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抽象と具体の行き来に必要なもの―図解と身体性

 頭の良さって何なのでしょうか。
 「量が質を生む」と言うことがあります。何らか極めたい場合には必要なことだと思います。まず行動する。たくさんの事象が発生する。覚えきれないので整理する。
 具体と抽象をいったりきたりすることは思考の効率化、高速化につながります。ではそれを加速するための手法とは。
 今回は、抽象と具体の行き来、図解と身体性について述べていきたいと思います。

具体と抽象をなぜ行き来するのか

 問題解決、アイデアの発想、そして、無自覚(潜在意識、無意識)の活用するための道具だと考えています。雑な言い方だと頭を良くするということですね。
 何らかの決定をする場合、出来得る限りたくさんの情報から必要なものを見つけ出すことが必要です。「量が質を生む」と言われることがあります。
 しかし量が多いと何かと大変です。数が多いということは負担になるので何とかして減らそうとします。行動が先と言われますが量が多くなることを怖れて何もしないのが一番もったいないですね。量が多いものを少なくするというのはホメオスタシスが働き、結構楽に行なえることに気づくと思います。
 頭を良くしたいなら、大量の具体とそれを抽象化することを行き来するのが一番良いと思います。

具体化と抽象化

具体と抽象を行き来する

具体化:腹落ち、身体で感じること

 抽象ではわかりにくい時は、身体に馴染みがあるものに置き換えることが大事です。「腹落ち」を目指しましょう。

抽象化:違いと類似を発見すること

 理解する=分かるとは、分けることです。某コーヒーのCMで「違いが分かる」というフレーズが出てきます。あれですね(笑)。
 大量の対象や情報は違いと類似で分けてしまいます。これでエントロピーが減ります。対象を減らすことで思考も容易になります。

抽象化には図解を使え

 抽象化には図解、絵を描くことが有用だと思っています。具体化では身体性を活用しました。抽象化でも実は身体性の活用は有用だと考えます。

まとめ

 まとめます。

  • 具体と抽象の行き来のいずれも手を動かす

  • 抽象化では図解したり、絵を描く

  • 大量の情報を抽象化することは、半自動的に行われる

  • 迷う、悩むのではなくまずは行動する

参考文献

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