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フランスのトイレ事情

勇気を出してドアを開けた先には、一瞬たちすくしてしまう現実が.....

海外の人から日本はトイレがきれいだとの声をよく耳にしますが、確かに日本のトイレはきれいだと思う。

だってフランスでは想像を上回るほど荒れてるんですもん。

便座はどこ?!
床がゴミだらけ
鍵がこわれてる

こんな調子ですので、初めはトイレの度に恐怖でした。できるだけ外出時にはトイレは我慢。だけど緊急事態のときはそうも言ってられない。

だから心の準備をしていざトイレへ。

便座がない、床がごみだらけ

フランスのトイレはまず、ドアを開けると

床一面にゴミが・・・

なんてこともザラです。

なぜか、飲み物のカップとかティッシュなどが落っこちていたりします。

トイレの個室は日本の平均より広々している場合がおおく雰囲気としては良いです。

なのに足をどこにおいていいか悩むほどとっちらかってるのが残念。

そしてなぜか便座が壊れてること。

ヒビが入ったり割れたり。使い方が間違ってるのかな?靴のまんま乗っかるとか・・・?

更には、便座があったとしても本体からかなりズレていることも・・・笑 これも不思議

便座がない場合、座れないので空気椅子を思い出して、太ももに気合を入れて用を足します。

シルバー世代も鍛えられる

若い人はいいけど、お年寄りだからといって甘えてられないのがフランス。だけど、フランスのシルバー世代は良く食べるし良く遊んでいる。

メトロだってエスカレーターないし荷物もって階段はけっこうキツそう。だけどとってもたくましい

そうそう、便座がないくらいだからもちろん手すりなんてものも見たことないかもしれない。

バリアフリーにしなくても誰かが誰かに手を貸してくれる。

鍵がないので見ず知らずの人同士で助け合うシステム

鍵がぶっ壊れているトイレにもよく遭遇した。どうしてだろう。

ドアノブも空回り、ガタガタで鍵・・・穴にハマらない状態

そんな時、次に並んでる人に「鍵が壊れてるから見てて!」のようなノリでお互いに順番に見知らぬ人同士で助け合ったりする。

私は言葉がわからないので、ゼスチャーと相手の表情とだけで会話する。

そもそも、「見てるから!」という状態も文化的背景で若干認識もズレてることもあるので信用できない。見ててくれてると思っても本当にドアの前に立っていてくれてるのか用を足してる間気が気じゃないから焦って出る。

本当に立っててくれた時はホッとして笑顔でメルシーという。相手もチャーミングな笑顔で返してくれることがなんか嬉しい。

こんなコミュニケーションも結構たのしい

スタバでもタダでトイレは使えない

突発的にトイレにいきたくなったら、カフェに駆け込むパターンもある。スタバとかマックだったらゴチャゴチャしてるし、ちょっとトイレだけ拝借しちゃおう!という考えになるわけですが、これには完全ワナがあります。

実はトイレには、しっかりと鍵がかかってるので、商品を購入しないとトイレは使えないのです。

商品を買い、そのレシートにコード番号が書かれてあるのです。それをトイレの鍵に打ち込んでロックを解除します。

結構厳重です。安全策でもあるのだと思いますが.....

切羽詰まってるときには、誰でも使える日本のシステムが身に染みるほどです。

くれぐれも気を付けたいのが、トイレで席を離れるときはテーブルに携帯を置いたり、荷物で席をキープすることです。

絶対NG行為です。秒速で盗まれる可能性ありだからです。

老舗のカフェは番頭さんがいる

老舗のカフェでよくあるパターンは、トイレの入り口にチップ係みたいな人が番をしていて、そこで1€なり、50サンチーム(1€の半分)を支払ってトイレを使わせてもらいます。

だいたい値段は決まっていないので持ってる小銭を適当に入れ物に入れます。

これはモロッコでの話ですが、山奥のほったて小屋レベルのトイレの前に無人で小銭を入れる受け皿みたいなのが用意されていました。

そこには1€が置いてあったのですが、知らない人は「前の人は1€はらったんだな」と思って、じゃあ、って1€置いちゃうという流れ

私は疑ってそのコインをツンツンと触ってみました。その1€はがっちりとボンドで受け皿にくっつけられていたということがありました。

1€と看板出すより、ナイスな考えです。

余裕があればデパートで入る

緊急じゃなければ、デパートのトイレは無料のことが多いし、わりときれいだし安心です。

ギャラリア・ラファイエット、プランタン、ボンマルシェなどなど。でも時々有料もあるので気を付けないとです。

そんなこんなで、フランス、特にパリではトイレを探すのにも苦労します。安全策として、トイレのチャンスがあった時に必ず入っておくことです。

***

あと、 便器が故障とか床がゴミで埋もれてるという以外にも、爆発的に「う〇ち」が散乱してることもありました。

「音」に関しては寛容です。というか誰も気にしてないのでそこが逆に救われるところでもありますが・・・

なぜ?どうして?どうやったらそうなる? と不思議だらけのフランスのトイレ事情でした。

ティッシュとアルコールは必須アイテムです!



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