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ライフログ

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私、飯島尚憲のライフログです。エッセイといっても良いと思います。日頃考えている「研究」のことをはじめとして、どうでもいいこと、些細なこと、でもなんか読みたくなる自分の記録を公開し…
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#研究

未来について考える大学院生の小話

今日は、未来について書いていきます。かなり非現実的な要素も入っているかもしれませんが、僕にとって今のうちに未来について考えておくこと。それ自体はとても大事なことです。それでは、はじめていきましょう。 博士課程の2年生。9月に3年生になります。そろそろ、未来に向かって動いていかないといけないでしょう。どうやって生きていくのか、ということは、少なからず、どういう仕事につくのかということと重ね合わせることができると思います。 ①何をしていきたいのか?僕の考えている未来は、こうで

博士論文の進み具合と就職先

こんにちは。飯島尚憲です。 実は、僕は来年4月から、都内のある予備校で英語講師として勤務することがほぼ決定しています。 1. 予備校就職の条件その際の、予備校への就職の条件として、以下の条件が挙げられています。 さて、ありがたいことに、新しい就職先では、研究活動は止められていません。よって、僕は、博士課程を修了しても、積極的に研究を続けていく方針でいます。 僕は、研究して、指導して、教材作成ができる環境が欲しかったので、予備校講師で、自社開発している会社とご縁がありまし

独立研究者という職業選択

こんにちは。飯島尚憲です。博士論文の予備審査が通過するのかどうかと不安に思うあまり、自分が視野狭窄になっていたことを見つめ直す今日この頃です。 本日は、博士課程終了後にこんな進路になればいいな、というテーマで書きました。ツイッターに書いたことを転載します。 結論から言うと「独立研究者」になりたいのだけど、そのための努力なら全力でするぜ!ということです。頑張ります。 このツイートで書いたことが、現実になるように、頑張るのみです。今できることは、今できることを、全力でこなす

今の研究が大変な理由を考察してみた

こんにちは。今、スタバにいます。これから学校へ行きます。毎日、学校の図書館で夜までこもって研究をしています。研究をすることは、楽しいことでもあり、大変です。そんな今日までの報告になります。 研究が大変な理由最初「研究が楽しくない」と言ったときに、僕が自分で疑ったのは「ネタがなくなったかな」ということです。確かに、研究ネタに困る人もいます。しかし、自分自身はそこまで困った頃がなく、むしろ、湯水の如くネタが出てきていました。なので、その湯水が尽きたのかと悲しい気分になりました。

自分に自信をつけるためにやってみたこと

①1年間に書いた文書を全て印刷するまず、思いついたのが、この「1年間に書いた文書を全て印刷する」ということだ。僕は1日1万文字くらい書いているが、それを1年分印刷することにした。でも、結果的にしなかった。以下、理由をツイートしたので掲載。 そう、この1年間で、僕は721個の文書ファイルを書いて、その合計ページ数が3556ページあったのだ笑。こんなにコピー用紙は我が家にはないし、何よりも、プリンターが壊れてしまうよな、と思った。 しかし、ここで止まらないのがボク。実は、どれ

好きすぎてつらい博士課程

博士課程を終えるまで2年ある。 来年の今頃、就職先、決まってるといいな。 Nature誌にこんな記事があった。 タイトルは「好きすぎて辛い博士課程」だそう。 面白いタイトルだ。 論文数も足りない。もっと、論文書かないと。 採録決定しているものもある。でも、足りないんだよ。 僕が納得しない。もっと出したい。 幸い、論文のアイデアなら、枯れたことがない。 でも、それを紙にすることができていない。 アイデアに、自分の手が追いつかないのだ。 自分の論文を引用しながら、語彙指導

これまで書いてきた研究ブログを公開します!

