会社制度を変えようとした試み
会社への不満を解決する方法を共有していきます。
会社への不満は、給料が少ない、仕事内容が合わない、やりたくない仕事を回される、上司が嫌、会議が多いなど、挙げたらきりがないです。
この中で、給料が少ないという点を変えようとしたチャレンジを共有します。
私は中小企業への転職を2回行っているのですが、会社の給料が低いというのが不満でした。
そこで、評価制度を入れようとしました。
社員の方々に相談してみると、若い社員の方は「良いかな」という感じだったのですが、年配の先輩社員は断固拒否でした。
全員一致でないと、会社には相談もできないので、チャレンジは砕かれました。
お気づきかもしれませんが、このチャレンジは、仕事をしっかりやっている人は、メリットがあります。しかし、仕事をやっていない人には、メリットは無く、デメリットしかないです。
これが、失敗の原因です。
次にチャレンジしたのが、会社内で改善活動をするとお金が貰えるという制度です。
これは、誰でも勝てる可能性があるので、社員はやらない理由が無いです。やるもやらないも、自分の判断次第で、現状の給料は減らず、デメリットは無いです。
面倒な仕事が増えるなどの理由で気乗りしない社員の方もおりましたが、デメリットは無いという事で、賛同して頂けました。
会社には、会社全体を盛り上げるという意味で、部署横断のチーム制での活動にしました。
私の要望に応えて頂き、会社も了解を出して頂けました。
これで、給料を上げる手段を手に入れることが出来ました。
しかし、上手くいきませんでした。
理由は、目的を見誤り、圧倒的に勝ちに行けなかったのが、要因です。
少し掘り下げます。
私が全体的なバランスを考えて業務改善チームを作りました。
私のチームで結果を出そうと考えたのですが、その時に現場の風土改善も兼ねて、仲があまり良くない人を仲直りさせようと、私のチームにその人を取り込んで、そこで解決させようとしました。さらに、チームの方は定年で辞めるという事もあり、再雇用も出来るようにしようとしました。
結果的には、仲直りは上手くいかず、再雇用もできず、定年退職し、空中分解しました。
チャレンジの目的は、給料を上げることです。
それなのに、ほかの事を改善しようと、人間関係や再雇用制度の創出をたくらんでしまったのです。策もないままに・・・。
本来なら、チーム編成から私に裁量があったので、圧倒的に勝てるチームを作って、会社全体を盛り上げる方法がありました。
まずは自分が圧倒的に勝てば、良かったのです。
自分が勝たなくても、若手社員だけで圧倒的に勝てるチームを作っておけば良かったのです。バランスばかりを考えて、策が足りませんでした。
人間関係や再雇用制度は別のところで改善すれば良かったのです。
会社は悪くありません。私が悪いのです。
この経験を通して、会社への不満を解決する方法ですが、それは環境を変えることです。
今、勤めている会社の評価制度を変えるのではなく、違う評価制度の会社に行けば良いのです。転職理由もネガティブではなく、ポジティブな理由で転職できます。
会社は無数にあり、自分のやりたいことが出来る会社は探せば、あるはずです。あの頃の自分は視野が狭かったです。
環境を変えるのが難しのであれば、自分が変わるしかありません。
相手を変えるのではなく、自分や環境を変えるのが、勤めている会社の不満を無くす方法です。
会社だけでなく、人生もそうですね。
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