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心の傷が生んだ呼吸機能の低下


体調を崩すと呼吸が浅くなる息子。

病院に連れて行ったら
左の肺に酸素がまわっていない
ということが
判明しました。


呼吸機能検査を受けたところ

肺活量(VC)、努力性肺活量(FVC)が
共に50%程度。

診察では明確なことは言われませんでしたが
下の図を参考に調べたところ


参考サイト
http://igakukotohajime.com


混合性換気障害の域に該当するようです。

診察の際に指摘を受けたのは

・発達障害の疑い
・気管支喘息ではない
・心因性の疑い

の、3点でした。

呼吸機能低下の原因

①発達障害?

『吸って〜、吐いて〜』という言葉の意味を
理解して体現するということに難しさを感じているとすれば発達障害の影響が考えられる

とのことでしたが

看護師さんの誘導にはきちんと応えていたので
可能性としては極めて低そうです。

②気管支喘息ではない

咳は少しあるものの
発熱がなく、呼吸機能検査の結果を見ても明らかに喘息だと判断できるものがないと断言されたので
この可能性もなくなりました。

③心因性の疑い

最後に

“この子は呼吸することを怖がっている”
と指摘されました。

実はこれが1番腑に落ちました。

なぜなら、4才の時
酸素濃度が90%を下回り
急遽入院したことがあるからです。

密かに抱えていた心の傷

もしかして…と思い
息子と話をしてみたところ

「体調を崩して呼吸が乱れる度に、また入院になるんじゃないかと不安になる」

と、吐露しました。

家族にとっても本人にとっても

「そんなこともあったね〜」
「あの時は大変だったね〜」と

たまに振り返る程の出来事が

恐怖心(トラウマ)として
息子の中に残り続け

5年を経過した今
左肺が使えていないという状況を
創り出していることに驚きました。

このような場合
薬での完治は望めません。

呼吸が乱れる=入院になったらどうしよう

というブロックを外すことが
呼吸機能を改善するための最良な方法だからです。

“大丈夫”と“安心”を積み重ねる

息子自身も
自分の身体に起こっていることを理解しています。

なので、次第に意識を向ける習慣が身につき、
自分なりにコントロールしてバランスを保つことでによって

症状が悪化することなく、
身体と上手にお付き合いしています。

ブロック外しの基本は
理解すること』『認めること』
そして『大丈夫』と『安心』を積み重ねることです。

息子のおかげで…と言うのは
正しい表現ではないかもしれませんが
原因を明らかにすることの大切さを学んだ経験となりました。


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