

 以下を全部書いてから、この1行目を書いています。
 コーチングを学ぶときにこういうことを教えてほしかったし、
 こういうコーチと出会いたかった。
 という、私が求めているコーチのはなしでした。


 ポジティブな気持ちで、明るい「目標」に向かって取り組むコーチングもいい。それは、コーチング本来の姿だろう。
 でも、人はそんなタイプばかりではない。
 ネガティブであっても、感情の種を集めて、小さな火をまとめていくコーチングがいいのじゃないか。

 無理をして、聞く人が喜びそうな明るいポジティブな目標について語るのが苦痛だというのはよく理解できる。
 そういう人は、つい相手に合わせてポジティブにふるまったりする。
 そんな人が「自然に」話せる相手でありたい。

 ネガティブな話、ブラックな話、やばい話を聞かせてほしい。
 話したその中から、人生をかけてもやりたいと思うようなことを見つけてもらいたい。

 聴き手として、「『常識』論で返さない」「聴いた話をほかで話さない」ので信頼してほしい。
 そしてそれは有料だからこそ安心してほしい。
 最近のAIはコーチと近いことができるようになった。すごいことです。なので、普段はAIを使ってもらっていい。
 でも、生の人に話すのは別の感覚を得られるから、「(いざというときに)話をできる相手」として自分にふさわしいコーチの連絡先を登録しておいてほしい。

 私も、AIに語り掛けて回答をもらうことがたびたびある。
 過不足ない、全体像が分かる、優等生的な答えを答えてくれるので、一応大丈夫なような気がする。きれいな答え、倫理的に正しい答えなので、反論できない。
 でも「何か足りない」。
 「理性ではわかっていても、ついやってしまう ちょっと悪いこと」
 こういうところに人間の本質があるので、そこを考えたかったのだと後からわかる。
 「人相手に話す」というのは、このような微妙なところを『自分で見つけられる』こと。
 そんなあいまいなところを話すときには、人の方がいいかも。
(無料で、自分の頭の中を整理できるまで付き合ってくれるAIも頼もしい。ことに今気づいたけれど)

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