見出し画像

夢を叶えるたった一つの方法【MY STORY#3】

夢を見つけた→MY STORY#1
夢を追いかけた→MY STORY#2


自分の実力を知った音楽大学

音楽大学に進学した私は
そこで初めて、現実を突きつけられました。

英才教育を受けた音楽のエリートたちは
服装から、立ち振る舞いまで
そこには自信が満ち溢れ
「私が一番よ」と言わんばかりの表情に
田舎から出てきた芋娘は、一瞬で意気消沈。

クラス分けの実技試験では
全身の震えが止まらず
歌い出しから声がひっくり返るという
大大大失敗から、その大学生活が始まりました。

あがり症の自分を知る


それからの毎日は
「なんで私にはできないんだろう」
「あの子はあんなに素敵なのに・・・」

そんなことばかりを考え、自己肯定感ゼロ。
この世界に来てしまった自分を恨む瞬間までもありました。

それまで、畑や田んぼを観客に歌っていた私は
試験官の先生の目や、聴講している学生たちの視線に怯え
人前で思うように歌えない日々が続きました。



一冊の本との出会い

そんな時、友人と観戦に行ったバスケの大会で見かけた
ある先生の本を手に取ります。

note ノート 記事見出し画像 アイキャッチ

戦い続けるアスリートにとって
“勝つ”為には、身体能力を向上するトレーニングと同じくらい
メンタルのトレーニングも必要不可欠。

そう提唱し、様々な日本代表選手のメンタルコーチをされている
辻秀一先生が、音楽家の為に書き下ろした一冊。

あがり症に絶望していた私は、
この本に出逢ったことで
音楽の勉強以外に
“メンタル・脳科学・心理学”という分野の
学びを始めました。

そして、自分の心と向き合うことで

いじめという経験から
人の目を常に気にしながら
「誰にも嫌われないような自分になろう」
と、他人軸で生きていた私に気が付き

今なぜ、ここに立っているのか
今なぜ、この歌を歌うのか
そしてその一音の先に、どんな未来を描きたいのか。

今の自分に集中する技術を手に入れたことにより
自分らしい声を取り戻していきました。

マインドが変わると、声が変わる
声が変わると、人生が変わる


こう強く実感した時期となりました。


その後は再び夢へのステップの為に
ミュージカル劇団のオーディションを受け
学校と劇団の稽古場を行き来する毎日。

学内のミュージカルサークルでは
仲間たちと台本や衣装、大道具作りをし
オリジナル作品の上演やLIVE活動などに
夢中で取り組みました。


そして大学卒業と同時に
「レミゼラブル」に出演したい!という夢と共に
東宝ミュージカルの世界に飛び込みます。



夢を叶えるたった一つの方法


このように、私は、夢への階段を一歩一歩進みますが
決して、恵まれた家庭環境により英才教育を受けたわけでもなく
皆が認めるような才能があったわけでもありません。

むしろ、
本格的に音楽を学び始めた高校2年の春。
「今から音大受験は無理」
「音楽なんかやっても仕事にならない」
「現実を見ろ」

このような言葉をたくさん言われました。

それでもあきらめられなかったのは

「夢の為に生きる」と決めたあの日の自分を
裏切りたくなかったから。


ただそれだけでした。

夢を叶えること、それは簡単なことではありません。
でも、「夢を叶える人」と「夢を叶えられない人」の違いを
わたしははっきりと知っています。

それは、
才能や環境ではありません。

「続けた人」と「やめた人」

ただこれだけの違いです。


ミュージカル女優になるという夢を叶えた私が
今現在に至るまではMY STORY#4に続きます。
読んでいただきありがとうございます♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?