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デスカフェに参加しました② 〜トランプで語る死生観〜

こちら↓の続きです。

参加させていただいたデスカフェでは、前半は死生観光トランプを使って。
後半は自分に引き寄せたテーマで語り合いました。
参加者は約15名、Zoomでの開催です。

前半

直感

まずはこのテーマからです。
トランプの絵柄をザーッと見て、直感で気になったものを選びます。
私はろうそくのAを選びました。

ロウソクのA 世界で唯一「死後婚」フランス

ウェディングドレスとお墓というアンマッチさがとても印象的。
フランスの死後婚のイラストが描かれています。
(死後婚というものもこのトランプで知りました。)

共感

次にこちらのテーマ。
直感の時よりじっくりと見て、共感できる1枚を選び出します。
絵の下にどんなシーンなのか、ということが簡潔に書かれています。
ここでは幽霊の5を選びました。

ユウレイの5

アルゼンチンのお話が描かれた1枚です。
これも絵が素敵。
ロマンチックという表現が合っているのかはわかりませんが、「泣かないで」の理由に色んな思いを感じられます。
自分が死んでも、ずっと泣いていてほしくないなぁと思い選びました。

拒絶

前半の最後は絵や説明を見て、どうしても無理だと感じる(拒絶する)トランプを選びました。
それぞれの国の文化、風俗だと頭では理解していても、自分には考えられない1枚。
カルチャーショックと言えば良いのでしょうか。
私が選んだのはこちら。

ユウレイの2 「遺体の一部はスープに入れて飲み干す!」南米

幽霊の2。
非常に衝撃が大きい、死に対する考え方でした。
前半はここまで。

後半

理想の死に方

後半は理想の死に方について考える時間でした。
「理想の死に方を考えることは、これからどう歩んでいきたいか?何を大切にしていきたいか?を考えることにつながる」
と、主催のつるのさん。

誰にいてほしい?
季節は?場面は?
元気なまま?

私がこの時間を使い導いた理想の死に方は
「毎日おいしいお肉を食べながら、普段通りに寝てそのまま息を引き取っている」
です。
途中までは生きている間の理想でしたね。
ちなみに時期は年末年始は避けて。
あと介護など周りのお世話にならずにポックリ逝くのが理想です。
これもほぼ生きてる間の理想か。
日々、やり残しの無いように生きたいという結論に至りました。

デスカフェを終えて

死生観光トランプを制作された陸奥さんは、
グリーフケアは当事者性が強いが、では他社性が強いツールは何か?
ということでこちらのトランプを作られたそうです。
グリーフケアは一人称・二人称であるのに対し、死生観光トランプは三人称からのアプローチができるため気になることが出てくるはず、と仰っていました。

死生観に正解はありませんが、各々の死生観を大切に。
死者は葬儀をすると喜ぶという考えが必ずしも正解ではないこと。
自分の死生観が「無い」というのもまた一つの死生観であること。
何かしらの思いを持っていることが大切だというお話に感銘を受けました。

他の方の死生観を聞くことで「そういう考えもあるのか」という発見がありました。
自分では想像もつかない考え方を沢山聞けたことがただただ新鮮でした。
三者三様の死生観の一端に触れられた、貴重な機会をいただけたことに感謝です。
参加させていただき、ありがとうございました。

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