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Yogaと孤独と生きる

諸々の事情で悩みに悩んで23年一緒に暮らした夫に家族解散宣言をして一人暮らしを始めた。一人暮らしは20代以来である。
 
実を言うと本当に家を出るまでは不安で不安で仕方なかった。孤独に耐えられるのか?という不安である。夫も自分も、である。
「いやどうせいずれどっちかが先に死ぬのだから」
そう自分に言い聞かせて家出を実行した。

いざ独りになってみたら全く寂しくない笑。まるで一生こうやって一人で暮らしてきたような錯覚に陥るくらい。よくよく考えたらその理由に気が付いた。

ヨガである。
ヨガは夫と出会う前からずっと練習してきた。
ヨガの実践とはそもそもが孤独なものなのだ。

もちろんスタジオで先生と他の生徒と一緒に学びプラクティスすることはとても楽しいし大切なことだ。(もうずっとレッスン受けてないなあ、受けたいなあ)でも実際に呼吸法を練習しアサナに入るとそれはもう自分との対話でしかないのだ。
スタジオでレッスンを受ける時とは別に日々のプラクティスがある。毎日淡々と飽きもせずヨガマットを床に広げて座る。とりあえず座るだけでも良い。時間がなければ呼吸法だけでも良い。
誰と暮らしていようと人生に何が起きていようとヨガを実践するということはいつでも孤独と向き合っているということなのだ。

ヨガスタジオのグループで活動したりヨガイベントが盛んに行われたりしているのを見ると、ちょっとした違和感を感じるのは自分がひねくれた性格だからかと思っていたが(呼んでもらえないし、自分の生徒さんみんな個人活動する人だし笑)そうではないのだ、きっと、多分、おそらく。

ヨガはイベントではない。ヨガは日々の孤独と沈黙の中で自分の心とカラダを見つめ、最終的にはその自分すら手放す作業なのだ。そしてその積み重ねがあれば孤独は怖くない。

でもみんなで楽しくヨガイベントしました!ってSNS見るといいなあ楽しそうで、、、と思うのもホント。人間は複雑である。

(ちなみに夫は私と一緒に居ても独りでサイクリングしたりバイクでツーリングしたりしていたのでやっぱり同じ人種です。心配無用)

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