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インターンシップは宇宙ステーションで(3)「メタバース体験」省察レポ

RayArc(レイアーク)の皆さま、そしてすべての皆さま。おつかれさまです。新規事業ユニットです!

今回は、RayArcインターンシップの新メニュー「メタバース体験」イベントのレポートです。今回は省察の結果をご紹介します。

株式会社RayArcのオープン社内報として、取り組み・思いを社内外に発信!


RayArcインターンシップで「メタバース体験」

今年も始まりました!
RayArcインターンシップ
(いや、むしろそろそろフィナーレ)

ごく基本的な紹介記事がこちらです。

RayArc(レイアーク)では、10年以上前からインターンシップの学生の受入れを行っております。 こんな時期ですが、こんな時期だからこそ、人とヒトとの関係を大事にしたいので、リアル開催に拘っております。 もちろんコロナ対策は万全ですので、何...

Posted by 株式会社RayArc on Monday, August 22, 2022

中身の濃い10日間で、ざっくり、以下のようなことを行います。 
・自己紹介
・メタバース体験
・マナー研修(挨拶、名刺交換)
・3分間スピーチ(全員一回は担当)
・毎日ランチ交流会(お弁当は当社準備)
・アプリケーション開発
Java言語の講義&演習/Androidの講義&演習/企画書作成/アプリケーション開発/プログラムのテスト/成果発表資料作成/成果発表会
・RayArcの会社紹介
・IT業界の業界説明
・新人フォローアップ体験
・就活体験&アドバイス

株式会社RayArc Facebookより

新メニュー「メタバース体験」も紹介されてます。しかもよく見ると、掲載写真の2枚目はまさにMetaLifeのタイミング

こんな感じだったのか…

後からでも様子がわかるのは、ちょっとうれしいですね。

「メタバース体験」のあしたのために

企画、開催ときて、今回ようやく省察(リフレクション)です。

1.リフレクションこそ、はじまり

ワークショップを開催したら、企画・進行側のふりかえりを行います。このふりかえりはリフレクションと呼ばれることもあります。

  1. 企画のコンセプトプログラム(流れ)の設計、そして当日のファシリテーションのねらいはなんだったのか

  2. 実際に起きたこととギャップはあったか

つまり『準備したこと』『実際に起きたこと』を客観的に(ときにはあえて主観的に)突き合せて、次につながる仮説、学びを見つけるのです。

今回、わかりやすく接続トラブルが起こったため、環境周りの具体的なカイゼンはとらえやすそうです。しかし、現場で起きたことはそれだけではありません。各関係者のフィードバック当日の観察を元に、ふりかえります。

RayArc本社研修室からの参加者

  • インターン生12名(いわゆる主賓!)😀

  • インターン講師3名👩‍🏫👨‍🏫👨‍🏫

  • インターン講師の支援スタッフ1名🧙‍♀️

  1. テレワーク環境からの参加者

    • W2ワクワクナニカソンメンバー
      (ワクワク魔人S🤡+DKDKドキドキパンプ🎃さん)

ものすごく大雑把には、こう、でしたね

2.参加者フィードバック

インターン生の皆さまにはGoogleフォームでアンケートをお願いしました。

◆バーチャルオフィス(MetaLife)の感想

  • 同じ場所にいる人のみで会話できたり、その場から移動するだけで他の人と会話できる。とても面白く興味が湧きました!

  • とても貴重な経験をさせていただきありがとうございました。ワクワク魔人Sさんが仰っていた通り、今後さらに発展していくことと思いますのでこれからがとても楽しみです!

  • オフィス内で色々動いている人がいる。バーチャルオフィスの雰囲気はとても良かったです!

このワクワクは、理屈抜きですね!

◆お絵描き伝言ゲーム(Gartic Phone)の感想

  • お絵描きをする機会があまりなかった分、夢中になって絵を描いていました。もう一度やってみたいと感じました。

  • 絵でいろいろなことを連想して考えていくので、途中でどんどん変わっていくところが面白かったです。

  • 機材トラブルがありましたが、マイクをつけながら行うとより面白いゲームになるのかなと思いました。

途中のリレーだけ妙にうまく進むが🎤🎤🎤
そもそも間違っている🥳そしてまさかのオチ

◆今後の課題となるご意見

  1. リアル会場(RayArc)側に起きた接続トラブルの影響

  2. 画面共有用の資料が使えなかった点

  3. ゲーム時間を短縮した点

について、実際に感じたやりづらさへのご意見もいただきました。

「それでも楽しかった」と書いてくださった方も多く、うれしかったです。その心遣いにこたえるためにも、しっかりカイゼンにつなげなくては!

