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私が共同親権を目指す理由その3(単独親権で苦しむ人たち)

前回は自分が親権者である事で出来たことから、共同親権を目指す理由をnoteしました。

「その3」である今回は、親として、人として、単独親権で苦しむ立場で共同親権を目指す理由をnoteして行きたいと思います。

「子ども第一」しかし「親」として「人」として苦しんでいる多くの人が居るんです

別居・離婚する際、もちろん「子どもを第一」に考えるべきです。夫婦の問題に極力子どもを巻き込まない様、負担をかけない様にすべきです。

だからと言って、何でもアリと言うわけではありません。一方的な子どもの連れ去り・引き離し。

「それは過去の事」「もう子どもが今の環境に慣れているから」「法律がそうだから」「相手に何を言っても無駄だから」「あなたが我慢すれば丸く収まるから」

「あきらめて下さい」

本当にそれでいいのでしょうか?

「離婚後に親権が一方しか持てない」この状況に苦しむ人たちが大勢いるんです。「親権が一方しか持てない事を悪用された」理不尽な事が現に起きているんです。

この様な現状を放置してしまったから、当たり前になっているから、子どもの連れ去り理不尽な親子断絶が日本で蔓延してきたのだと思います。その場限りの対応で済ます。結果、そのしわ寄せが弱者である「子ども」や「有責事項の無い親」「突如巻き込まれた何もしていない人」に来る。そして、同じ被害者を生む負の連鎖。

泣き寝入り」「やったもの勝ち」の現状。

「親権が一つだから仕方ない」ではもう済みません。明らかな、単独親権の弊害です。

わかりやすい例を上げていきたいと思います。

1. 不倫した側に親権を取られる

不倫絵

男性に多いケース。私の将来ですね(涙)

妻が不倫しても、子どもは母親が育てるのが望ましいという「母性優先」の観点。妻が反省をしていれば、まだ良いでしょう。しかし、全く再構築を考えない不倫する人間の多くは開き直ります。不貞を犯した有責配偶者に親権を取られ、かつ子どもに会う事を制限される。最悪は会う事すら出来ない。そもそも有責配偶者って「」でしょう。家庭を壊しているのに親として相応しいとする矛盾。あまりに理不尽です。挙げ句は、その不倫相手と再婚される。まさに子どもを巻き込んだ不倫。児童虐待です。

2. 二世帯住宅。追い出し離婚で親権を奪われる

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こちらは女性に多いケース。

同居する義理両親モラハラや、が加わってのDVを受けている。いざ離婚したくても家計を義理両親に握られている為、離婚後の生活基盤が確保出来ない。さらに義理一家の監視がある為に声も上げられないず、泣き寝入り我慢するしかない悲惨な状況

最後には「そんなに嫌なら出て行け」と言われ、追い出し離婚へ。子どもの環境については現状維持が望ましいとする「継続性の原則」により親権も失い、家を追い出され経済的にも困窮。DV被害者、子どもの主たる監護者なのに親権失う理不尽なもの。

3. 離婚した直後に約束を破る

約束破る

男女関係ないケース。(何か隠し事がある場合が多い)

親権を渡してくれれば、「いつでも子どもに会わせる」「学校行事にも参加させる」「自由な場所で子どもと過ごしていいから」と言って離婚を迫る。

そして離婚直後に親権が無い事を悪用し、子どもと会う事を制限・遮断、子どもの住所秘匿学校行事不参加、とする単独親権を悪用するケース。協議離婚で多く、法律を知らない人を落とし込む悪質なもの。勝手に引っ越しをされたり、養子縁組され子どもの状況が一切分からなくなる事も。人間性のかけらもありません。

4. いきなり子どもを連れ去られ、親権を失う

連れ去り禁止

これも男女問わないパターン。有責事項の有無も問わない一方的なもの。

ある日、家に帰ると電気が暗い。ドアを開けると妻(夫)と子どもが居ない家具も無い。あるのは「今後はこちらに連絡して下さい」という置き手紙。翌日届く弁護士からの受任通知。「離婚調停を申立てましたので・・・」典型的な子どもの連れ去りです。

連れ去った側の後は簡単。時間を稼ぐために「DV・モラハラ」をでっち上げる。他の理由でも何でもいい。最終的に裁判所が「DV・モラハラ・有責事項は無かった」と認められても「継続性の原則」から監護権や親権が連れ去った側に行くという、極めて悪質なもの。

さらに酷いのはこの間、子どもの洗脳を行う「片親疎外」を行う場合。自分の不貞や有責事項を隠して子どもには「離婚したのは相手が悪い」「相手に会いたくないよね?」と子どもを洗脳する。結果、子どもはもう一方の親に「会いたくない」と言わされる。もはや人とは思えない行為。こんな事にまで発展します。

5. 孫・甥・姪に会えなくなる

祖父母悩む

よく遊びに来ていた、たまにだけど可愛がっていた甥っ子姪っ子。子どもや、兄弟の別居や離婚を機に、突如会えなくなります。なぜなら、法的に孫や甥・姪に会う権利は保障されていないのですから。

そもそも親権を失った側の親族には孫・甥・姪に関わる全ての権利を失います。当然ですよね。「血の繋がった親」でさえ単独親権制度の前では「子どもに関する権利を失う」わけですから・・・

終わりに・・・

こんなにも「理不尽な弊害が単独親権制度では起きています」。正直やってられませんよね。自分でも良く自暴自棄にならずに生きていると思います。単独親権が必要なケースも、もちろんあります。だからと言って一律に、一方の親・親族から子どもを奪って良いわけがありません。

一部の例外的な人間と同じに扱いにしないで欲しい。きちんと個別具体的に見て欲しい。

遠い親戚が犯罪を犯したからと言って、あなたも「犯罪者予備軍だ」と言われて納得できますか?

そして、最後にこれだけは言わせて下さい。

単独親権制度を強制されて、最初に苦しむのは「子ども」!

これに尽きます。読んで頂きありがとうございました。

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