浮気された元妻とついに離婚することになった話
元妻の浮気が発覚して、2年が経っていました。
その間、会社への復帰、グループ会社への転籍、
一年間の単身赴任と様々なことがあって、
正直なところ、元妻のことは
もう、どうでもよくなっていました。
ですが、全く会わなかったというわけではなく、
週に一度くらいは会ってはいました。
会う時も、ケンカするわけでもなく、普通です。
一年間の単身赴任の時は、自腹を切って、
毎月帰ってきてたりもしました。
しかし、夫婦としての関係は、
一切ありませんでした。
それでも、離婚しようとは、
当時の私は思いませんでした。
恐ろしかった
私は恐ろしかったんです。
「元妻と離婚してしまったら、
もう誰とも結婚できないんじゃないか?」
「もう誰も私を愛してくれないんじゃないか?」
そんな恐怖感にとらわれていました。
だから、離婚を決断することができませんでした。
表向きは、「許した」形になっていて、
普通に話していても、私の心のどこかで、
許せない気持ちはずっと残っていたのにです。
また、「自分の心の狭さを認めたくない」、
「男らしく許してる姿を見せたい」
という気持ちもありました。
単身赴任が終わって半年
単身赴任が終わり、半年がたちました。
しかし、元妻は一緒に住む気配がありません。
元妻の実家から、歩いて5分程度の場所に、
私は住んでいました。
二人で住むために、借りた部屋でした。
単身赴任の間は、元妻が実家にいるのはいい
と思っていましたが、私が戻ってきてからも、
私と住みたいとは思っていないようでした。
私もイライラしていました。
些細なケンカが大ゲンカに
私が、単身赴任から戻って、
半年ほど経ったときのことです。
本当に些細なことでした。
今では、なんでケンカになったのか、
覚えていないくらい、些細なことでした。
それが、大ゲンカになってしまいました。
それまでに、私の心に蓄積していた怒りが
大爆発しました。
その時、私が心の中で我慢していたことを
全てぶちまけました。
「浮気されたことを許していないこと」
「一緒に住もうとしないことにイラついていること」
「修復しようとしている自分の気持ちが、なぜわからないのか」
怒りをぶちまけるうちに、
冷静になっていく自分を感じました。
やはり、あの浮気が発覚した日、
夫婦の決定的な部分は壊れて、終わっていた。
それを、見てみぬふりをして、
表向きには夫婦関係が修復したかのように、
ごまかしていましたが、もう修復は不可能。
こんな夫婦関係を維持することに、
何の意味があるんだろう?
決断
「別れよう」
元妻に離婚を提案しました。
子供もいなかったし、2年以上別居していたので、
分けるべき財産も特にありませんでした。
別居したときに、手持ちの預金を
はんぶんこしていましたし。
それからは、連絡はメールや郵送などで済ませ、
会うこともありませんでした。
正直、悲しい気持ちはありましたが、
余計な荷物を下ろしたような気分もありました。
ですが、やはり、離婚届を出した日は、
一晩中号泣していました。
「終わってしまった・・・」
その後、元妻の実家が引っ越してしまったので、
今ではどこにいるのかもわかりません。
浮気というもの
”浮気”というものは、夫婦関係をブチ壊します。
絶対に許されないものです。
私も、浮気されたことで、
心のどこかが壊れてしまった感覚があります。
私は今でも、どこか、女性を完全には
信用できないところがあります。
自分が傷つかないように、一定の距離をとって、
近づきすぎないようにしてきたところがあります。
正直、結婚はもうコリゴリです。
その結果、私は親も死んで、
天涯孤独になってしまいました。
これが、私が経験した、
浮気されて離婚したてん末です。
そのせいで、死にそうになったり、
助けられたりと、普通起こらない
いろんなことを経験できました。
しかし、私のような人間を増やさないためにも、
浮気なんてやめましょう。
最後までお読みくださり、
ありがとうございました。
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