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EXHIBITION HOPPING in 京都

最近は「本山へ行く!」企画や、京都検定のフィールドワークとしてもっぱらお寺に行く機会が多く、足が遠のいていた美術館・展示めぐり。
昨年12月中旬、久しぶりに京都市内の美術館・展示めぐりをしました。

(仏具屋にいたらお寺に行くのは普通では、と思われるかもしれません。
よく言われます。私は新規事業を主に担当しているため、日々の業務で行くことはほとんどないのです。)

もともと美術館や展示を見るのが好きなのですが、転職を機に京都に引っ越してきてからは、なかなか機会がなく京都の展示情報はまったくわからぬまま。このままではまずい...と思っていたところ、アート関連の仕事を生業にする友人に誘われ、おすすめの展示を一緒にめぐることになりました。

京都国立近代美術館

この日まず向かったのは京都国立近代美術館。
お目当ては企画展でも常設展でもなくアーティスト・大崎晴地さんによる新作。「CONNECT⇄(コネクト)」というアートを通して共生・多様性を考えるイベントの一環で展示されている作品です。

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こちらは作品の内部に入ることができる体験型の展示です。
コロナウイルス感染拡大防止のために中に入れるのは1組ずつ。
そのため、中は貸し切り状態でゆったりと見ることができました。コロナ禍ならではの作品の贅沢な楽しみ方かもしれません。
中に入るとこんな感じです。

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柔らかい布の感触に包まれると不思議と安心感があるものです。
そのままお昼寝できそうなほど居心地がよかったのですが、次にお待ちの方がいらっしゃったので程々で退出しました。


京都市京セラ美術館

次は2020年4月に大規模リニューアルを終えてオープンした京都市京セラ美術館。建築家の青木淳さんが手がけたことも話題になりました。


白が印象的な中央ホール。思い思いに映え写真を撮影される方々が。

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一方で、リニューアル前をそのまま残したエリアも。
ディティールがあまりにも綺麗で惚れ惚れしてしまいます。

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こちらでのお目当てはトライアングルというスペースで行われていた荒木優光さんの「わたしとゾンビ」。

このトライアングルスペースでは京都にゆかりのある作家さんを中心に展示をされています。響き渡る音を聞く作品なので、言葉で説明することが難しいところです。
(このご時世でなかなか難しいですが)ぜひ会場で体感いただくのがよいかと思います。

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京都京セラ美術館ではトライアングルスペースの他にも硝子の茶室や先ほどもご紹介した「CONNECT⇄(コネクト)」の展示など無料で楽しめるスペースも充実していました。

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硝子の茶室。杉本博司さんの作品。

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「CONNECT⇄(コネクト)」の作品。テキスタイルにしたくなるような色使いが素敵。

霧の街のクロノトープ

その後、日も暮れはじめた頃に向かったのは、中谷芙二子さんと高谷史郎
さんの「霧の街のクロノトープ」。東九条の北河原団地跡地の屋外で期間限定公開されていた作品です。※現在は終了しております。

京都駅から住宅街歩いていくと突如現れる異空間。

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到着したときは霧はなく、寒空のなか待つこと10分…
突然霧が広がりはじめました。

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霧の中にはいると一面真っ白。
なんとも幻想的でした。

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霧は数分で消え去ります。
ほんのわずかな時間だけ見ることができる作品でした。


この日はそのほかにも

VOUギャラリー

「熊と多分インディアンと市長か警察官と背中、他」
元々印刷工場だった場所ということで建物の作りが面白いです。展示はインパクト強。

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VOICE GALLERY

「駄美術100連発」
くすっと笑ってしまう作品。私が一番好きな作品はこちら。
どこかのお寿司屋さんとかで実現してほしい無限いくら。

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京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

バシェ音響彫刻 特別企画展
写真をすっかり取り忘れていました…。


今回伺ったVOUギャラリーやVOICE GALLERY。よく通るエリアなのですが、まさかこんな素敵なギャラリーがあるなんて全く知りませんでした。日々の生活エリアの中に、こういったスペースがあるのは京都ならではです。

皆さんのおすすめの美術館やギャラリーはありますか?
ぜひ情報をシェアいただけたらうれしいです。

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