見出し画像

【開催報告】『自分を解き放つ セルフ・コンパッション』オンラインABD読書会①(2023/12/17)

さまざまな大きな変化や、大変なできごと、傷ましいできごとなどが起こっている中、「セルフ・コンパッション」が注目されています。
自分自身をいたわり癒やすことでエネルギーを取り戻すだけでなく、そのエネルギーで困難の原因に向き合い変化を起こすことができます。

そこで、先日、
書籍『自分を解き放つ セルフコンパッション
について
参加者の皆様で読んでいく、読書会(アクティブ・ブック・ダイアローグ®(ABD))を開催しました。

イベント詳細はこちら
書籍『自分を解き放つセルフ・コンパッション』×アクティブ・ブック・ダイアローグ®/Wisdom2.0Japan オンライン開催(3回シリーズ)

当日は20名の方がご参加くださいました。

ABD創始者の 竹ノ内 壮太郎さん、ABDの達人 ニシイ サチコ さんがリードしてくださり、
・サマリーを担当された方の説明をお聞きして
・全員がそれぞれの印象に残った点や気づきをチェック
と進めていきました。

印象に残ったことや気づきなどが多かったのか、みなさんたくさんのチェックを入れていました。
いったんそこで、少人数のグループに分かれ、それぞれの気づきなどをシェアしあいました。

その後、ご参加の方それぞれが浮かんできた問いを書き込み、その問いについて、4グループに分かれて対話を行いました。
その後の全体シェアでは、どのグループでも話が盛り上がっていた様子がうかがわれました。

シェアされた内容やご感想から、ご参加のみなさまが特に、怒りのエネルギー、ジェンダーバイアス、といったところが印象的だったようです。
どちらも、いろいろな視点からのご意見が出ていました。

最後に、君子さんのガイドで、セルフコンパッションのワークを。
ガイドに沿って、自分の身体に触れながら、呼吸に意識を向けてイメージを広げながら、ゆっくりと呼吸を。

ワークがとても好評でした!
本を読んだりシェアしあって頭でわかったことが、呼吸のワークで腑に落ちたような方もいらっしゃいました。
(書籍のQRコードから、ワークのガイドがYouTubeで見れますのでよかったらやってみてください!)

↓当日のサマリーはこちらをご覧ください。

◆はじめに(前半)

コンパッションとは、勇猛と優しさの両方を育むもの。
両者を統合していくと男女平等へ。

◆はじめに(後半)

女性への不平等さやハラスメントなどが多い今だからこそセルフ・コンパッションが必要。
自分のペースで思いやりをもって実践していくのが大事。

◆1章:セルフ・コンパッションの基礎(前半)

セルフ・コンパッションでは自分自身とよき友人になり、自分に寄り添い、自分への愛を完璧にするのが大事。
セルフ・コンパッションには、やる気・誠実・レジリエンス・やり抜く力・共感力など、多くのメリットがある。

◆ 1章:セルフ・コンパッションの基礎(後半)

セルフ・コンパッションには陰陽があり、優しさのセルフコンパッションと強さのセルフコンパッションがある。
陰陽のバランスが大事。

◆ 第2章:強さのセルフ・コンパッションとジェンダーとの関係(前半)

私たちは子供の頃にジェンダースキーマを内面化する。
性差について社会による刷り込みを考慮すること。

◆ 第2章:強さのセルフ・コンパッションとジェンダーとの関係(後半)

陰陽の統合、陰陽のバランスを探求する。
陰と陽を解放すれば思いやりの力で自分自身を変革できる。

◆第3章:怒れる女性(前半)

建設的な怒りと破壊的な怒りがある。
怒りは権利や公平性の侵害を是正したり社会正義運動を駆り立てたりする。
怒ることを恐れるのはなぜか?

◆第3章:怒れる女性(後半)

自分の怒りを理解したり怒りと向き合うことが大事。
セルフ・コンパッションは怒りを変容させる効果がある。
身体的拘束や暴力的反応を取り除くと、怒りは最も純粋な思いやりの形になる。

◆第4章:#MeToo(①)

#MeToo運動は、女性の強さのセルフ・コンパッション。
性的虐待の恐怖に向き合うには、強さと優しさのセルフ・コンパッションが必要。

◆第4章:#MeToo(②)

ガスライティングで被害者は正常な判断力を奪われる。
被害者や関係者は、自分が受け入れられる現実、見たい世界になるように変えてしまう。
優しさと強さのセルフ・コンパッションで、真実を受け止めて行動を起こすのが大事。

◆第4章:#MeToo(③)

性的虐待を止めるのには、はっきり毅然とした態度で「やめて!」というのが大事。
セルフ・コンパッションによって困難な感情と生産的に向き合い、痛みを認め受け入れ、陰陽が調和して行動を起こせるようになる。

サマリー担当のみなさま、ありがとうございました!



↓当日の様子やご感想など詳細はこちらをご覧ください!

ご参加のみなさま、ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?