マガジンのカバー画像

ライフログ

66
私、飯島尚憲のライフログです。エッセイといっても良いと思います。日頃考えている「研究」のことをはじめとして、どうでもいいこと、些細なこと、でもなんか読みたくなる自分の記録を公開し…
運営しているクリエイター

記事一覧

個別指導する時のスタンスは大切だ

自分が受けたかった授業ができるようになりたい。 やはり、高校生が英検1級を目指したくなるような授業をしたいと思う。 現在の大学入試において、入試問題を解くことを考えると、英検1級ほどの能力は必要ないのかもしれない。 今でこそ、日本人で、日本育ちで、高校生や(もしかしたら中学生でも)大学生でも、英検1級を取るノウハウなどが出ている。10年前は、そのようなノウハウはあったのだろうけれど、あまり世の中に出回っていなかった。 もしかしたら、高校生の中では、今も昔も、英検1級に

独立研究者になるまでーその1ー

皆さん、こんにちは。いつも、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。今日は私の夢についてお話ししていきます。将来、私は大学や企業に属さない独立研究者として活動したいと考えています。この夢を実現するための道のりについて、皆さんとシェアしたいと思います。 最初に僕の夢を端的にいうと「独立研究者」になりたいということです。研究者という言葉を聞いたことがあっても、独立研究者とはなんのことだろうか?と思っている人も多いはず。そこで、この記事では、独立研究者とは何かということ

未来について考える大学院生の小話

今日は、未来について書いていきます。かなり非現実的な要素も入っているかもしれませんが、僕にとって今のうちに未来について考えておくこと。それ自体はとても大事なことです。それでは、はじめていきましょう。 博士課程の2年生。9月に3年生になります。そろそろ、未来に向かって動いていかないといけないでしょう。どうやって生きていくのか、ということは、少なからず、どういう仕事につくのかということと重ね合わせることができると思います。 ①何をしていきたいのか?僕の考えている未来は、こうで

文系博士課程の就職活動ー年齢制限と社会人経験をどう乗り越える?

こんにちは。今回は、文系の博士課程の学生が就職活動をする際に直面する課題について、私の経験を交えて書いていきます。 私自身は、最初、アカデミアの道を選ばなかった。それは、学部生の頃から博士課程には行きたいと思っていても、将来的に、大学とかそういう研究機関で働こうとか思わなかった。むしろ、専門性を持った英語講師になりたいから、仮に就職するなら「予備校」とか「塾」かなとは思っていた。 ①社会人経験博士課程を修了し、アカデミアの道を選ばない学生にとって、就職活動は大きな壁となる

博士論文の進み具合と就職先

こんにちは。飯島尚憲です。 実は、僕は来年4月から、都内のある予備校で英語講師として勤務することがほぼ決定しています。 1. 予備校就職の条件その際の、予備校への就職の条件として、以下の条件が挙げられています。 さて、ありがたいことに、新しい就職先では、研究活動は止められていません。よって、僕は、博士課程を修了しても、積極的に研究を続けていく方針でいます。 僕は、研究して、指導して、教材作成ができる環境が欲しかったので、予備校講師で、自社開発している会社とご縁がありまし

プロになるのだったら、仕事の批判は仕事で返す

こんにちは。表題の通り、プロになるのだったら仕事の批判は仕事で返すということが大事だという言葉を、最近になって回想しています。当時お世話になっていた予備校の先生の言葉です。 何よりも、僕には辞書を作って、英語教育を再発明する辞書を作るというライフワークがあります。授業で得た知見を、アカデミアのコンテクストで論文にして、それを参考書で一般の人に届けること。最終の形として、辞書があればいい、と思います(ちなみに、私の執筆協力した参考書がまもなく出版されます)。 伊藤和夫先生(

仕事で追い求めているものがあるのはとても素敵なことだと思う

僕は、うまくいけば、来年4月から都内の予備校で英語講師として働くことになっている。そのための条件が提示されている。そのための努力は惜しんでいない。さて、今日は、仕事で追い求めているもの、というテーマだ。 辞書を作るためには、そのためのフレームワークを構築していないといけない。電子辞書にするのか、紙の辞書にするのか。訳語はどのようにエントリーさせるのか、多義的な語彙をどう記述するのか。などなど、考え出したら考えるべきことはたくさんある。 さて、そんななか、以下のメッセージを

