子どもに教える時、気づけば火消しになっている
へんしんバイクという便利な乗り物をご存知でしょうか?
ストライダーから自転車に変身出来る優れもの。
ストライダーとは2歳くらいから乗れるペダルのない自転車で、ストライダーに慣れてると、自転車にもすんなり乗れる
昔みたいに、擦り傷作ってそこまで練習しなくてもスイッと乗れてしまうという、とてもありがたい代物だ。
うちは山の麓に住んでるので、アスファルトの道まで少し距離があり、乗る機会がなくてストライダーに慣れるのも結構時間がかかった。
そもそも娘はストライダーにそこまで興味を持てていなかったのもある。
周りの子が自転車に乗れるようになったと聞き、自転車に乗れるようになったら、一緒に遠出もできるなぁと思えてきた。
そういえば、変身バイクを買う時に見てたホームページの動画でも、4〜5歳の子どもがストライダーから自転車に変身させて、すぐに乗れるようになってたなぁと思い出した。
「自転車練習してみる?」と娘に聞くと、
「やるー!!」と、やる気になってたので、ストライダーから自転車に変身させてみた。
が、いざ乗ってみると、全然乗れない。
娘には早かったんだ。。もっとストライダーに乗りこなせるようにならないと、すんなり乗れないんだろう。
でも、せっかく変身させたし、またストライダーに戻すの面倒だなって気持ちもあって、どうにか乗れるようにならないかなと、もどかしくなってくる。
割と子どもができないことに寛大だと思ってたんだけど、自分の子どもとなると話が違ってくることを初めて知った。
暑い時期ということも加勢し、イライラしてくる。
何回もやってるうちに、なんでこんなこともできないの!?と思えてきて、自分でもびっくりした。
それは口に出しちゃいかんと止めてるけど、
はぁ〜ってため息ついちゃって、雰囲気でわかるやん!
「だからもっとこいでみなきゃダメだって!」って、きつく言ったり、いらんこと言ってしまう。
気づけば娘のチャレンジの炎は消えて、暗い表情になっていた。
あぁ〜かわいそうなことした。親が火消しになってるやん、これじゃ!
自分の子どもには寛大に教えれないなら、他人が教えてあげた方がいい。
親が子どもに教えるってやめた方がいい!勉強もきっとそうなんだろうな。。
すんなり乗れなかったのは、どう考えても彼女には早かったんだ。周りの子ができるようになったし、私が一緒に自転車乗れたらなって、本人のタイミングじゃない時に押し付けてしまった。
ほっとできる場所であるはずのお母さんに、ガミガミ教えらたら、できなくて凹んだ心を持ってくところがなくなってしまう。
娘の暗い表情が物語っている。もちろんうまく教えれる人もいるだろうけど、残念ながら私は向いていなかった。
自分からやりたいって言い出すまで、待たなきゃいけないんだなと思った。
もちろんストライダーに戻して、自分で自転車乗りたいと言い出すタイミングを待った。
お箸を使ってみたい
最近、給食の時に周りの子がお箸を使っていることに気づいた娘が
ある日突然に「お箸を使いたい!」と言い出した。
もう年長で、来年小学校なのに、この子は一体いつからお箸を使うんだろう?と疑問に思いつつも、自転車で懲りているので、何も言わず見守っていた。
「どうやって持つの?」と聞かれたので、正しい持ち方を教えたんだけど、どうにも難しいらしい。
「ちょっと間違ってるんだよね」と自分で言ってる
「母ちゃんも持ち方ちょっと違ってて、大きくなってからちゃんと持ちたいなと思って自分で直したよ。だから多少違っても大丈夫。今は楽しく食べれたらそれでいいんだよ」
娘は自分なりにお箸の持ち方を工夫し、
「今日は全部お箸で食べれた!」とか「今日は疲れるからスプーンにしておこう」と、調整しながら練習している。
その子にとって吸収したいタイミングがあるんだなと改めて感じた
やっぱ、勉強も教えない方がいいんだね
自転車の時にも感じたんだけど、お母さんが答えを持ってる人で、そこに正解があって、
その正解を持つ人が身近にいると、子どもって力を出すのをやめてしまうなと日頃から感じていた。
それをうまく説明しきれなかったんだけど、
子育て中の気持ちを素直に書かれてて、
最近楽しく読ませていただいている、
すずたえ:さんのnoteに、それがちゃんと言葉にされていて納得
とても大事なことをシェアしていただてありがたい!
学習というのは、究極を言えば赤ちゃんの探究行動の延長。
お母さんがいないところに冒険しに行って、
そこで知らないことを知ろうとするのが学び。
だからお母さんが、手取り足取り勉強を教えるということは、子どもがお母さんから離れて冒険したい気持ちを邪魔してしまう。
探究したくなくなってくる
そうか!
だから、お母さんが正解持ってる人になると、
途端に子どもは自分の力を出そうとする感じじゃなくなってしまうんだ。
すごく大事なことだと思うので、自分の為にメモ
聞かれたら教えるけど、彼女の世界に入り込みすぎるのはやっぱりやめよう!
自転車も半年後に、すんなり乗れるようになりました。
いらんことせず、やっぱり本人のタイミングに合わせるのが一番だね。。
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