実は説明資料は用意していたので
悔しさは残りますが…これも経験

3.講師+スタッフフィードバック

開催から数日後、講師サイドのフィードバックが送られてきました。

インターンシップも軌道に乗り、余裕がでてきたため、講師側からのフィードバックを取りまとめて連携いたします。今後の活動にお役立てください。

インターン講師と支援スタッフの皆さまから

……ありがとうございます!!!

軌道に乗ったのはなによりです。やるべきことを着実に進めた結果ですね。

軌道に乗ってるぜ!

◆バーチャルオフィス(MetaLife)の感想

  • メタバースという現在トレンドの技術に触れるというのはとても斬新で良かったです。

  • インターン生にとって、このインターンで初めてPCを触る機会がこのバーチャルオフィスの企画だったのですが、アバターの作成やニックネームでの入室など、ゲームっぽい要素が多く、とても楽しそうにみんな操作していました。

◆お絵描き伝言ゲーム(Gartic Phone)の感想

  • 絵をかいての連想ゲームも初めてだったため僕自身も学生たちと共に楽しむことができました。

  • イラストを描く操作がマウスで行うので、PCの操作に慣れていないインターン生も楽しめる仕様でよかったです。

◆課題には未来志向でフラットに

リアル会場(RayArc)側に起きた接続トラブルについて、講師側で準備・確認不足だったポイントを、客観的に省察する言葉がつづられていました。具体的なカイゼン案もびっしり!

犯人捜しではなく、事象と向き合ったフラットなふりかえりを実施していただけたのだろうな…と。それが伝わってくるアウトプットであり、とても頼もしく受け止めました。

細かい内容は割愛しますが、

  • ネットワーク構成を、昨年までのインターンシップとは変更していた

  • しかし環境構築時の疎通確認は、昨年までのノウハウを元に行っていた

  • 結果、構成を変えたことの影響が十分検証しきれなかった

本質的な部分を切りだすと、ここが最大のポイント。ネットワーク構成の変更というファクターに対し「リスク管理」が十分でなかった。ここまで分析できていれば、次回は確実に効果のあるカイゼン案を組み込めそうです。

4.W2ワクワクナニカソンふりかえり

講師サイドのフィードバックでは、システム面(とくにハード面)の課題が浮き彫りになりました。W2ワクワクナニカソン側のふりかえりでは少し視点を変え、場のファシリテーターとしての気づきを挙げてゆきます。

◆2つの資料と、その「間」の足場

今回、事前にリサーチはできませんでしたが、

全参加者がMetaLifeに対する予備知識ゼロである

という想定(仮説)でいました。
MetaLife自体がリリースほやほやだったからです。

せめてインターン講師やスタッフには事前にMetaLifeを体験してもらえれば理想的です。が、今回はその時間が取れないのもわかっていました。

◆2つの資料と、その「間」をつなぐ足場

そこで、MetaLifeに対する予備知識ゼロであることを前提にした上で、参加者が目指すゴールにたどり着けるように、いわゆる足場をかけてゆきます。

準備した説明資料は以下2つ。

  1. 当日の会場誘導用の資料
    (イベント会場への入り方/事前送付)

  2. 当日の画面共有用の資料
    (おもにGartic Phoneの説明/W2ワクワクナニカソンメンバーには事前展開)
    ※実際には、接続トラブルの影響で使用せず

さて。開催後にふりかえってみるとどうでしょうか?
この2つの資料は、参加者向けの足場として十分だったのか…? 

答えはNo! つまり十分ではありませんでした。より具体的には、1と2の間をつなぐなにかがもうひとつ必要だったと思います。つまり、

  • バーチャルオフィスに入ってから、Gartic Phoneの説明が始まるまで

の間の溝が深く、ここにも足場が必要だったのです。

なにかが足りなかったようだ

◆『準備したこと』と『実際に起きたこと』

とはいえ、実はこの部分の足場がゼロだったわけではありません。

今回、バーチャルオフィスに入ってから、Gartic Phoneの説明を行うエリアへの誘導は「雲」という機能で実現しました。会場内に順路を示す看板的なメッセージを貼っておく形です。

  1. 周囲を見渡せば、どこに向かえばよいかわかるようにしておく

  2. それを見て、ある程度自分で模索しながら、目的地にたどり着く

この仕掛けは没入感にもつながり、Gartic Phoneというメインワークへのよい足場にになるのでは、と期待を込めて考えていました。

宇宙にサムライがいたら、もはやそれは
フォースが共にある人のような気もする

実際にはどうだったか?

