私のインナードライ予防法
こちらは熱田神宮の亀様です。
さて、喉が渇くと水分を取る。
このところは熱中症回避のためか、だいぶ広まっている。
むしろ、飲み過ぎなんじゃないか?と心配になることもあるぐらいだ。
ところで声を生む声帯は、まぶたの裏側のような感じで、
いつも空気に触れている。
呼吸の通り道でもあるのだ。
まぶたの裏のようなので、潤っていた方が良い。
でも呼吸すれば、乾く。
そして声を出せば、そこは超高速で振動する。
乾く。
想像するだに、過酷な状況である。
粘膜が乾いて高速振動とか、過酷である。
そしてここからが大事である。
「飲んだ水分は、声帯を通らない」のだ。
そこを通ったら、肺に入ってしまう。
これは私も指摘されて気づいた。
こんな当たり前のこと、当たり前に誤解していた。
だから、水分を取ってもすぐにこの粘膜は潤わない。
内臓から吸収されて全身に運ばれて、潤うのだ。
だいぶ、時間差がある。
リサイタルともなると、30〜40分は一人で歌い続ける。
最近は、ポップスの方もステージ上で水分を取るようになった。
私も、取らせて戴いている。
でも、これは、今のためと言うより、もう少し先の為でもある。
また、声を使わずにお休みさせているタイミングでもある。
と言うわけで、声帯はいつも潤っていた方が良い。
いつでも使える様に。
そして、痛めないために。これは絶対。
私が学生の頃は、
音大の中ではマスクをしていると声楽科とわかったものだ。
(他にも、うた科らしさはあるのだけれど)
それぞれ、自分で乾かさないための何かをしていただろうと思う。
大学時代の私は知らなかったことだけれど、
今は、日本の整体法からお奨めの方法がある。
今年の夏は暑かったので、
汗っかきの私は夏もしていた。
★「水を少し口に含み、8〜12分ぐらい飲み込まずにいる」
(時間がきたら、飲み込む。)
これは、水を飲みたいときにした方が効果的なようなので、
私はお風呂上がりに、まずこれをして、
この間に化粧水、である。
12分程度口に入れておくのは、
結構筋力がいる。筋トレにもなる。
とはいえ、口に入れる量を加減したり、
常温の水にしたりした。
最近は炭酸水でもできるようになった。
ご家族には、
これから12分ほどしゃべらないことを伝えておいた方が良い。
ぜひ。これも絶対。
あと、ペットにも。
水分を取っても、
体に入っていない感じがすることはないだろうか?
必要なところへ水分が届かず、
ただむくんでいる日がないか?
水分が届かず、便秘していることはないだろうか?
私は一度開腹手術も受けているので、
便秘はできない。
いろいろ試しているので、
この水分の取り方だけで助かっているわけでもないとは思う。
でも、これもまた、
した方が調子が良いことの1つ。
私のルーティン、である。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?