こんにちは。飯島尚憲です。 実は、ボク、wordpressでもブログをやっていまして。 はい、下のブログです。 このブログでは、ガチな研究ネタを『英語で』書いています。中には日本語の記事もありますが、大体は英語です。もう30記事は投稿しています。 ターゲットは、認知言語学を研究している大学院生、です。つまり、認知言語学ガチ勢向けに書いているブログになります。主に、修士課程の院生を中心として書いています。シリーズものもあれば、単発のものもあります。 『Reconsider

【目標宣言】独立研究者になるためにすることを書いてみました

① 博士(政策・メディア)→研究+ブログ+授業大前提として、ボクは他人のために頑張れる人間、である。 自分のためには頑張れない性格なのだ。では、他人のためにボクは何ができるだろうか。いま、ボクは研究+ブログ+授業の3本柱で動いている。それを利用して、何かができないか。ボクにしか見えない世界をリアルで見たい、これが全ての活動の源泉となっている。そのために、研究+ブログ+授業の3本柱で、できている。あくまでも、はじめに研究ありき。研究からブログ+授業で伝えて社会の問題を解決

博士課程に進んで思うことを書いてみた

いま、博士後期課程の2学期め。9月に博士課程に入学して、3月に1学期目が終わった。4月から2学期めになる。博士課程に進んで思うことなどを書いてみることにしたい。 ①未来が「現実」に変わる博士課程に行くことに何のためらいもなかった。むしろ、ボクは修士課程で終えることの方に躊躇いがあったくらいだ。今の研究はとても面白い。乗り越えていける感じがする。それくらい思い入れのある研究を修士課程という時間軸でやめたくないと思った。 少なくとも、博士課程でするのは研究である。世界の誰も知

【エッセイ】慶応SFCの英語の研究のためにできること、したいことを書いてみた

①ボクのしたいことーコア理論の先の理論の開発ーボクは、新しい多義語を包括する理論を作りたいと思っています。何かあたらしい理論を作りたい。それは多くの認知言語学をはじめとした理論言語学者が夢見ることでしょう。ボクの最初の指導教員は田中茂範先生でした。 彼は、コア理論と呼ばれる多義語に関する理論を1990年頃に提唱しました。いま、核心から攻める、に始まって、コア・ミーニングを基点として覚えるとか、そういうボキャブラリーの覚え方流行を見せていますよね。 元々、理論というのは、全

【エッセイ】優しさって何ですか?

春が来ましたね。 と言っても、札幌はまだ冬景色ですけど。 先日は、定山渓温泉に行ってきました。 札幌から市営バスで1時間半。 今回は「優しさ」について考えるきっかけになりました。 以下、それについて書いていこうと思います。 ①仕事だから「情」が不要だと思っていた数年前?まで、ボクは「仕事に情は不要」と言っていました。 仕事において、堕ちた人を助ける必要はないという意味です。  例えば、体調不良で今にも倒れそうな人に「体調管理も実力のうちですからね!」と数年前までは平気

【エッセイ】文系大学院生の些細な1日を記録する(VOL.2)

はじめにこんにちは。飯島尚憲です。普段、文系大学院生として、研究にそれなりに勤しんで生活しています。さて、前回、もう2ヶ月前だったかな。僕はこんな記事を書きました。下にリンクを紹介します。 文系大学院生の些細な1日を紹介するというタイトルで、僕が大学院生として1日をどう過ごしているのかということを書きました。もし、興味があれば上のリンクも読んでみてくださいね。 今回は、最新のバージョンを更新します。 僕は、大体、1日14〜15時間くらい、ひたすら、論文を読んで、書いてと

【エッセイ】明日からの暮らしに楽しみを

①苫小牧を離れる時苫小牧から帰るときは、必ず放心状態になる。 友達と離れてしまうからだ。 神奈川に住んでいた頃は、空港まで送って行く最中、放心状態だった。しかし、今、僕が札幌に住むことになって、その友達は僕を苫小牧駅で下ろすようになった。友達の車が苫小牧駅に着くにつれて抜け殻の状態になって行くのだ。それは避けられないというか、毎回経験する通過儀礼のようなものである。なぜ、僕は放心状態になってしまうのだろうか。 ②抜け殻と表現した友達友達は、その放心状態のことを「抜け殻」と

【未来の進路】 教育系の独立研究者になる方法を模索する

はじめに博士課程院試の一次選考の結果が発表された。一次選考は書類審査だが、合格していた。面接は、来月の上旬にある。このまま僕が博士課程に行けるのかどうかはわからないが、これからの進路を最近、よく考えている。今日はそんな僕が考える進路の1つ「独立研究者」という進路について考えていきたい。 ①独立研究者とは何か独立研究者というのは、研究者だけれど、大学・国・企業などの研究機関に属していない研究者のことを言うらしい。なるほど、そういう「研究機関」から「独立」しているから「独立研究