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運命だと思ったのにな。⑤

ふと。昔のこと思い出したから書こうかなと思いました。


 社会人になった私の心の拠り所は彼でした。大学生の彼はキラキラしてて毎日楽しそうだった。私の社会人になっての愚痴や悩みを聞く合間に大学の新歓をコロナ禍で頑張ってる話や、チヤホヤされてる自慢話、懐かしいバイト先の話をたくさんしてくれた。本当に楽しそうだった。羨ましかった。恋バナもした。俺にはわかる。そいつは合わないよ。とか元カレぶってみたり、なんだよこいつっても思った。でも、ちゃんとアドバイスもくれたし、私も女の子を落としたいなら、優しいだけじゃダメよ。と説教もした。
 昔の私たちには考えられない会話をしていた。昔も楽しかったけど、これはこれで楽しい。友達以上恋人未満。綺麗な関係になれて嬉しかった。
 大学を卒業して彼に初めて会いに行ったのは、冬だった。久々に会った彼は大人っぽくなってたし、先輩姿を見て微笑ましく誇らしくなった。まだまだ頑張れよと思いながら別れたのを覚えている。
 その後から、彼に電話をかけても出てくれなかったり、LINEも返信が遅くなってきた。まともに連絡したのは、んーおたおめ。が最後かな。
そこから、電話もLINEも全く私たちはしなくなった。
電話しても折り返しがないなんて、彼女でもできたのかな。なんか嫌われることしたかな私。とうとう縁切ろうって思ったのかな。いろんなことを考えた。そして、私は待てるだけ彼から連絡が来るのを待ってみることにした。

つづく。


とりあえずキリいいので!
最後まで読んで頂きありがとうございました。つづきます!

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