メディカルフィットネスで実施できる高血圧予防7項目
こんにちは!和風会メディカルフィットネス事業部の神谷です。
高血圧は、厚生労働省の患者調査の結果を見ると、総患者数は993万人とされています。
患者数は傷病別推計で、「調査日現在において、継続的に医療を受けているもの」の数とされています。
つまりなんらか病医院への関わりがある方と理解できます。さておき、高血圧は生活習慣の各要素が乱れていることとされており、一つ一つの要因を確認して、修正していくことが必要とされています。
そこでメディカルフィットネスの現場では、「予防」という観点からどのようなことが出来るのでしょうか。
少し整理を加えながら考えてみます。
1,健診の活用
定期的な健康診断を行い、高血圧を含む生活習慣病全般のチェックを連携する医療機関を通じて実施することで、現状把握と変化の確認をすることができ、状況によって早めに手を打つことが可能かもしれません。
2,生活習慣の見直し促進
カウンセリング、問診シートなどを活用して、その方のお話をしっかりと伺うところからスタートです。
食事、味付け、嗜好品、お酒、タバコ、運動習慣、ご自宅での過ごし方、趣味や楽しみなど、生活全般での状況、現状で感じていること、困っていること、どうなりたいか?などなどをお聞きして、必要なアドバイスを行います。
3,(必要な方に)減量指導
偏った食事や食べ過ぎ、間食、水分摂取の状況などを確認して、必要に応じた減量を指導します。
内臓脂肪の蓄積により増加する分泌物により、血圧の上昇を助長する可能性が指摘されており、体重増加の予防、増加してしまった体重の減量は、高血圧予防には重要と考えられます。
4,塩分摂取の指導
塩分の摂りすぎのより、血液中のナトリウムが増えると血液量が増え、血圧が上がるとされています。
日頃から減塩に努めることでナトリウムの再吸収を減らし、体内の塩分量を減らすことを目指します。
5,運動指導
特に有酸素運動は、心肺機能や血管機能を向上させ、発汗が促進されます。
高血圧の運動療法にも用いられていますし、予防のためにも積極的に行いたいものです。
6,節酒、禁酒のススメ
お酒は一時的に血流を改善し、血圧を下げる効果もみられるとされていますが、継続的な飲酒は血圧上昇のリスク要因とされています。
7、禁煙のススメ
ニコチンによる副腎からのカテコラミン分泌が増えるによる血管収縮作用はよく知られていますね。
喫煙の害だけをお伝えしてもなかなか禁煙に結びつくことは難しいかもしれませんが、啓蒙活動として大切だと思います。
いかがでしょうか?
「フィットネス」という言葉から受ける印象として、「運動」が中心になってしまいがちなのはもちろんなのですが、こうやって考えると運動はあくまでも整えるべき生活習慣の中の一部であることが分かります。
メディカルフィットネスにおいては、どこに力を入れていくかという強み分野を持ちつつも(内科系、運動器系など)、偏りのない健康全般の指導を行っていくことは事業への信頼性を高めるためにも大切です。
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