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#31 一期は夢よ くるくるくる

VOLOJZA(ボロジャザ)という名前でラップをしたり、ビートを作ったり、アートワークをやったり、映像やったりしています。諸々メモがわりに書いていこうと思います。

5/3にリリースするアルバム「割れた鏡が見た何か」から先行シングル3曲目「夢は枯野を駆け廻る」が水曜日に配信されました。

この曲は、子供と教育テレビの日本語で遊ぼうを観ていたら、松尾芭蕉の句で

旅に病んで 夢が枯野を かけ廻る

というのを偶然観まして、そこから着想を得て作りました。
結果的にはこの句が松尾芭蕉の最後の句になってしまったらしい。辞世の句か否かは諸説あるようです。

 ラップでは かけまわる と言っていますが 実際は かけめぐる です…。

普通に読み間違えてたけどめぐるだと語呂が悪いのでそのまま強行突破しました笑

日本語で遊ぼうで種田山頭火とか、中原中也とかの句や詩を紹介していて、名前だけは知ってて作品に触れたことはなかったのでとても新鮮で、子供より自分の方がやっぱり凄いんだなーとか謎に感心したり興味を持つきっかけをもらったりします。

ただ風の音がビュービューなっている感じがいいですよね。
夢とはまさにその風のビュービューがごとしというか。


夢といえばこれめちゃめちゃよかった。ツイン・ピークスの音とかやってる人のアンビエント。ジャケットも中身も完璧。


メルカリで色々観てたら、serial experiments lain ていうののTシャツが中々自分が好きな感じの世界感だったから1話だけ無料で観れたので観たら、めちゃめちゃやばくてhuluなら全部観れるみたいで、落ち着いたら無料期間に全部みようと思った。めちゃめちゃプレ値ついてるカルトアニメ、カルトゲームらしい。
一話だけしかみてないけどなんかわかる。

後、三島由紀夫の美しい星を読み終わった。これもめちゃくちゃ面白かった。ある日UFOを見た事をきっかけに登場人物のそれぞれが異星人だと思い込み、かたや人類の救済に、かたや人類の滅亡に、純愛に、政治に、それぞれ目覚めていくという。人間が人間のままでは人間の諸問題と向き合う事はできない。なぜなら人間だから。人間というフィルターバブルから抜けられないから。ならいっそ異星人として思いっきり棚上げすることによってもろもろ向きあっちゃいましょうという感じか?とても面白かった。金閣寺もそうだけど、藤本タツキさんとかがマンガ化したらめちゃめちゃ相性よく面白くなりそうだなと思った。

他の作品も読んでみようと思った。


読んでいただきありがとうございました。


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