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気づいたら、何故かこんなことになっていた。そんな「脳内ハイジャック」が、ワタシを奪う…(脳内ハイジャックからの脱却 vol.1)

「また、脳がハイジャックされてるよ!」そんなやり取りが、我が家の日常となりつつある。マインドフルネスやコーチングを学び続けていると、次第に脳の話を抜きには語れなくなってきた。

脳は、素直で従順。でも、時に暴走する…そんなことは、今まで全く知らなかった。心と脳については、誰もが当たり前に学んでおけたらいい、そんな想いが強くなっている、今日この頃。

こんにちは、オダワカナです。このマガジンでは、脳が私たちの手を離れて暴走する状態を「脳内ハイジャック」と名付け、日常に溢れる”無自覚な乗っ取られ”から、どうにか脱却するための方法やマインドセット等を考察、探究していきます。

私たちは、残念ながら自分の脳を扱いきれてはいない…以前からなんとなく、そう気づいていた。コミュニケーションの学びなどで意識の話を深めていくと、視座を上げるに従って「自他の境界線」がなくなっていく感覚がある。宇宙から地球を見下ろしたら、1軒1軒の家の形まで分からないのも無理はない。

ワンネス的な世界観になると、もはや物事は「運ばれていく」感覚になる。すると、「意思」や「意志」とは何なのか?という問いが生まれてきて、主体性や自己決定の存在も怪しくなってしまう。自分で決めているようで、結局は大きな流れに運ばれているということだ。

とは言え、これが知識や感覚としてあったとしても、実際には悩み、苦しみから逃れることは難しい。怪我や病気、ホルモンバランスや自律神経の乱れ等、体調とは最期までお付き合いしなければらないし、何といっても人間関係の悩みは尽きることがない。私たちは、身体や心があってこその、自分なのだから。

また、「運ばれている」ということに胡坐をかいて行動しなければ、もちろん現実は何も変わらない。行動とは、意識だけではなく身体を動かすことに他ならず、結局は「やるか」「やらないか」という話になる。

しかし、頭では分かっていても、いざ行動しようとするとなんだか上手くいかない…そんな時は、振り返ると大体脳がハイジャックされていた。

このハイジャック、実は他者からの差し金ではない。私が、私の脳にハイジャックされていたのだ。

ちょっと不思議なこの視点に気づいたとき、なんだかホッとした。他の誰かではなく、私自身の脳に乗っ取られていただけなら、なんとか奪い返せそうだと。

でも、これはもしかしたら1番厄介な相手かもしれない…自分のことは、自分ではよく分からないのだから。コーチングを深めると、自分自身を全然理解していなかったことに気づかされ、よく撃沈していた。

私という乗り物は、私自身がハンドルを握る。そのためには、無自覚に乗っ取られている真の"ワタシ"を、覚醒させていく必要がある。

「ハッとする」

このタイミングは、まさに気づいた瞬間。今までと違い、一段上から自分の思考や言動を俯瞰できた時、思いがけない場所に立っている自分に驚くかもしれない。

アインシュタインも、

どんな問題でも、それをつくり出した時の意識レベルでは解決できない

と言っている。まさに、意識レベルが一段上がるにつれて「ハイジャックからの脱却」が起きている感覚だ。

次回からは、より具体的に「脳内ハイジャック」について話を進めていこうと思う。一緒に、私たちの脳内を探究する旅路へ、いざ!

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