【995】自分は他人になることはできない。不純物を混ぜるから苦しくなる。
他人の仕事、職業、ライフスタイルなどへの憧れ・嫉妬は「不純物」かもしれないと思うようになりました。
もちろん、将来の夢や目標設定の際には、ある程度他人の成功要素に憧れ、自身もそうなりたいと目指すようなロールモデルは必要です。ただ、あれもいい、これもいいと、あっちこっちと振り回されて、全部を取り入れようとするのには注意が必要かもしれません。
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憧れには2種類ありそうです。
この考え方は島田紳助さんの漫才研究のDVD『紳竜の研究』の、たしか「xとyの法則」の部分でも言及されています。
どのように漫才を作るべきかについて、他人の漫才を研究する方法についての場面で、
「自分が面白いと思う笑いにも、2種類ある。一つは、面白いけれど、自分にはできないと思うもの。もう一つは、これ自分と同じだ!と感じるものだ。後者を探し、自分にもできるパターンを見つけることが重要だ。」
言い回しは違うのですが、こんなふうなことをおっしゃていたと思います。
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人それぞれで、カッコいいと感じて憧れる人もいるでしょう。しかし、自分のライフスタイルや性格と合っている人に憧れ、その人をロールモデルにするのは良いことです。一方で、自分のライフスタイルや性格に合っていない人を追い求めると、苦しむだけかもしれません。
例えば僕にとっては、大手コンサル会社の人たちの頭の回転の早さなど、めちゃくちゃ憧れるんだけど、それはマネできません…。性格も能力も合ってなさすぎます。
就活時代に出会った同期たちが、活躍しはじめ、facebookなどの近況報告を見ていると、めちゃくちゃ憧れるし、嫉妬するし、焦ります。
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でも、何より大切なのは、自分自身に合っているかどうかということです。
自分は他人にはなれません。他人の生活に憧れても、自分にできることと、自分にできないことがあります。自分にできないような「不純物」を目標に混ぜ込むと、苦しくなるように思います。
僕自身まだ成長途中ではありますが【自分らしさが確立するにつれて、他人の生活を羨ましく感じることが減ってくる】そうです。
自分の特性を認め、いい意味で諦め、受け入れることで、他人の人生を羨むことから解放されると、幸せそうですね。
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ちなみに紳助さんは、面白いし自分にできそうな笑いをしている人を探して、その人に弟子入りするくらいの徹底ぶりだったそうな。
■■今日の教訓(ポイント)■■
かっこいいな、憧れるなぁと思う人に出会ったら
・憧れるし、自分にできるのか
・憧れるけど、自分にはできないのか
憧れるけど自分にはできないなら、
諦めることも重要。
憧れるし自分にできそうなら、
徹底的にパクる
「不純物」を混ぜないように
自分らしさを追求しよう。
■■以上■■
もし「自分らしさって?」などとお困りでしたら、アイミングという自分らしさ発掘コーチングの、めちゃくちゃいい先生がいます。ご興味あれば、僕の体験談を共有しますので、コメントでも一言ください!
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