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腰痛

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#リハ塾

体幹屈筋の評価はこうする!

リハ塾の松井です!

MMTは学生でもできる基本的な評価の1つですが、3とか5とか筋力のレベルがどの程度か?という視点でしか見ていないということありませんか?

と言うのも、筋力のレベル以外にも分かることはたくさんあるので、視点を変えてみることも大事だからです。

そこで、今日は体幹屈曲のMMTから見るべきポイント、分かることを解説します。

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座位から体幹機能を高めるためのポイント

リハ塾の松井です!

体幹機能は歩行、起立、リーチ動作など、各種動作において重要な機能なのは言うまでもありません。

また、体幹機能が土台となって、上肢のリーチや下肢の振り出しなど、上下肢の筋出力が発揮されるため、体幹機能が機能的に働くことは必須です。

そんな重要な体幹機能を座位から高めるための介入方法を今日は考えてみましょう。

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椎間板性腰痛の病態

リハ塾の松井です!

圧迫骨折や腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症など、腰部疾患は高齢者でも多く、臨床でも多く経験する疾患だと思います。

主症状の1つは腰痛ですが、腰痛以外にも臀部や大腿などの下肢痛や痺れの訴えがあることもあり、決して簡単な病態ではありません。

そこで、今日は数ある腰痛の原因の中でも、椎間板性の腰痛に関して一旦基本に立ち返り、椎間板性腰痛の機序についてまとめてみました。

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体幹・下肢機能を高めるには呼吸を見直す

リハ塾の松井です!

普段、呼吸をどのようにしているか意識することはありますか?
多くの方はあまり意識していないと思います。

臨床においても、呼吸器に問題がない場合は特に意識して呼吸に着目しないかもしれません。

ですが、呼吸を変えるだけでも体幹の筋肉が働きやすくなったり、腰痛が和らいだりする効果が期待できます。
呼吸は誰でも毎日するものなので、呼吸を見直すことは重要なのです。

では、具体的に

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腰下肢痛のリハビリ【評価~治療介入まで】

リハ塾の松井です!

腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛など、腰下肢痛を呈する疾患や病態は多くあります。

多くあるが故に、的確に評価して介入しないと、いまいち効果が薄いということはよくあります。

ですが、障害レベルと症状が一致しなかったり、痛みに再現性がなかったり、臨床的に難しい症状の1つだとも言えると思います。

今回はそんな腰下肢痛の評価から介入をスムーズに進めるための考え方

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体幹の運動療法【汎用性のある7つの運動療法を紹介!】

リハ塾の松井です!

腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎分離症など、脊柱疾患を診る機会が増えたので、改めて体幹の運動療法について考えてみました。

僕が体幹の運動療法を行う際、どのような点を意識しているのか、どのような点に注意しているのか、どんな運動療法を行うのか。

これらについてまとめてみました。
僕は急性期の病院勤務なので、必然的に対象は高齢者が多くなりますので、それを前提に考えてい

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頚部と体幹の拮抗関係

リハ塾の松井です!

今日は頚部と体幹筋群との関連について解説します!

特に肩関節疾患、呼吸器疾患の方では、頚部筋群の緊張や短縮が多いですよね。
そのような方々は、比例するように体幹筋群の緊張が低い印象があります。

何故そうなるのかを僕なりの考えをまとめてみました!

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椎間関節性腰痛の臨床的なポイント

リハ塾の松井です!

腰痛はリハビリテーションを行うための病名にこそなりませんが、訴えが多いメジャーな症状の1つです。

腰痛と言っても原因は様々で、簡単に解決できないからこそ悩む方も多い症状だと思っています。

今回はそんな腰痛の中でも、椎間関節性の腰痛について解説します。

椎間関節性の腰痛があるとして、椎間関節はどうなっている可能性があるのか?何故痛いのか?この辺を掘り下げていきましょう。

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ヘルニアの痛みは神経が圧迫されているから?

リハ塾の松井です!

臨床でも担当する機会が多い腰椎椎間板ヘルニア。
大きな問題点の1つが痛みですよね。

この痛みって何で起こっているか評価していますか?

新人の頃は、Drが神経が圧迫されているから痛いと言われても何の疑いも持ちませんでしたが、本当にそうでしょうか?

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臨床に活かすための腹筋群の解剖学

リハ塾の松井です!

腹筋群って腹直筋、内腹斜筋、外腹斜筋、腹横筋などたくさんありますが、実際、どれをどう鍛えていけばいいのか、どれが重要なのかわかりますか?

解剖学的な特徴を見てみると分かることも多く、普段の生活や臨床での疑問が解決することがあります。

今回は、正しいかどうかは別として、あくまでも僕の考えとして、解剖学的な視点から見た腹筋群について解説します。

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簡便にできる脊柱の評価法

リハ塾の松井です!

脊柱は身体の中心を貫く重要な骨格です。
なので、当然ながら身体機能・能力に大きく関与するため、脊柱への評価・介入は必須と言えるでしょう。

ただ、脊柱の評価・介入と言っても、具体的にどうしたらいいのか悩む方も多いと思います。

触診も肩関節や膝関節などの大きな関節と違って細かいので非常に難しいです。

なので、何となく敬遠してしまっている方も少なくないのではないでしょうか。

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骨盤の評価【骨頭位置を評価】

リハ塾の松井です!

臨床的に骨盤が傾いていると感じる症例はよくおられると思います。

ただ、それが本当に骨盤自体が傾いているのか、腰椎あるいは股関節が影響しているのか。
これを評価しないことには、安易に骨盤が傾いているとは言えません。

例えば、座位で見かけ上、体幹が左へ傾いている方に対して、姿勢の影響で腰痛が出ていると仮説を立てていて、姿勢を改善するためにどこから介入しますか?

原因は骨盤か

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腹筋群への介入方法

リハ塾の松井です!

僕は普段デイケアで勤務していて、以前は病院で勤務していたので、高齢者を対象にリハビリすることがほとんどです。

その中には円背の方も多く、円背でなくても腹筋群が短縮あるいは過緊張を呈している方は多いです。

できるなら腹臥位で伸張させたいのですが、高齢者だと中々そうはいかない場合も少なくありません。

そこで、今回は体幹の前面におけるリリースポイントを解説します。

腹筋群も

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腰痛の病態把握にはOne finger testが使いやすい

リハ塾の松井です!

腰痛の患者さんがきたとき、どのように評価を進めますか?

SLRテストやケンプテスト、パトリックテストなど様々な整形外科テストがありますが、それらも大事ですが、個人的にはOne finger testが有用だと感じています。

と言うのも、腰痛と一言で言っても、椎間関節障害、仙腸関節障害、坐骨神経痛など原因は様々です。

「どこが痛いですか?」と漠然と聞いても、この辺というよ

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