季節性の孤独感

ボクは年に2回くらい、強い孤独感に襲われる。 先日から3日間くらい、強い孤独感に襲われた。 3日目の中で、最初の1日は『誰にもわかってもらえない』という状況があって、2日目に、季節性のものかな?と思った。3日目に、自分を褒めることにした。そして解放された。ボクにはまだまだやるべきことがある。 さて、この孤独感、本当に孤独なのだろうか。確かに、見方によっては孤独だと言える。話す相手も日中は仕事仲間のみ。休日は一人で黙々と作業をして、かつ、独身だ。 なぜ、強い孤独感に襲われ

電車の中は意外と集中できる勉強空間

1日というのは、24時間あり、それを24時間1分とか、24時間2分とかに伸ばすことはできない。ということは、24時間の中でいかに仕事などをこなしていくかということを考えた方が現実的だ。 ちなみに、僕はタイムリミットを自分で設けて、それを実践している。たとえば、僕は月に1回、カウンセリングを受けている。その前に近況報告として話したいことを2枚くらいにまとめて書いているが、その際に新千歳空港から札幌までの電車の前面展望の動画を流している。 この動画、新千歳空港から、小樽まで1

英語専門予備校に通って得た、英語学習の気づき(4):宿題やり直しの巻

英語学習は、まさに絶え間ない挑戦と発見の連続です。英語専門予備校での経験は、その挑戦がいかに自己成長につながるかを教えてくれました。今回は、私が直面した困難やそれを乗り越えた過程での気づきを共有します。 1. 序章:宿題の山を越えて英語学習の旅は、宿題の山を越えることから始まります。 上の文だけ見ると「何言ってるんだ」と思われそですが、先週は文字通り。 毎回の授業終了後、新たな課題が待ち受けています。 その課題の中で、いかに自分が英語ができないか、実感します。宿題の繰り返

英語専門予備校に通って得た、英語学習の気づき(3):リテンションの難しさ

はじめに英語を学ぶことは、決して平坦な道ばかりではないです。 僕は今年の初めから、新宿にある英語専門予備校に通う中で、私は英語学習における多くの気づきを得ました。今回は特に「リテンションの訓練」の難しさに焦点を当ててみたいと思います。 リテンションの訓練とは、聞こえてきた音をオウム返しする訓練のことを指します。本来、リテンションというのは「記憶保持」という意味ですが、この聞こえてきた英文をオウム返しするという訓練を通して、以下の三つの大事なポイントを学びました。 1. 時

【エッセイ】文系大学院生の些細な1日を記録する(VOL.3)

はじめに:文系大学院生の1日文系大学院生の1日シリーズです。今回は第3弾と言うことで、北海道民から神奈川県民になった文系大学院生がどのように過ごしているのか、書いてみます。第1弾は以下の記事です。 結構反響があって、優雅だ!とか、こんなに作業しているのか!とか、中にはコアタイムがないなんて羨ましい!といういろんな声をいただきました。 というわけで、その続きとして、書いた『第2弾』の記事がこちら。 第2弾は、自分が書いたツイートをコピペして、詳しく説明すると言う形をとりま

『思いを素直に伝える』から『相手に伝わるように伝える』ことの大切さについて

こんにちは!飯島尚憲です!思いを素直に伝えることが大事、ということがある本で書かれていて、疑問に思ったことがありました。 でも、中にはいるのではないでしょうか? 思いを『素直に』伝えて、関係が決裂したとか、関係が険悪になったとか。 そんなことが僕にあったので、ツイートしてみました。転載します。 ②思いを素直に伝えることのツイートまとめ ③大人の人間関係大人になれば、歳を取れば取るにつれ、結婚、仕事とかで離れていく人間関係も多いでしょう。僕にもそう言う経験があります。

高校受験の思い出と、今の教訓をまとめる

①開成高校に落ちた僕に放った塾講師達の言葉この時期になると思い出す。2月だから。僕が開成高校に落ちた時、当時の塾の英語の先生から最初に言われた言葉。 英語の先生には「お前は校舎の不良債権で、塾全体の損害」。次に数学の先生には「お前は東大に受からないであろう人生の負け組」と言われた。親にも、東大に行けないならどこ行っても変わらない。お前は人生の負け組。と言われた。正直、慶應はレベル低いんだと間違った錯覚がその後8年くらいは抜けなかった。 今になって思うけど、塾講師の仕事は、