あちら側から声が聞こえる
向かう場所は初めから決まっていたみたい
こちらではなく、あちらだったみたい
あちらの住人から声が聞こえてくる
「お前はこっち側の人間だ、早く気づけ」
そんな声を聞いた
そしてこう答えた
「わかっている、こちらの世界で生活し始めてから気づいたんだ、でも、周りの目が怖いんだ」
そうするとあちらの住人は諭すようにこう答えた
「お前は表現者だ、鎧は必要ない、玉砕されてもいい、本音で勝負しろ」
あちらの住人の声が力強く、耳にそして心に響いていた
それでもまだこちらに残っている
本音を隠して
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