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不合理を賢く考える指南書|【予想どおりに不合理】

どーも!
わーさんです!

日曜日ですので、#2021年に読んだ本の紹介 をしていきます。

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予想どおりに不合理

ダン・アリエリー

著者

ダン・アリエリー(Dan Ariely)
・行動経済学研究の第一人者
・ユニークな実験研究により、イグ・ノーベル賞を受賞

本書の概要
・行動経済学の視点から、人の行動、選択についての道標が書かれている。
・行動経済学に触れることで、自身の行動選択に生かすことができる。

本書は、15章にわかれています。

その中でも、私が「タメになった」と感じた、9章の部分について書いていきます。

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■第9章 扉をあけておく -なぜ選択の自由のせいで本来の目的からそれてしまうのか-

【ふたつの選択肢】

この章では、選択肢を残しておくことによって、そこにもエネルギーを注ぐことにより、「他に大切なことを失ってしまっていないか」と問うようなことが書いてあります。

プラスして、いかにもいらない選択肢だとしても、「何かのために」と残して起きたくなる気持ちが湧いてくるものなのです。

そのため、できる限り選択肢の数を減らすことを意識することが大切です。

ただ、最小限の「ふたつの選択」にしても、私たち人間は選択に迷ってしまうのです。

本書の例はこうあります。

ある友人は、デジタルカメラを選ぶのに、ほとんどそっくりの二機種のどちらにするかで三ヶ月迷った。友人がようやく一方に決めたとき、わたしは、写真を撮る機会を何度ふいにしたか、どちらにするか決めるためにどれだけ貴重な時間を費やしたか、この三ヶ月のあいだ家族や友人を写したデジタル写真が手にはいるならいくら支払うかと尋ねた。カメラの値段以上だと友人は答えた。あなたにも似たような経験はないだろうか。p.280

つまり、選択しないことによって「本当に大切なモノを犠牲にしていないか?」ということです。

このカメラの例だと、カメラを購入するまでに三ヶ月要したことで、その間撮影することができたかもしれない思い出の時間を逃してしまった。

このように「決断しないことによる影響」を考える必要がある。

この部分が、本書を読んで一番納得することができた部分でした。

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まとめ

本書は、行動経済学の基礎が書かれている一冊です。

すべての章において、私たちが「してしまう行動」について書いてありますので、ぜひ読んで欲しい一冊です。



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