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正論は言っちゃダメなんですよ、、相手にナイフを向けているのといっしょ。シャッターを閉めちゃうことになるんです。

こないだテレビで観た〝ひきこもり支援〟をしている山梨県の市だか町の職員さん。

「正論は言っちゃダメなんですよ、、相手にナイフを向けているのといっしょ。シャッターを閉めちゃうことになるんです。」と。

言う方は〝善かれ〟と思ってなんだろうけれど、言われる方の立場にたってみれば〝正論〟とされるやり方とうまく折り合いをつけられない状況だから、、なのに。っぅね。

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画像は23〜4歳のころのオイラのイメージだと、、(苦笑)。

白、黒、はっきりしないと気が済まない、、みたいなトコがあったんだけど、ひと回りくらい年上のデザイナーさんに「世の中、白と黒だけじゃなくってその間には無限のグレーがあるじゃない、、それだけじゃなくってこの世界には沢山の色があって. . . . .」と教えられたっけ。

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何の為に、、 ← ココ 忘れちゃいがちだよなぁ。

ひきこもり の支援をする、っぅのも、ひきこもっている本人の気持ちを蔑ろにして〝善かれ〟とやっても、やる方の〝やってるぜ!〟って満足感得る為なんじゃね⁉︎ みたいなのとか、、オイラの白黒つけるっぅのもオイラが気持ち良いっぅアレだし、、

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亡くなった父がずぅ〜っと言ってたっけ、、「人を使うのは本当に難しい」と。高度成長期と呼ばれた時代に父と母でやっていた4つの飲食店で、多い頃は50人超の従業員がいたけど、子供心に思ったのは「いろんな人がいるんだなぁ、、」って。w いろんな意味で昭和的だったように思う。w

いろんな事があったけど、強く印象に残っているエピソードをあげるなら、喫茶店のチーフを勤めていた30代前半男性が、給料賃上げをしてもらいたいんだろう事なんだけど、先に「辞めさせてもらいます」を口にして、引き留められるもんだろうと想像して、辞めずに仕事を続ける引き換えに賃上げしてもらおうという算段だったみたい。

父はそう切り出されると即答で「はい、わかりました。今までご苦労さんでした、ありがとう。辞めてから何処に行くか知らないけれど頑張ってね。」と。そう言われたチーフは引き留められると思っていたもんだから、面食らってしばしフリーズ状態だったらしい。

オイラは「チーフ居なくなっちゃたら大変なんじゃないの? なんで引き留めなかったの?」と聞いた時に父が言ったのは、「こういう駆け引きをするタイプの人間は成功するとまた同じことをする。今だって仕事量や能力を考えても相場以上の給料は払っている。これで気に食わなければしょうがない。」だった。

チーフはひと月後に店を去り、後任の人が代わりを務めた。

今にして思うのは、父の判断はそう間違っていなかったのかなぁ、、と。前のハナシと無理くり繋げると(笑)、チーフなりの正論があって、父なりの正論があって、どちらもいろんなタイミングの悪戯でシャッターを降ろしてしまったのかなぁ、、と。

父のかたを持つ訳でもないけど、、店で働いてくれる従業員の生活のことも大事だけれど、辞めた彼の為だけに商売を営んでいる訳ではないから。そう思えるようにこの歳になってより深く分かってきた。

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さぁ、じゃぁ、オイラ自身の生活とか カメラマン っぅ生業に照らして省みてドーすんだ!? ってハナシなんだけど、、それはまた別の機会に考えよう(笑/恥/呆)。

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