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キナバル山もちもの ウェアレイヤリング編

2020年1月末、今年の目標「体力づくり」を実行すべく、マレーシアの最高峰キナバル山(4095m)に登ってきました。
前回もちものリストに引き続き、今回はウェアレイヤリング編です。
前回はこちら↓


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洋服・防寒着はイラストのアイテム+レインウェアを持っていきました。
あと、書き忘れた半袖インナー(fine track)も。

1.登山口(1867m)〜山小屋(3273m)まで

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A+半袖インナー+C
さすが東南アジア。標高1800mでもまあまあ暑いです。歩きはじめたら大量の汗をかくので半袖でも問題ありません。休憩中は冷えるのでレインウェアを羽織りました。

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2.山小屋(3273m)滞在中

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B+C+E+F+H
長袖2枚重ねにフリース、パンツ+レギンスの重ねばき。
山小屋に到着後ほっと一息している間に汗で全身冷えます。急いで乾いた服に着替えましょう。

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山小屋には乾燥室や暖房がありません。汗で濡れた服はベッドサイドに干していました。最悪乾かないこともあると思うので、着替えは上下1セット持ってきたほうがいいと思います。

部屋にスリッパが用意してあったので、特にこだわりがなければ山小屋用のサンダルは持ってこなくても大丈夫です。

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3.山小屋(3273m)〜山頂(4095m)アタック

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B+C+D+E+F(山頂付近G+レインウェア上下)
山小屋滞在中の格好にパンツだけDに変えました。(寝ている間に乾いた)
早朝(2時半!)から山頂アタックなので外はかなり寒いです。(満点の星です。)寒がりのわたしは長袖Tシャツにフリースで歩きはじめましたが、歩いてるとけっこう汗かくんですよね。
この時かいた汗が後々冷えてくるので、最初は寒さを我慢して薄着で登り始めたほうがよいと思います。
途中寒さを感じてから、少しづつ上着を足していきます。

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山頂手前の最終ゲートから、遮るもののない開けた場所を歩きます。風が吹くとかなり冷えるので、最終ゲートでG.ダウン+レインウェア上下をさらに着ました。ちなみにイラストにはありませんが、ネックウォーマーと手袋2枚も着用しています。

持ってきた服をすべて着込んでもまだまだ寒い!4000m超えたあたりからは空気の薄さや体力よりも寒さが一番堪えました。

4.山小屋(3273m)〜登山口(1867m)

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C+半袖インナー+D
山頂から降りてくると、いったん山小屋で食事&荷造りする時間があるので、このタイミングで着替えます。
下山時は太陽も昇り暖かいのでインナーは脱ぐor薄手のものへ。

持ち物まとめ|次回持っていくならば

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山頂から降りたところで昇った朝日と。
山頂では待てなかった・・・。

山頂アタック時の防寒着が不十分でかなり辛かったです・・・。軽量にこだわるあまり、自分が寒がりなことを失念しておりました。反省・・・。
とはいえ、ガイドさんはAM6:00山頂目指してペースをつくってくれますし、到着して間もなくすれば日が昇ってくるので寒さもだいぶ和らぐのですが、待っている間のその何分かが無情なまでの寒さ。
「寒いねー」なんて言いながら(日本語じゃないけど)肩を寄せ合うカップルはいいんでしょうけど、一人旅中の身には非情に辛い。いろいろと辛い。

今回インナーが上下とも化繊の薄手タイプなのも失敗でした。レギンスが微妙な9分丈で足首が寒かったり。寒い時も暑い時もインナーは最重要です。
ダウンはモンベルの薄手のインナーダウンが、家の近所(標高900m。それなりに寒冷地)でもけっこういけるので、嵩張らないしいいかなと思って持っていったのですが、標高4000m舐めてちゃいけませんね。ダウンジャケットにすればよかったなあと。

寒さに強い人は平気だと思いますが、さむがりさんは厚着気味の用意がおすすめです。いちばんのハイライトでもある山頂を寒さで辛い思い出にしてしまってはもったいない!

もちものリスト

・半袖Tシャツ(速乾重視)
・長袖Tシャツ(着心地&暖かさ重視、でも速乾)
・半袖インナー(化繊)
・長袖インナー(メリノウール)

・ストレッチパンツ
・山小屋着兼着替え用パンツ(パジャマもかねるので着心地重視)
・スパッツ(メリノウール)
・サポートタイツ

・フリース
・ダウンジャケット
・レインウェアジャケット
・レインウェアパンツ

・ニット帽(山頂アタック防寒用)
・手袋(厚手or2枚重ね着)
・ネックウォーマー
・レッグウォーマー(寝る時用&山頂防寒着)
・靴下2枚
・下着2セット

以上、もし次回行くならこんな装備にしようかなあと。今回持っていったものにに防寒着を強化する感じに。
反省点はインナーが軟弱だったこと。身体が冷えるといくら重ねても寒いままなんですよね。インナーって本当に大事!
寒がりのくせに軽量&コンパクトにこだわって薄手の化繊素材を持っていったのですが、次回はウール一択です。

あと、上には書いていませんが今回ニット帽も持っていきました。帽子はセーター1枚分に匹敵するらしいです。さむがりさんにはおすすめです。

ダウンは軽量化したいところですが、防寒着の最後の要なので、寒さに耐える自信のない人はインナーダウン(ユニクロなど)だけだと心許ないかと。いつも使っているモンベルのダウンジャケットにすればよかったなーと。
ちなみに手袋をしても指先が冷えて辛い人は、手袋を外して素手の状態で、手をグーにしてダウンジャケットのポケットに突っ込むと暖まります。もし、山頂で手先が冷えてきたらお試しください。

あと、絶対必要というわけではないですが、恐らく一度試したら必需品になるであろうサポートタイツ。その威力の噂はかねがね。
キナバル山の登山道は階段が多い上に、段差がきついのでかなり脚にきます。膝をカクカクさせながら降りていました・・・。
翌日からひどい筋肉痛で観光に行けなかったのがくやしくて・・・。サポートタイツは筋肉痛になりにくいと聞いて次回は持って行こうと。

キナバル山は食糧や調理道具、シュラフなどを運ぶ必要がないので、日本の山小屋泊よりも荷物は少なくできると思います。
余裕があるとついついあれこれと持っていきたくなりますが、登山では軽い=正義!と心得るべしですね。

次回、写真&旅行記を綴っていこうかなーと思っています。絶賛写真整理中。

おしまい

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