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本田圭佑選手・アポロ計画・motoさんに共通の思考術

今回は「本田圭佑選手・アポロ計画・motoさんに共通の思考術」です。
このチャンネルを開設してから、早く取り上げたいと思っていた選手なのですが、私の中で、「この話はマジで面白い!今すぐVoicyで話したい」ぐらいの前のめりな気持ちが芽生えない限りはコンテンツにしないことを元々決めてまして、タイミングを待っていました。
そのタイミングが、先日「本田選手と長友選手が対談しているYoutube動画」です。

このnoteはVoicyの過去の放送の一部抜粋です。
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本田選手と長友選手が対談しているYoutube動画

先に概要をお話しますと、本田選手と長友選手が「天才」の定義について議論しているんです。ですけど、明らかに2人の間で定義とそこに至る思考プロセスも明らかに違っていたんですよ。非常に面白い動画なので、リンクを張っておきますね。

本田選手がマシンガンのように話倒しているんですけど、それを聞いていて「あ、これってアポロが月に初めて着陸したときの計画法、アポロ計画と一緒じゃん」となったのと、Voicyでもパーソナリティをされているmotoさんという方がいるんですが、このmotoさんの考える「自分の願ってるキャリアを叶える時の思考プロセス」にもかなり似ていたんです。

ですので今回は、本田圭佑選手・アポロ計画・motoさんに通ずる夢を手繰り寄せる「思考術」を私なりの解釈を入れてお話しします。
キーワードは「逆算」です。

本田選手と長友選手の考える天才の定義とは?

まず、長友選手がこんな風に話すんです。「本当の天才はメッシだと思っている。勿論努力しているというのはある。でも、おれらはメッシにはいくら努力してもなれないじゃん!」この発言に対して本田選手が返します。

「それは、今から練習し始めたらという話ね。俺はメッシは最初から天才だと思っていないから!」
「ゆうとの場合は、幼少時代に身に着けた努力は、全部天才側に寄せてしまうんだとしたら、言ったらほとんど大人になったら後天的に能力は身につかないよね。」
「オレは6歳ぐらいから中学2、3年ぐらいまでのゴールデンエイジというめちゃくちゃ技術が向上する時期がある。その期間でメッシがめちゃくちゃ人とは違う技術を身に着けているから、俺らは今から追いつけない、というのは正しい。。
だけど、メッシが幼少期にやったことを、もし俺らが幼少期に戻れて同じことをやれるんだとしたら、そんなに差はなく身につくはずなのよ。それが俺の考え方。

「メッシは元々天才だったかというと俺は否定的で、メッシは幼少のころから特別なトレーニングプログラムを自然な環境で身に着けていた。兄弟/睡眠時間/食べ物/ピッチコンディション/練習時間、この毎日のサイクルが明らかに人とは違っていたと思う。
これの積み重ねが今のメッシを作り上げたと思う。
「俺は、全部後天的だと思っている。」

以上です。これ、明らかに本田選手と長友選手で天才の定義が違っているのは分かりますのね。でも、私が面白いなと思ったのはその定義の違いではなくて、定義の違いの根っこにある「思考術/思考プロセスの違い」、これがめっちゃ興味深いなと思ったんです。

だけど、長友選手と本田選手の思考術の決定的な違いって、「メッシみたいな選手は意図的に作れる」という前提があるかないか。

ちょっと私の解釈が入ってしまいますが、メッシみたいな選手は意図的に作れる、そのためには何がポイントなのかなという思考をしているのはが本田。それは無理・・・すこしでもメッシに近づけるには何がポイントなのかと思っているのが長友選手。本当はどう思っているか分かりませんが、動画上からはそのように見えた。この違いちはいさいようで、結構大きいですし、こんなに思考が違う2人ともトップアスリートなのが、本当に面白いなと思います。

本田選手とアポロ計画とmotoさんに共通する逆算思考

本田選手の意見/思考にフォーカスを当てますと結構面白いことが見えてきます。
この、「まずメッシにはなれる」という前提から始める思考って、「目標設定」という観点だと「有名なアポロ計画」に似ているんですよ。
どういうことかというと、1969年にアポロは月面着陸したわけなんですが、その発端になった有名なエピソードがあるんです。当時のアメリカの大統領ケネディさんが1961年に「1960年代に人類を月に着陸させるぞー」と宣言しちゃったんですよね。でもね、誰も月面着陸なんてしたことないからどうやって、このプロジェクトをうまくいかせたか。これは、諸説あるのですが、プロジェクトチームはこんな風な逆算で考えていったと言われています。「一旦、月面着陸したと仮定しよう!では、着陸した1秒前には何が起こっていないといけないか?2秒前は?1分前は?1時間前は?」と逆算で。そこから色々な犠牲も生まれつつ1969年になんと月面着陸成功させるんですよ!そこから、「まず突拍子もないことを目標に据え置いて、そこから逆算で考えること」を月面着陸になぞらえて「ムーンショット理論」と呼ばれるようになったんです。

ポイントなのは、「どうやったら実現できるか?」という手段を考えるために、「一旦、実現できているという状態を前提」として、そこから逆算で考えるということです。
仮にメッシを意図的に作るとしたらこんな感じです。メッシは13歳でFCバルセロナに加入し17際にはプロデビュー(スペイン1部)しています。まずはここがメッシと同じ状態になるためには必要なポイントですと。とすると、まず、13歳でFCバルセロナに入るとする。そのためには、12歳までにどういう大会でどういうパフォーマンスを出しているんだろうか?と考える感じ。

