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RSS(Inoreader)で収集した、ITアラフォーパパが気になったIT記事|2022/11/T

歩くとAIがアドバイス、京セラが生み出す人間拡張技術ウェアラブルニュース(1/2 ページ)

京セラは人間拡張技術「身体の拡張、存在の拡張、知覚・認知の拡張」の3つの新しいシステムについて説明した。
京セラでは“舞”というコンセプトを掲げ、人間に寄り添い、人間の能力を補完、向上あるいは新たに獲得を行う技術として、人間拡張に関する研究開発を行っている。
舞の由来としては、日本の伝統芸能である能において、さりげない所作によってその後に続く物語が大きく展開していく様子になぞらえたという。
身体の拡張を行う歩行センシング&コーチングシステムは、耳と手首、足首に付けた3つのセンサーで姿勢を高精度に計測し、スマートフォンでリアルタイムに解析する。
同システムは、京セラとワコールが共同で進めているスタイリングサービスに活用する計画だという。
スタイリングサービスは自分自身の歩き方を知り、なりたい自分になるためのサービスであり、ワコールのファッションと京セラのテクノロジーを融合させることで、新しい価値の創出を目指している。

明るいだけが照明ではない、新概念「Lighting 5.0」を訴求する日本照明工業会製造マネジメントニュース

日本照明工業会は、地球環境問題への対応や日本政府が提唱する「Society 5.0」を推進していくために照明業界全体で取り組むべき新たなコミュニケーション戦略として「LIGHTING ACTION for 2030」を発表した。
明るさだけでなく、新たな付加価値を提供する照明を「Lighting 5.0」と位置付け、認知促進を図る。 具体的には、生体機能をサポートしたりよい睡眠をサポートしたりする「健康」領域、災害検知や家族の見守りを行ったりする「安全」領域、生活シーンに合わせて変化したりスピーカー機能などを組み合わせたりする「快適」領域、スケジュールに連動して変化したり周辺環境に合わせて自動調光したりする「便利」領域での新たな付加価値創造を進めていくとのこと。

手作業で30分かかるNCプログラミングが1分で自動完了、3Dデータを読み込むだけ

アルムは、「CEATEC 2022」のスタートアップ&ユニバーシティエリアに出展し、工作機械による切削加工に必要なNCプログラムを3D CADの設計データから自動生成するソフトウェア「ARUMCODE1」を展示した。 ARUMCODE1は、3D CADの設計データから変換したSTL形式のデータを読み込むことで、加工割り付け、工具選定、加工条件選定、加工パス計算などをAIによって自動で行い、ワンステップでNCプログラムを自動生成する機能を備えている。
ユーザーが加工の追い込みを行いたい場合には、ARUMCODE1のNCプログラムで加工してから、工作機械側の設定調整で対応すればよい。 国内の製造業では、図面や2D CADデータを基にNCプログラムを作成することも多く、この場合は3DCADデータが存在しないため、ARUMCODE1によるNCプログラムの自動生成ができない。
アルムでは、ARUMCODE1のユーザー向けに、図面や2D CADデータを3D CADデータに変換するサービスも提供している。

「量子コンピューターでも解読困難な暗号」搭載のICカード、凸版印刷とNICTが「PQC CARD」を世界で初めて開発

凸版印刷株式会社と国立研究開発法人情報通信研究機構は、量子コンピューターでも解読が困難な「耐量子計算機暗号(PQC:Post-Quantum Cryptography)」を搭載したICカード「PQC CARD」を世界で初めて開発し、その有用性の検証に成功したと発表した。
量子コンピューターは、従来型のコンピューターでは答えの導出に膨大な時間を要する問題を、短時間で解ける可能性がある。
既存のオンラインショッピングやキャッシュレス決済、各種電子申請といった情報社会を支える暗号技術が容易に破られるおそれがあり、量子コンピューターが実用化されても解読困難とされるPQCへの移行準備が始まっている。
PQC CARDの有用性の検証として、NICTが開発した保健医療用の長期セキュアデータ保管・交換システム「H-LINCOS」における医療従事者の認証、アクセス制御などの基本動作確認と技術的課題を抽出し、医療従事者が持つ資格証明書であるHPKIカードに見立てたPQC CARDと顔による生体認証を組み合わせ、電子カルテを閲覧する際の多要素認証を実施。
正しい権限を持った者のみが権限に応じた電子カルテ情報にアクセスでき、H-LINCOS全体の耐量子性の向上と、その有効性、および実導入に対する課題を確認することができたとしている。

現実世界は最適化問題であふれている、SDGs時代にみる「進化計算」の可能性

ビッグデータの活用が求められる中、注目を集めているのがAI技術の1つである「進化計算」だ。
最新の共同研究である三菱電機のZEB(net Zero Energy Building)における設備運用最適化およびアスクルの在庫配置最適化の事例、そして最適化問題で特に利用されている進化計算の最新状況によると、例えば「使用する電力量は減らしつつ、生産性は確保したい」といった相反する関係にある問題の解を、1回の実行で求められるのが特徴だ。
断熱や採光を工夫した建物、空調運用の効率化、太陽光発電などを組み合わせることで、年間の1次エネルギー収支がゼロまたはマイナスになる建物は、まさしくSDGsに貢献するものである。
三菱電機は、ZEBを実現するための技術実証棟「SUSTIE(サスティエ)」を1年間運用し、国内の中規模オフィスビルで初めてZEBを実証した。

生まれては次々消えていったIoT規格。Matterはついにコネクテッドホームの夢を見るか?

CSA(Connectivity Standards Alliance)はMatter 1.0の仕様を発行するとともにSDKの提供、8つの認証機関でMatter 1.0の相互接続性試験が可能になったことを発表した。
これが俄然注目を浴びるようになった切っ掛けは、調査会社のGartnerが公開したHype Cycle for Emerging TechnologiesというレポートにIoTの用語を載せたことと、ネーミングセンスではないかとのこと。
デバイスを互換性に基づいて選ばなければならない事態は避けたく、デバイス自身の最高の機能・品質・デザインといった要素で選ぶべきである。Matterによって選ぶ自由が簡単に手に入るようになることを期待したい。

世界のインターネット上の全トラフィックを転送することが可能な技術が登場

レーザー光を無数の周波数に分けてそれぞれにデータを乗せる技術により、全世界のインターネットで通信されているトラフィックの2倍に相当する毎秒1.8ペタビットものデータ伝送を可能にする技術が発表されました。
レーザーを多数の周波数、つまり色に分けてそれぞれの周波数の振幅、位相、偏光を変調してデータを符号化することで、膨大なデータを1つの光源から送ることができるというものです。
2022年5月には日本の情報通信研究機構が毎秒1.02ペタビットの記録を出していましたが、この記録はまだほんの序の口に過ぎず、理論上はさらに100倍ものデータを送信できると見積もられているとのことで、想像がつかないです。


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