「ソンクラーン?なにそれ?」旅は何が起きるかわからないから面白い。
「旅行」と「旅」の違い
みんなの中で「旅行」と「旅」の違いはあるか。
ぼくは前から違いについて考えていて、自分なりの考えがある。
「旅行」:家族・友達と計画して旅先を訪れること。
旅行は、めちゃくちゃ計画して旅先で色んなことを経験する感じ。でもそこにはあまり外部との出会いはなくて、計画通りに進めることが良い旅行でになる。ホテルに泊まり家族、友達とホテルで過ごす時間がその旅行を充実させる。
「旅」:独りで無計画に旅先を訪れること。
旅は、自分で目的、そこでやりたいことをある程度決めて、その土地で柔軟にそれを経験する感じ。6人部屋とかのゲストハウスに泊まりそこで会った人と街に出かける。こんなのは事前に計画できないことである。そこで出会う人とのコミュニケーションが最も旅を充実させる要因な気がする。
ソンクラーン?なにそれ?
今回なぜチェンマイに行ったか。
ラオスを放浪している友達がいて、「楽しそう!一緒に旅したい!」と思って付近の航空券を見ていたら一番安かったのがチェンマイだった。
4月10日にチェンマイに着いて、12日にラオスのビエンチャンに電車か夜行バスで移動しようと考えていた。
チェンマイはディズニー映画の『塔の上のラプンツェル』に出てくるランタンがモデルとなった街で有名。でもそれはコムローイという11月のお祭りらしい。そのくらいの情報しか知らずにチェンマイ空港に到着。
めちゃくちゃラッキー
空港で市内に向かうローカルバスを待っていて、隣で待っていたおばちゃんと雑談(ドイツ出身66歳のおば(ぁ)ちゃん、3ヶ月タイを放浪してるとか、なんてパワフルなんだw)。そのおばちゃんが「ソンクラーン楽しみだね」って話してきて、「なにそれ?」って聞いたら、「ん?なんでチェンマイきたの?」って言われた。
調べてみたら「年に1度の世界最大の水掛祭り」とのこと。しかもタイの年越しにあたるモノで、タイ全土でお祭りをするらしい。その中でもチェンマイは水垣で囲まれた街であり水掛祭りが一番盛り上がる都市らしい。もうめちゃくちゃラッキー!
ソンクラーンは11日(木)夕方から始まり15日(月)までやるとのこと。友達との約束はもちろんリスケ。14日にラオスに向かうことにした。
ラオスにいけない…
13日、ラオスに向かおうと14日の夜行バスを調べていると、「No Service」とのこと15日に日付を変えて再度チェック。「No Service」。
ネットでは、「バスの方が電車よりお得で、、、」とあるはずのバスが出てこない。
現地の人に聞くところ、「12日から16日は祝日になるからバスとか電車は動かない」とのこと。それは大誤算だ。こんな情報ネットになかったぞ?まぁソンクラーンの情報も拾えてなかったので、ぼくが悪い。(みなさんソンクラーンの時期は、交通機関が普段と異なるので参考までに!)
急遽バンコクまでのフライト予約
少し割高(¥5,000くらい)だが、帰国がバンコク18日発だったので飛行機でチェンマイからバンコクへ(14日)。お祭り中、チェンマイ市内から空港までの最安アクセスであるローカルバスは案の定運休。街を歩けばバケツで容赦無く水をかけられる。トゥクトゥクももれなく濡れる。一番高いタクシーで空港へ。これも仕方がない。
ソンクラーンをして感じたこと。都市と郊外の差。
バンコクのソンクラーンは、
水をかけるとたまに本気で嫌な顔をされる(←大丈夫そうな人を選んでかけなきゃダメ)
水の補充が有料(10バーツ/¥40程度)←みんな水鉄砲発射するの控え目…
黒人さんが持ってる水鉄砲が笑えないくらいの水圧(しかもかけた後ニコッとすることもなく普通に嫌な気分になる)
チェンマイのソンクラーンは、
水を掛けたらもれなく笑顔でやり返してくる(超平和)
水が無料(水垣のきったない水だけど)遠慮なく掛けまくる(超平和)
こども主体で大人も心穏やか(超平和)
チェンマイは子供主役で大人も一緒に盛り上がる祭りの感じだが、バンコクは大人の水遊び。本当にバンコクはお勧めしない。
今回の旅で思ったこと、都市はお金の匂いがすごい。なんでもお金。まずお金。ビジネスをすごく感じる。そしてそこを歩くと自分も損得感情が生まれる。息苦しい。東京からわざわざ外に出ても同じく息苦しい。
一方、郊外の街を訪れてみてどれだけの子供の笑顔を見たか。イベントであったとはいえ常にPEACEを感じてた。30歳になって自分のために水鉄砲を買って12:00から25:00まで時間忘れて水遊びしてるなんて平和ずぎるでしょ。
残り50年程度の人生、時間を大切に、穏やかに生きたいなぁ。以上。
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