これを思ったときに私も転職活動した時にめちゃくちゃ参考にしたVoicyパーソナリティのmotoさんの思考に似ているなと思ったんです。motoさんは今、本業年収1500万、副業年収1億円であり、最初のキャリアがホームセンターであることは有名な話です。このホームセンターを、ただ入社するのではなく「お金を稼ぎたい」そのためにはまず、「社会に出て様々な経験を出来る場が良い」と考える。具体的にはこんな風に言っているんです。「ホームセンターは小さなお店だったので、自分のやったことが売上としてダイレクトに可視化される。自分が実績を上げやすい環境に身をおくことが、後のキャリアパスにおいて役立つのではないかと感じた」ホームセンターを選んだ理由をこんな風に話しています。

要は、「お金を稼ぐ」という目的のために、様々なビジネス経験を速く積むのが効果的、そのための環境として、「新卒で内定もらった中ではホームセンターが最適」そんな風に逆算で捉えたのではないでしょうか。
アポロ計画や本田選手の思考に通づるところを感じます。

ちょっと話がそれてしまったのでまとめますが、本田選手が長友選手に発言した「天才はいない」というのは、「この世に存在しているには何らか理由があり、その理由を要素分解出来て、意図的にその要素を満たしていきさえすれば再現性はあるはず!」と思えているんですよね。
なので、彼は「天才はいない」とはっきり言っているんですよね。

こういう思考を持っているからこそ、「メッシになりたいなら、メッシ自身がいつどういう環境に身を置いていたのか?何がポイントだったのか?を明らかにして、それを経験できるプログラムを組めばいい」ちょっと乱雑な言い方かもしれないですがそう思っていると感じます。
私個人的にはこの考え、めちゃくちゃ賛成でして、何か実現したいことを実現するために、この一旦実現したいことは既に実現できていると仮定し、逆算で、では、そのためには「いつどういう状態になっているのか?を考える」という思考はは欠かせないなと感じます。
この思考って、言うは易く行うは難しではありますよね。そうは言っても想像できないんだけど・・・と。

そんな場合におススメのやり方があります。今回のこの本田圭佑選手・アポロ計画・motoさんの逆算思考を日常にどう取り入れたら良いか、次のチャプターで話します。

実現したいことを実現している人を見つけよう!その共通項をみつけちゃおう!

繰り返しになりますが、 実現したいことを実現するために、この一旦実現したいことは実現できていると仮定し、逆算で、では、そのためにはいつどういう状態になっているのか?を考え、行動を決めるという流れ。

これを実際にやるにはどうしたら良いのか。実はわたくし本業で、セールスイネーブルメントという、営業組織においてどのような人が入社しても早期に一人前になる、ハイパフォーマーになるための体系化/トレーニング/システムを提供している会社に所属しているんですが、そこでの動きが少し役立ちますのでお伝えします。セールスイネーブルメントでは、データ分析という定量面とハイパフォーマーへのインタビューという定性面の、定量・定性両方のエッセンスから「本当に売れ続けている営業ってどういう成果を出しているのか?その成果はどういう行動から生まれているのか?その行動はどういう知識・スキルがあるから出来ているのか?」など、成果・行動・そして、知識スキルを定量・定性で分析するところが軸になっているんです。

実際の営業現場では、とにかく確率よりも1件あたりの単価がでかいものを受注して成績上げる人もいれば、受注率を大事にして小さい案件でもコツコツ重ねていく人もいらっしゃいます。で、この2タイプって全然違うと思われがちなのですが、よーくデータとインタビュー内容を紐解くと、結構共通項が出てきます。

例えば、顧客に行く前の訪問準備でリサーチしているポイント、提案単価の最低ライン(最低でも500万はていあんすると決めているとか)あとは、リードタイム(何日以内に受注するのか)など。結構共通項多いなと感じます私個人的には。

で、このエッセンスが私達の生かせると思っています。
つまり、自分が実現したいことについて、既に実現している人を探して、出来れば複数人、その人達の共通項を考えてみるんです。
そうすると見えてきます。

例えば、私は社会人序盤のころ「中田英寿かっこういい、イチロー格好いい、本田圭佑かっこいい」と思っていました。日本人のパイオニアっぽくて。誰もやったことない道を歩いている。良いなぁ自分もなりたいなぁと。で、この3人に共通しているポイントって何だろう?とちょっと調べてみるんです。wikiとかで最初は良いと思う。すると、20代中盤までに海外で生活しているというのがパっ出てくる。
すると、彼らのような誰もやったことのない道を、日本人のパイオニアとしてやるには20代中盤までに海外で生活するのはmustだなと、思えます。イメージできます。
そうすると、海外で生活するにはどうしようかなと考える・・・結局私は海外で長期駐在する夢はかなっていませんが、30歳の時に海外ちょっと経験したいなぁ・・・みたいなことを会社で言っていたら、タイの拠点立ち上げのチャンスでアサインを受けて1ヶ月だけでしたけど、いくことができました。

本当は駐在したかったなぁ・・・。

それはさておき、逆算思考をするには「自分が実現したい状態を、一旦実現できている状態とイメージする。そこから考え始めればOK」ですし、イメージするの難しければ「既に実現できている人を複数人抽出して共通項を出し、そこを目指す」というのが効果的です。一人でも良いですが、極力府k数人見つけた方がお勧めです。仲に身近な人の方がイメージしやすいのでお勧めです。

また、目指す内容は何だっていいと思います「合コンでモテる/プライベートをめちゃくちゃ楽しむ」「仕事で残業0。資料作成を速攻で終わらせる」
ぜひやってみてください。また、やってみてのコメントなどもいただけると嬉しいです。

このnoteはボイスメディア Voicyの過去の放送の一部抜粋です。
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