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魔法のブランケット
2021年3月13日 23:28
本記事は連載予定の小説です。セミフィクション。実話を元にした創作作品です。あの日、君が私に飛ばしたウインクから放たれた星のかけら。今も私の胸に刺さったまま、時折平穏な日々の中にきらりと輝いて見せる。———————————-大学2年の秋ごろのことだった。暑く茹だるような日差しと熱気が少しずつ弱まり朝は少し乾燥した空気が通るようになった頃、私の大学生活は、一年目と比べればだいぶ落ち着