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そうだ、バーへ行こう!

劇団WAGNAS団長オンダ・シュウジです!

昔は一人でよくバーへ飲みに行っていました。
飲んだ後電車は乗りたくないので地元限定ですが、色々周って開拓していました。

バーと言ってもワイワイ系やお水な雰囲気のところではなく、どっちかというオーセンティックな雰囲気でしっとりウイスキーやカクテルを楽しむようなお店です。

逆に20代の頃に良く行ったものだから、周りのおじさんには結構かわいがってもらいました。
それなりに高級なウイスキーを飲ませてもらったり、色々な話を聞かせてくれたり…。

御馳走になったといっても全額ではないし、高級なウイスキーと言っても2.3000円のレベルですから、ありがたいという感謝はするけれども、かといって今後一切頭が上がらなくなるような、そういう感じでもありません。

また常連仲間と外で会う事もほとんどありませんでしたね。
それまでの関係と言えばそうなのですが、その距離感が心地よかったのを記憶しています。

バーと言う限られた空間だから生まれた関係。
年長者が年少者に多少奢ったりはするけど決して全額ではなく、あくまで対等な関係を持続できるレベル。
年齢差や社会的地位の差はあれどその空間では大きな差異や利害もなく、いい意味でお互い距離感を保った本当の意味での大人の付き合い。

思い返していて思ったのですが、実は↑のバー通いで感じたのって、僕が思う「理想のサークル」と同じなんですね。
年齢も性別も境遇も、考慮はするけれども区別はなく、みんながみんなお互いを尊重して楽しく出来ればいいなぁ、と思っています。
その空間だけの関係…と言うのも、スペシャリティな何かがあってなんだかワクワクさせてくれますね。

しかし、最近はバーはおろか地元の固定の居酒屋さんにしか行かなくなってしまったなぁ。
物凄くいい店ではあるんだけど、冒険心みたいのがなくなってしまったのかもしれないし、年を取ってハードな酒を飲むと翌日に残るからっておのずと避けているのかもしれない。

なんだんだ毎日飲んでるから固定のお店があるのは非常に助かるし、気に入っているからこそ固定のお店になってる訳だ。
また、色々お店を増やすとどうしても順位付けをしてしまって、時々行くと「久しぶりですね」と言われるのも、なかなか辛い

でもバーはとても良い空間です。
気になるバーがあったら、お酒に詳しくなくても、初めてだとしても、入ってみることをお勧めします。
若い人は言わずもがなだけど、しっかり大人の年齢の人でも、お酒なんかに詳しい必要は全くないのです。

そのバーがきっかけでもっと知りたいと思えればそこから詳しくなればいいし、誰かの蘊蓄を垂れ流されたりしても興味がなければ聞き流して、
普段の自分ならしない言動を取ったり取らなかったり、自由だけど偏屈な大人の空間を楽しむ場所、それがバーなのですから。

残念ながら僕の地元のバーは結構なくなってしまったんですが、最近またバーへ行きたい欲が強まってきて、近場の駅でどっか良い所探そうかなぁって目論んでいます。


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