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夫婦そろっての在宅ワークが突然始まった

朝起きてみると、
夫が大きなスーツケースを
用意していた。

お、ついに職場(大学)に戻るのか?
と思ったら、
どうやら本格的に
在宅勤務を始めるために
職場に荷物を取りに行くらしい。

文系で1年以上在宅の私と違い
理系で実験の多い夫は
コロナ渦でも
在宅ではなく
平日も休日も大学で仕事をしていた。

そんな夫も
ついに完全在宅勤務になった。

家族としては、
色んな人と会う機会が減るため
感染のリスクが下がるのは
有難い。

その反面、
今まで別の空間で働いていた2人の人間が
いきなり同じ空間で
上手くやっていけるだろうかと
心配になった。

私は1年以上在宅勤務を楽しんでいるが、
いきなり強制的に
在宅勤務になった夫にとっては
ストレスだと思う。

夫は自分のパーソナルスペースを
大切にする人なので
とりあえず夫が好きなように
やってもらうことにした。

すると夫は、
洗濯物の部屋干しスペースに化していた
1階のリビングを改造し
仕事場を作り出した。

私は2階、夫は1階と、
別々の階だと
互いのノイズが気にならず
私も助かる。

特にお互い気を使うことなく
Zoomや電話ができるのが
いいなと思った。

夫も私に負けず劣らず
一日中Zoomを使い倒している。

家族とはいえ、
ある程度スペースはあった方が
心地よく生活できるものだと実感。

アメリカの友人が高い家賃を払っても
広い部屋に住みたいって気持ちが
やっとわかった気がした。

まだ初日なので、
今後どうなるかわからなけれど
これから新しい発見、学びが
ありそうだ。

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