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ライフログ

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私、飯島尚憲のライフログです。エッセイといっても良いと思います。日頃考えている「研究」のことをはじめとして、どうでもいいこと、些細なこと、でもなんか読みたくなる自分の記録を公開し…
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#大学院生

好きすぎてつらい博士課程

博士課程を終えるまで2年ある。 来年の今頃、就職先、決まってるといいな。 Nature誌にこんな記事があった。 タイトルは「好きすぎて辛い博士課程」だそう。 面白いタイトルだ。 論文数も足りない。もっと、論文書かないと。 採録決定しているものもある。でも、足りないんだよ。 僕が納得しない。もっと出したい。 幸い、論文のアイデアなら、枯れたことがない。 でも、それを紙にすることができていない。 アイデアに、自分の手が追いつかないのだ。 自分の論文を引用しながら、語彙指導

これまで書いてきた研究ブログを公開します!

こんにちは。飯島尚憲です。 実は、ボク、wordpressでもブログをやっていまして。 はい、下のブログです。 このブログでは、ガチな研究ネタを『英語で』書いています。中には日本語の記事もありますが、大体は英語です。もう30記事は投稿しています。 ターゲットは、認知言語学を研究している大学院生、です。つまり、認知言語学ガチ勢向けに書いているブログになります。主に、修士課程の院生を中心として書いています。シリーズものもあれば、単発のものもあります。 『Reconsider

【目標宣言】独立研究者になるためにすることを書いてみました

① 博士(政策・メディア)→研究+ブログ+授業大前提として、ボクは他人のために頑張れる人間、である。 自分のためには頑張れない性格なのだ。では、他人のためにボクは何ができるだろうか。いま、ボクは研究+ブログ+授業の3本柱で動いている。それを利用して、何かができないか。ボクにしか見えない世界をリアルで見たい、これが全ての活動の源泉となっている。そのために、研究+ブログ+授業の3本柱で、できている。あくまでも、はじめに研究ありき。研究からブログ+授業で伝えて社会の問題を解決

ネガティブトークをやめてみたら

①博士課程という立場立場上の理由にしたくないのだが、博士課程というのはネガティブな内容がとても多く飛び交う場所であるように思う。就職が、進路が、論文が、学会が、教員との関係が。数え出したら、キリがない。 幸い、僕は就職についてはある程度の目処はついているし(研究職以外の進路で)、論文についても、学会発表についても、順調だ。そういう仕事に関連していることは順調なことが多い。 ②幸せを感じられない??しかし、自分自身、そこまで幸せを感じられていない。なぜだろう。 そのことに

完璧主義的な何かを克服する方法を模索してみました(雑談回)

完璧主義を克服するのは難しいことですが、完璧主義を管理し、生活への影響を軽減するために採用できる戦略があります。ここでは、完璧主義をやめるのに役立ついくつかの提案を紹介します。 ①完璧主義をやめてみる方法③最後に完璧主義を克服するには、時間と労力がかかります。それを忘れてはいけない。でも、もっと気づかなければいけないのは「完璧主義に陥っている」と自分を観察することですね。まあ、その方法もいずれ語れれば。

【博士課程】存在しない仕事を作るには打席に立つことが大事である

①存在しない仕事を作るという命題 例えば、僕はこうしてブログを書いています。ブログで生きていける人はブログを書いている人の少数ですが、います。そのような人のことが「ブロガー」ですね。もちろん、ブログで生きていくというのは、大変な苦労があると思っています。リスペクトしたくなります。 存在しない仕事ーここでは自分の脳裏にない仕事のことーをするというのは少なからず「自分でその『存在しない』仕事を作り出すということを意味します。ここで重要なことを考えてみたいと思います。 存在して

ブログってなんでしょうね??