まず、インターン生からのフィードバックで、

おもしろかった・夢中になれた場面があったら教えてください」

の問いに対し、

案内に従って人が集まっているところに向かっていた時

と、まさにその瞬間を切り取って答えた方がいました。仕掛けが功を奏した部分はあったようです。では、これで足場として十分だったのでしょうか? 掘り下げて考えると、なにかが見えてきそうです。 

◆『実際に起きたこと』のフカボリ

  • バーチャルオフィスに入ってから、Gartic Phoneの説明が始まるまで

このとき、私なりにスペース全体の様子を観察していましたが、

  1. 各参加者(アバター)が、エントランスから移動を始めたタイミング

  2. 各参加者(アバター)が、集合場所にたどり着いたタイミング

は、人によってかなり差がありました。

車に乗って走り回る人も多数!

各参加者(アバター)の動きは、基本的にとても楽しそうに見え、ココロに突き動かされて歩き回っている…そんな感じです。(接続トラブルに直接巻き込まれている方以外…😭)

  • 集合場所にたどり着いても、なんとなく近くをフラフラしたり…

  • 明らかに順路から外れて、スペース巡りの旅に出たり…

  • コクピットっぽいプライベートエリアに、出たり入ったり

結果として楽しんでいただけたなら、それはよいことです。しかし人によってはこの時間帯、先の見通しが立たず「なんとなく不安」「今日、なにするんだっけ?」とモヤモヤしながら走り回っていたのではないでしょうか?

その見通し立たなさを払しょくする足場が、あとひとつ必要だったのでは?

◆空間のスキマを、『余白』を残しつつ埋める地図

このふりかえりの最後に、私が、

🤡「あ、つまり、
 こういうのが必要だったかも」

と思い至ったものを、とりあえず『試作』してみました。こちらです。

空間の見通しが立つ、全体像と順路
入ったときの楽しみを損なわないため
いっそ解像度はあえて低くするのもよい

ぶっちゃけゲーム攻略本の地図そのもの? これがあれば、必要なタイミングで集合できますね。しかしそれ以上に、この地図には大切な効果があります。それは、参加者がより『安心して、迷子になれる』ことです。

バーチャルオフィスに入ってから、Gartic Phoneの説明が始まるまでの間に欠けていた足場は、このスペースの全体像を伝えることでした。全体像の中でスタートとゴールがわかって、初めて先の見通しが立つのです。

他にもやり方があり、これだけが正解でもない

5.あの日ほしかった機能が搭載!

最後に、どうしても伝えたいエピソードをひとつ。

開催当日は接続トラブルにより進行をチャットベースに変更しましたが、最初のメッセージの存在に気づいてもらうのに、意外と時間がかかったのです。メガホンでチャットに誘導し、やや待ってからようやく反応が…。

しかし先日、MetaLifeでチャット機能の大幅アップデートがありました!

通知+メンション機能が搭載されたのです。
見た瞬間、うれしさとなにかがないまぜの、不思議な悲鳴を上げた私。

🤡「ああ、あの日、
 まさにこれがあったら!」

ほしいと思った機能が、ほぼ一週間後ズバリ搭載! タイミングぴったり!

8月1日 W2ワクワクナニカソン第5回日程調整開始
🤡「第5回はZoomかなぁ…」
 ↓ ↓ ↓
8月3日 MetaLifeプレスリリース
🤡「おや? 登録してみよう…
 第5回でつかえそうだな
※渡りに船1⛵
 ↓ ↓ ↓
8月6日 W2ワクワクナニカソン第5回開催+メタバース体験提案を決定
🤡「まだワークスペースしか
 つくれないのかな?」
 ↓ ↓ ↓
8月8日頃? MetaLifeイベント会場利用可能に
🤡「イベント会場つくれる!
 ビーチにも宇宙にも行けるぞ!」
※渡りに船2🚢
 ↓ ↓ ↓
8月22日 インターンシップ初日(メタバース体験開催日)
🤡「チャットメッセージに
 誰も気づいてなさそう…?😥」
🎃「皆さーん!📣
 画面の左のアイコンを…」
 ↓ ↓ ↓
8月30日 MetaLife通知+メンション機能が搭載
🤡「うおぉお!
 これ、ほしかったやつだ!」
※(今後への)渡りに船3🚀

ここまでそろうと、運気を使い切ってないかちょっと心配です!🥳

「メタバース体験」レポート最終回でした

この「メタバース体験」レポートは以下の構成でお届けしております。

  1. 企画レポート

  2. 開催レポート

  3. 省察レポート

今回は、いただいたフィードバックと、企画側のリフレクション(省察)の結果をお送りしました。これでレポートは最終回です!

おもしろがれば、世界は輝くのだ!

インターン生の皆さま一人ひとりの未来に、さらなるステキな世界が広がっていますように!

(新規事業ユニット・ワクワク魔人S)


さあ、ワクワクしようぜ!

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