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ミュージカル『ミス・サイゴン』25周年記念公演 in ロンドン


こんにちは。
VOICE CARE STUDIOです。

今回はミュージカル作品をご紹介します。

ミュージカル『ミス・サイゴン』

ミス・サイゴン』は
プッチーニ作曲のオペラ『蝶々夫人』を基にした
ミュージカル作品です。

『蝶々夫人』といえば、
日本を舞台にしたオペラの中でも
最も有名な作品と言えますが、

『ミス・サイゴン』では、
ベトナム戦争末期の旧サイゴンを舞台にした
ベトナム人少女とアメリカ軍人の
ストーリーとなっています。

素敵な恋のロマンス!
といった内容ではなく、
戦争、暴力、売春、ドラッグなど
深刻な内容を描いている
大人向けの作品です。

それでは、
ミュージカルのハイライトをどうぞ。

『ミス・サイゴン』は
世界的に有名なミュージカルですが
国内で観られる映像作品が少なく、
25周年記念公演の映像は
とても豪華で貴重なものとなっています。

女性たちの悲しみ“Movie In My Mind″

劇中の名曲と名唱を
一部ご紹介していきましょう。

気が強くて、華やかで、美しい女性たち。
彼女たちの豪華な姿から一変して、
若くして子供を抱えながら
必死で生きる姿を描いている曲です。

デュエットの前半がカットされていますので、
ジジ役レイチェル・アン・ゴーの
素晴らしい歌声もぜひお聴きください。

美しい愛のメロディ“Sun and Moon″“Last Night of The World″

美しい愛のデュエット2曲です。

悲しみや不安が続く劇中で、
愛の歌はとても美しく描かれています。

こちらの動画は、
オリジナルキャストのレア・サロンガ(キム役)
による歌唱です。

劇中ではこの前後に
美しい曲が続いていて夢のようですが、
次の曲の後から
どんどん物語が展開していきます。

わが子へ捧げる“I'd Give My Life for You″

このミュージカルで最も有名な曲です。
邦題は“命をあげよう″

戦争で全てを失い、
唯一の生き甲斐となった息子のために
自分の全てをかけても守り抜くと
歌っています。

生まれた場所、立場によって、
人生の道筋が決まってしまう悲しさ。
自分で自分の道を選べない苦しみ。
自分と同じ苦悩をこの子が抱えないように。
その道が、その希望がほんの少しでもあるのなら。

本編の中盤で出てくるこの曲。

最後まで劇を観た後で、
この曲の意味合いはどう聴こえるでしょうか。

レア・サロンガによる
歌唱もぜひご覧ください。

それぞれのその後“Bui-Doi″“The American Dream″

時代が移り変わり、
たくさんの悲しい子供たちの存在と
新しい生き方を始めている
ジョンの姿が描かれていきます。

明るい曲調に乗せて、
エンジニアの生立ちも歌われます。

日本公演“アメリカン・ドリーム″“命をあげよう″

日本で『ミス・サイゴン』といえば、
国内初演からエンジニア役で
市村正親さんが連続キャスティング
されていることで有名です。

そしてその日本初演では、
キム役に本田美奈子さんが
キャスティングされています。

そして今年は
日本初演30周年が今月末から
帝国劇場で開幕されます。

公演サイトはこちら

ジジ役キャスト3名による
歌唱が公開されています。

終わりに…

オペラやミュージカルは
初めて観た時にはストーリーの新鮮さを、

そして2回目以降は
あらすじを知った上で、
歌手の歌唱や演技
演出を楽しむといったように

何度も同じ作品を
繰り返し楽しむことが出来ます。

DVD、ブルーレイ、
映画配信サービス等で
豪華な25周年ロンドン公演
ぜひご覧ください。



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