①ブログを始めて10年になるけれど ブログを始めて実は10年になる。最初は、大学1年生になったときに始めた。その時は「自分の知見がものになればいいな」というくらいに始めた。自分でも振り返ってみれば「10年」であってそこまで続けているとは自分でも思わなかった。 実は、今でこそブログというのは、それなりに稼ぐためのノウハウとか、ワードプレスを始めるためのノウハウなどがあるが、僕が始めた10年前は、全くと言っていいほどなかった。 ②ブログで稼ぐことの根源今でこそ、ブログで〜〜円

博士課程に進んで思うことを書いてみた

いま、博士後期課程の2学期め。9月に博士課程に入学して、3月に1学期目が終わった。4月から2学期めになる。博士課程に進んで思うことなどを書いてみることにしたい。 ①未来が「現実」に変わる博士課程に行くことに何のためらいもなかった。むしろ、ボクは修士課程で終えることの方に躊躇いがあったくらいだ。今の研究はとても面白い。乗り越えていける感じがする。それくらい思い入れのある研究を修士課程という時間軸でやめたくないと思った。 少なくとも、博士課程でするのは研究である。世界の誰も知

【エッセイ】ボクが『完璧主義』から脱出する方法

①完璧主義とは何か?例えば仕事における完璧主義というのは「仕事において完璧の出来を目指す」ということだ。完璧ってなんですか?と問いたいけれどここでは問わないことにする(実はその「完璧とは?」ということが後々重要になってくる)。それについて、先日、友達と話す機会があった。 さて、完璧主義だと思っている人は、多くのことを完璧にしないややっていけないのだとか。人生を生きている感じがしないのだということ。 ここまで書いたが、実はかくいう僕にも、完璧主義の傾向があるのは自分自身でも

【エッセイ】優しさって何ですか?

春が来ましたね。 と言っても、札幌はまだ冬景色ですけど。 先日は、定山渓温泉に行ってきました。 札幌から市営バスで1時間半。 今回は「優しさ」について考えるきっかけになりました。 以下、それについて書いていこうと思います。 ①仕事だから「情」が不要だと思っていた数年前?まで、ボクは「仕事に情は不要」と言っていました。 仕事において、堕ちた人を助ける必要はないという意味です。  例えば、体調不良で今にも倒れそうな人に「体調管理も実力のうちですからね!」と数年前までは平気

【未来の進路】 教育系の独立研究者になる方法を模索する

はじめに博士課程院試の一次選考の結果が発表された。一次選考は書類審査だが、合格していた。面接は、来月の上旬にある。このまま僕が博士課程に行けるのかどうかはわからないが、これからの進路を最近、よく考えている。今日はそんな僕が考える進路の1つ「独立研究者」という進路について考えていきたい。 ①独立研究者とは何か独立研究者というのは、研究者だけれど、大学・国・企業などの研究機関に属していない研究者のことを言うらしい。なるほど、そういう「研究機関」から「独立」しているから「独立研究

【研究発表】生産性のあるディスカッションをしましょう

はじめに ボクは研究発表のコメントとか、アドバイスとかを頼まれることが多い。それはボク自身が研究室のアシスタントをしているからだと思う。いろんな場面で「飯島さんはどう思いますか?」と聞かれることが多い。 ボクの今までの指摘の仕方 そんな時、指摘したいことがあるとする。例えば、研究発表する人が文献をしっかり調べてこなかったとか、あるいは「先行研究はありません」とか。実験はまだ行っていません、とか。まあ、そんな類のもので、挙げ出したら、キリがないのだけど(本当にキリがないの

ブログを書くことの楽しさはここにあり!

はじめに ブログを書くことの楽しさはどこにあるのでしょうか。ここでは、ボクなりに考えた「ブログを書くことの楽しさ」について考えていきます。 書くこと自体は好きではないことに気がついたけど ボクは書くこと自体は、孤独で体力のいる試みだと思っています。 それは仕方のないことです。 やはり、体力のない人に書くことはできませんね。だからこそ、書くためにもボクは体力を整えなくてはいけない。それは必然的なことです。 ちなみに、個人的なことになりますが、ボクはもっと走れるようにな

仕事で失敗をすることは自然なことだと思う

はじめに 今回は仕事で失敗するということについて、語ってみたい。よく日本では「失敗は悪」という風潮があるように思う。特に、先進国の中でも、日本は押し並べてその風潮が強いというデータもあるとか。そんなに失敗というのは悪いことなのか。失敗というのが、そんなに悪いならば、成功していることはそんなにいいことなのか。今日は、そんなことについて、考える機会があったので、ちょっとここに書いてみたい。 実のところ、失敗した仕事は何もしなかったのと一緒だという意見までいう人もいて、案外、そ