エア・ジョーダンと広告の時代
昨日はAmazonプライムでAIRを視聴。
アフレックとデイモンが立ち上げた製作会社「Artists Equity」の第1弾作品。不勉強でしたが2人は幼馴染なんですね。
内容は見てもらえれば分かるけど、広告宣伝の観点でいうと、個人への独占契約による広告塔と同時に映画でも語られるが売上のインセンティブまで含むんでいる。
この手のインセンティブまで含む契約の先駆けだったジョーダンは、現在もバスケ界では破格の収益を得ている。その金額は一億ドルを超えている。
考えてみると、ジョーダンの場合、個人契約とかインセンティブとかそういう意味での圧倒的な差って「バッシュを普段使いの靴として浸透させた」ことが大きな成功要因だ。マーケティングにおける市場の拡大というゲームチェンジがほっといても収益を得る仕組みを作ったと言える。ゲームチェンジャーの事例は以下を参考にすると面白い。
でもこうして調べても一個人の広告塔が、市場を変革する例などは出てこない。如何にジョーダンのこの事件が特異なのかも見えてくる。何というか80年代における広告を起点とした、夢遊病のような時代性というか。技術によるイノベーションではなく、ちょっとしたアイデアが巨万の富を産む錬金術というか。
考えてみると「アイデアに金を出す」云々も80-90年代にあった事象だ。でも今はアイデアや広告などの言葉はどちらかというと過去の遺産的な位置付けに置き換わった。何というか虚業より実業だし、「僕もジョーダンのように」ではなく「僕が出来ることを身につける」時代。
それはジョーダンを否定するわけではなく、ある時代のアイコンとしては生き続ける。それは誰も否定できないんじゃないかなあ。
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