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    日々の研究で出た残滓を放流します。

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【放課後ゼミ】中西(2019)「宇野登による特別活動の指導に関する一考察」(2022/12/02)

昨日のゼミは中西修一朗(2019)「宇野登による特別活動の指導に関する一考察:蜂屋慶の生活指導論の視点を踏まえて」を課題文献としていました。 https://cir.nii.ac.jp/crid/1050565163348773632 *Ciniiは誤った氏名で登録されています(ご本人認識済・おもしろいから放置済)。 みなさんが学ぶことが前提なので(そして、やはり実践家養成の場なので)、研究的な視点は封印しがちですが、以下の点は検討してみるとおもしろいかもと思って、発表や議

    • 【国語】答案における具体例と「など」という表現の用い方:もりもとの場合

      授業ふり返りのなかで《疑問》が出たので、これにお答えしようと思います。こういう形で《疑問》が提示されることは、私としてはとてもうれしく、またとてもウェルカムなことです(質問してくれた人、ありがとー!)。せっかく答えるならば、みなで共有したい&今後も活用できる形にしておきたいと思い、noteにまとめておきました。 《疑問》回答[解答]に「など」というのを入れても良いのか?(具体は全て書くか抽象にするべきでは?)‬ 《回答》‬‪おっしゃるとおり、「など」「等」の表現は慎重に用

      • 思い出の一冊『ワニがうたえば雨がふる』

        小学生の頃、塾に通わされていた。私は別に塾に通いたくはなかったし、勉強もしたくなかったのだけど。ただ、その塾に図書室があったのはうれしかった。図書室にはおばさんの司書さんがいた。 私の地元はそれなりにヤンチャな地域だったし、今とは時代も違ったので、図書室は走り回ったり叫んだりしている子らも結構いた。一足制の古い校舎で、走り回ると床の板は軋むし埃は立つしで、大変だった。 小さい頃から私は自宅がキライだった。父は教育としつけに厳しく、長男だった私はずいぶんと叱られた。割り算の

        • 『ちくま評論文の読み方』を活用するための問題用紙と動画

          @高校生 現在、私の授業で用いている『ちくま評論文の読み方』に基づいて私が作った問題用紙を公開します。本書を購入し、手元にある状態であることが条件になりますが、自宅学習が続くなか、国語の学習に不安を抱えている人のためになれば幸いです。 【問題用紙】 https://drive.google.com/drive/folders/1T1LOEaKdMSoR7PtgirMDL-ZBzV57MUYX?usp=sharing 【動画リスト】 https://www.youtub

        【放課後ゼミ】中西(2019)「宇野登による特別活動の指導に関する一考察」(2022/12/02)

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          【雑記】「まあまあのレポート」を書くために

          ■問題意識 コロナ禍で大学の授業がオンラインに移行されたり、特別課題が出されたりしている。そんななか、「今、大学で授業を受けて困っていること」を学生に尋ねてみたところ(→ツイッタータグ:#2020MK特別活動論2)、レポート課題が続々と出されて、日々これに追われているとの学生の声が散見された。 レポートはきちんと取り組めば、学ぶべきものがとても多いが、学生から提出されるレポートを見ていると感想文に終始するものも少なくない。そこで、レポートを書く際の留意点について以下に書

          【雑記】「まあまあのレポート」を書くために

          【図書紹介】Williams, B. (2009). Shimmering Literacies(『きらめくリテラシー』)

          「学習者は何を知っていて、何を知らないのか?」 教える行為に従事するとき、いつもこの問いが頭に浮かびます。学習者は、あるいは子どもは、何を知っていて、何をしらないのか。すでに知っていることを先生から滔々と語られるのはつまらない。しかし、知らないことを教えてもらえないのも、いったい何のためにわざわざ教室まで来ているのかとなります。 学校で何を教えるべきかということについては、決して簡単に決められるものではありません。たとえば、学問⇒教科へと教えるべき内容を棚卸しし、これを子

          【図書紹介】Williams, B. (2009). Shimmering Literacies(『きらめくリテラシー』)