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オシム語録は人生語録だ

 オシム監督、知的でウイットに富んだ賢人と言った形容が似合う人だった。過去形で語らなければいけないのが残念だが。なんだろう、ふとした縁で日本と関わり、外から来た人だからこそ「日本のいい面、悪い面」を時には指摘し、時には褒めた人でもある。逝去され思わず過去の語録を漁っていた。賢人は死しても言葉はずっと残るというのも嬉しい話だ。

日本って面白い国で、ある時期は海外の技術や文化を咀嚼して自分流にアレンジして、ある時期は鎖国と言って自分の殻に閉じこもる。けど大体の「自分達だけで頑張る」と虚勢を張るのは、為政者の自己都合が多くて、ある程度の部分で成長が止まってしまう。そのあたりもオシム監督はうまいこと言っていて

  • 相手をリスペクトせよ
    つまり状況をよく見て判断せよ

  • 自分の頭で考えよ
    手持ちの武器でど打開するか想像せよ

  • 限界を超えた時点で新たな限界がくる
    自分の手持ちの武器は常に増やせ

巻誠一郎が「オシムは人生の師」と言っていたが、考え方自体上記を見ても人生上の応用は効く話だし、如何に世の中には

  • 独りよがりで相手のリスペクトが足りず

  • 人の指示を待って自分の頭で考えずスグに人に責任をなすりつけ

  • 自分で自分の限界を決めてしまう

このような考えに固執した人が多いのかと言うことでもある。人生の勝者は必ずしも高スペックだから勝てるわけでないと同時に、勝率を上げるためには手持ちの武器は勝ち筋が多くなるのが自明で、ほんと「なるほど」と思う話です。こういう外からの知恵は定期的に受けて「自らのギアの潤滑油」にしたいですね。

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