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【未来の進路】 教育系の独立研究者になる方法を模索する

はじめに

博士課程院試の一次選考の結果が発表された。一次選考は書類審査だが、合格していた。面接は、来月の上旬にある。このまま僕が博士課程に行けるのかどうかはわからないが、これからの進路を最近、よく考えている。今日はそんな僕が考える進路の1つ「独立研究者」という進路について考えていきたい

①独立研究者とは何か

独立研究者というのは、研究者だけれど、大学・国・企業などの研究機関に属していない研究者のことを言うらしい。なるほど、そういう「研究機関」から「独立」しているから「独立研究者」と言うのか。

僕が思い当たる独立研究者と言ったら、京都で数学の研究をなさっている森田真生さんとか「在野研究ビギナーズ」の著書で知られている荒木優太さんとかですね。在野研究ビギナーズは面白かった。在野でも研究ができるということがわかって楽しく読ませてもらった。以下、本の表紙だけ載せておきます。

在野研究ビギナーズ

この本では、主に文系分野の人が、在野で研究をしていく方法を書いてあったのだが、そこから派生して、英語教育系がどのように独立して研究を行い、身を立てていくのか考えるのも面白いと思った。よって、こうして書いてみることにした。独立研究者として、生きていく道を模索できたら、嬉しい。

②独立研究者の3つの課題

上では、独立研究者とは何かという題で、独立系の研究者になるということを紹介した。しかし、考えてみると、英語教育系の独立研究者は(いや、これはどこの分野でも同じなのかもしれないが)主に以下の3つの問題を抱えることが考えられる。以下、問題を列挙する。

1)論文入手の問題


理系よりも、文系の方がこの問題が深刻だと思う。しかし、実は僕はそのことについて悲観する必要はないと思っている。確かに、大学に所属していれば大学のライセンスで論文が使用できるというメリットがある。しかし、独立研究者はその問題が克服できないかというと、そんなことはないと思う。ちなみに、英語教育系は、ERICとかJstorで大概のものは手に入る。今の時代、なんなら、Google Scholarも存在する。

ちなみに、僕は、この半年間、慶應の論文データベースにログインしないで論文を読んでいたが、読めなかったものは1つもなかった。また、それらの論文については慶應のライセンスに今、アクセスしたが、やはり、それでも閲覧制限がかかっていたのだ。よって、1つ目の「論文入手」については、そこまで心配する必要がないと思っている。

2)研究費獲得の問題

独立研究者の最大の悩みはここではないか。大学に所属していれば(そして申請が通れば)、数十・数百万という科研費を手に入れることができる。科研費はだいぶ、申請対象が緩くなっているとはいえ、科研費番号というのが必要で、そのためにはどこかの大学に所属している必要がある。ちなみに、僕のいる慶応は非常勤講師として科研費を応募する場合には「慶応内での研究に従事をしていること」という条件がある。

しかし、世の中は広く、科研費だけが研究費ではないというのも事実だ。まあそこについてはもう少し調べてみる必要があるだろう。正直に言ってしまえば、僕は自分のポケットマネーで研究できるようにしたい。幸い、僕はアプリ開発が博士研究の主軸になるので、それをなんとかポケットマネーに転換できないか模索しています。まあ、色々と問題がありそうですが。

3)論文投稿の問題

では、もっと現実的な問題に移ろう。どのように、研究論文を投稿するのかということである。投稿する際には、投稿費がかかる。それをどのように捻出するという問題だ。まあ、それは論文を出す時に考えたいが、一つに、大学の外来研究員の制度を利用するという方法がある。慶応の湘南藤沢キャンパスには、産学連携の一手段として、修士学位以上の取得者を「上席所員」とよんで、一定の年間登録料を払えば、慶應の研究に携われるという制度がある

③他にも問題がいろいろあるけど

どうやって共同研究者を見つけるのか、出版をする際にどうしたらいいのかとか考え出したらキリがないが、独立研究者になりたいと思っている以上、独立研究者というポジションならではの研究がしたいものである。まずは論文を書きましょうということになるが、少なくとも、僕は研究がとても好きだし、その生活をずっと続けたいという思いがある。

まとめ

今回、独立研究者になりたいと思うにあたって、予想される問題を書いてみたのだが、英語教育系で問題になりそうなのは「研究費」の問題になると思う。研究費についてどうすればいいのだろうか。それを次の記事にすることにしたい。


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