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元妻の浮気が発覚した話

こんにちは! 猿田信司です。

私がうつ病になり、死にかけていた、
10数年前の話しです。

当時の私は、結婚していました。


東京でうつ病になってしまった私は、
東京に住んでいることが
ものすごくイヤになりました。

どこに行くにも、人、人、人で
人が多すぎるのもイヤでしたし、
病院に通う以外は、家の外に、
出られなくなっていました。


しかし、引っ越してきてしまっているし、
ほかに住むところもない。

だが、東京には住みたくない。

うつ病も全く良くなる気配もない。


このまま、東京に住んでいると、
「一生うつ病がよくならないんじゃないか?」
と思った私は、引っ越し代を自分で出して、
私の実家に引っ越すことにしました。

ですから、今でも、東京は苦手です。

私の実家に引っ越しましたが

私の実家には、元妻も一緒に引っ越しました。

しかし、義理の親と同居する、というのは、
元妻にとってはものすごい負担だったようです。


両親は、年を取っていたせいなのか、
「うつ病」自体も理解できていませんでした。

「うつつ病」とか言ってましたから。

そんな状況で、働けず家でゴロゴロするしかない私と、
私の両親と一緒に住むのは、元妻にとっては、
かなりキツかったと、今では思います。


一か月ほど、一緒に住んでいましたが、
元妻から「実家に戻りたい」と切り出されました。

私は、その提案を受け入れ、
それぞれの実家で、別居することになりました。

元妻と別居してから

別居し始めて、私はものすごく暇になりました。

用事といえば、週に一度の病院通いくらいです。

東京でお世話になった先生から、
紹介してもらった病院でした。


暇ではあるんですが、
何もする気が起こらない、
そんな状態でした。

実家から一歩も出ないで、
母に作ってもらったご飯を食べるだけの生活。

テレビも見れず、何もできない私は、
ずっとパソコンでネットサーフィン
ばかりしていました。

元妻のブックマーク

その日は、すごく暑かったのを覚えています。

その時は、元妻も自分のパソコンを持っていましたが、
結婚した当初は、私のパソコンを二人で使っていました。

それで、元妻が作ったブックマークが
私のパソコンに残っていたんです。

それまでは、見ようとも思ったことすら
なかったのですが、
本当に暇すぎて、フッとその、
妻のブックマークを見てみたんです。


「へ~、こんなページを見てたんだ~」と
思いつつ、元妻のブックマークを見ていると、
とあるページがありました。

今でいう、無料ブログのようなサイトで、
元妻が日記のようなものを書いていました。

「こんなことをしてたんだ」と
読んでみると、驚愕の内容が、
書かれていました。

日記の内容

そこには、元妻が誰かと浮気している
という内容が、赤裸々に書かれていました。

詳しいことは書けないのですが、
かなり具体的な内容でした。

妄想にしては、内容が具体的すぎる。


日付を見ると、それを見つけた当時は
結婚して三年くらいだったのですが、
二年ほど前、結婚して一年くらい後
の出来事のようでした。


今は冷静に書けていますが、その時は本当に、
怒りで、頭が沸騰していました。

「まさか自分が浮気されるなんて」

「裏切られた!」

すぐさま、元妻の携帯に電話して、
パソコンを持って、元妻の実家に
ブチギレ状態で向かいました。

元妻の実家近くの駐車場で

元妻の実家に着きましたが、
さすがに元妻の実家で、
浮気の話をするわけにもいきません。

そこで、近くの駐車場で、
私の車の中で話すことにしました。


元妻の話を要約すると、
次のようなことでした。

・浮気したのは事実

・結婚して一年ぐらいのことで、出会い系で知り合った人、
 一人と何回か会った

・それ以降は2年くらい、全く連絡もとっていないし、
 今は連絡先もわからない

・それ以外は浮気はしていない


話し始めたのは、夕方だったはずが、
気づくと、外は真っ暗でした。

どしゃぶりの雨が降っていたのを覚えています。


現在進行形の話ではなく、過去のことで、
相手の男が誰かもわからない。

私の怒りのやり場がありませんでした。


ですが、浮気されたことが確認できて、
私の中の何かが、スッと冷めていくのを感じました。

裏切られて悔しいし、怒りもあるのですが、
どこか冷めていくような不思議な感覚でした。


その日は、そのまま別れ、私は実家に戻りました。

二人とも、ボロボロに泣いていたので、
「帰り事故るかもな」
「別に死んでもいいか」
そんなことを考えながら、運転していました。

信じていたものに裏切られるというのが、
ここまで絶望するものなのを、
私はその時、初めて知りました。


このことで、私はとんでもない決断をしてしまうのですが、
その話は、次の機会にさせていただきます。


最後までお読みくださり、
ありがとうございました。


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