ぶつけたお尻が青い、小娘泣け

例えば、自身がアルコールに酔った時にどんなふうに普段の調子と異なるのかを知りたくてインターネットで検索したとして、
“気になる彼は!?”とか“モテる酔い方♡”とかが検索結果上位に出てきて、私が「知りたいのはそんな事柄じゃないのに」と感じるということはおそらく現状に抑圧されてるってことなのかなって。

 そもそもインターネット(情報社会)過渡期(≠黎明期)と、セクシャルマイノリティの受容過渡期が重なるのは、法律の整備や倫理感の浸透において円滑にはいかなくなっちゃってるんじゃないかしら。

 特に、インターネットはさっさと成熟すべきだったよ。少なくとも私がハタチになる前に。

 私がセクシャルマイノリティなのかどうかはとりあえず置いておいて、そんな『毒にはなりますけれども薬にはなりません〜、すみませ〜ん』みたいな情報がインターネットの検索項目の上位にでてくるのは、あんまり良くないことだと思う。

 無論、注目度を上げるために“検索上位を買う”という行動は企業努力の範疇(注目度っていうのは売り上げに直接関係するから)で、
どの企業が行ってもおかしくない事柄だと思うけど、閲覧数を上げるために消費者(多数派(?))がその程度の品格なのだと、企業に、もしくは執筆者に想定されてしまうのはちょっと問題でしょう。《というか少数派(…比率でみたら少ないほうだけど、 実際はそんなに数としては少なくない側)の要望に応えられていない。それって企業努力が足りていないと言わざるを得ない。》

 そして、多数派(?)の要望に応えるように努力するというのは、営利として当然ですけれども、少数派(?)というのが数としては“少数”でないとというのは企業、もしくは企画として考慮しなければいけない事実だよ。

 少数派としては自身の“少数たる所以・要因に基づく製品・サービス”というものが“数字”として少数なので、今あるものに適応するほうが脳内タスクの効率化になるし。

 そのためかは分かりませんが、私にはマジョリティに迎合することも手段の1つと考えているマイノリティも多く存在するし、私もそういう面を持ち合わせてる。そういった人が現状に対して異議や不平、主義を主張することを控えているんじゃないかなって。

 特に私みたいな“発達障害+精神疾患患者(生きづらい者)”にとっては、現状に適応することが、症状を緩和し“せめて”楽に過ごすことができる条件と思えちゃう。それがいいか悪いかは別として。

そうは言っても、この場合のマイノリティは、“生きづらい者”という意義ではなく、“セクシャル”マイノリティに過ぎない(セクシャルマイノリティを軽んじる意図はなく、論点がそこでないための表現)。

 性欲(性指向)というのは“生物”において根幹に位置し、皆々が抱きがちな普遍的なものなので、性指向においての少数派でおるセクシャルマイノリティは発達障害者よりマジョリティにとって想像しやすい感覚なんじゃないかしら。

 しかし《セクシャルマイノリティ》だけに留まらず、“声の小さい側”という観点でみると“女性”というのもマイノリティに該当するのかもしれませんね。

 数としては《《半数》》なのですけれども

 女性かつ精神疾患患者かつ発達障害者ってほんと大変って話。

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