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健康行動は不要不急?

前回は、社会や環境がもたらす課題について考えてみました。

今日は事業者の課題を考えてみます。

まずは多くの事業者さんが困っている集客です。

これまで通ってくださっていた利用者さんが通ってくれなくなるのは、運営側としては本当に寂しいものです。

通ってくださいと言っても「感染への恐怖」によって通えないというのもあるでしょうけど、その前に認識すべき大事なことがあります。

それは「通わなくても生活できる」ということです。

「不要不急」に分類されていると考えられます。

衣食住に関わることの需要は、それが無くては困るからニーズが根強いわけですが、健康づくりは通わなくても代替手段があるので、それでいいと思う方が多い可能性はあります。

健康に関するサービスはたくさんあります。

利用者さん、見込み客を含めた消費者全体からすると、そのどれもが選択肢になりうるし、比較の中で選ばれるかどうかが違います。

ということは、選ばれる理由がそこに無ければ消費者から選んでいただくことが出来ません。

それは専門性だけではどうにもなりません。

専門性の高さはもちろん大切です。

が、そのほかにも人が集まる、支持を集める要素はたくさんあり、その一つ一つに対して事業者側の立ち位置というか、提供すべきことを明確にする必要があります。

また、一方で通いたいけどコワイという人もいらっしゃるはずです。

冒頭にも書きましたが「感染への恐怖」ですね。

恐怖ももちろんですが、これが離脱の「決め手」というよりも言い訳という印象があります。
※もちろんすべてではありません。一要因として、です。

こちら側がほぼ万全の状態であればそこまでならないのでは?と。

また、良質なコミュニケーションが取れていれば防げる退会・離脱はたくさんあるはずです。

実際に私達の運営している事業所のひとつでは、2020年末~2021年春にかけての4か月で退会・離脱が0名というところもあります。

ここには私は今後のヒントがあると思っています。

「選ばれる理由をこれまで以上に明確にすること」

「良質なコミュニケーション」

この2点を大事にしながら、今後どのような方々に通っていただきたいか、どんなことをすれば良いのかをよく考えて、それを解決するための施策を実行することが大切ですね。

運動不足がコロナ重症化の大きなリスク要因という研究結果も出ています。

コロナのみならず、人間の健康という広い視点での貢献を目指していきたいものです。


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