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視機能判定!【ブロックストリング2⃣でわかる開散運動系の異常】アスリートの伸び悩みの原因、眼精疲労、肩こりの原因はこれです

■ ブロックストリングでの両眼視の検査とトレーニング


正確な両眼視を維持する視機能は、何度もこのブログでお伝えしました「輻輳運動の機能と開散運動の機能」です。

しっかりとした両眼視機能を持っていれば、ブロックストリングを使ったとき、ヒモやビーズは正しく「生理的複視」で見えますが、この2つの視機能に問題や異常があると、ヒモ・ビーズは変わった見え方をします。

今回の記事は、続編で「ブロックストリング」使って、これら2つの視機能の問題点を発見し解決方法(トレーニング方法)を解説いたします。


■ ブロックストリングで見た時の正しい見え方と斜視眼の人の見え方

ブロックストリングの見え方



◎ 正確な両眼視をしている目(生理的複視)・・・上記イラストチェック

➊[6]の見え方は、一番奥のビーズを注視した際の正しいヒモ、ビーズの見え方です。
➋[1]の見え方は、真中のビーズを注した際の正しいヒモ、ビーズの見え方です。
➌[5]の見え方は、一番手前のビーズを注視した際の正しいヒモ、ビーズの見え方です。最大限の輻輳力を使った正しい見え方です。

◎ 両眼視を使えず片目しか使っていない人のヒモ、ビーズの見え方
「日常生活での特徴は、深視力(距離感覚)が苦手で立体感覚を感じない。眼精疲労がひどく肩こり頭痛もある」

➍[3]のような見え方をする人は、両目を使っていません。片目のみしか使っていません。いわゆる斜視眼(左眼斜視)の人です。
右側のヒモとビーズが消えてしまいます。(消えたり出たりする場合もある/間欠性斜視)基本的に両眼視トレーニングが不可能になります。

➎[4]のような見え方をする人も両目を使っていません。片目のみしか使っていません。いわゆる斜視眼(右眼斜視)の人です。
左側のヒモとビーズが消えてしまいます。(消えたり出たりする場合もある/間欠性斜視)基本的に両眼視トレーニングが不可能になります。


■ ブロックストリングを使った開散力系の問題点の発見とトレーニング方法


【開散運動系に問題がある人】

➊ 【開散不全】の人のビーズの見え方と重点トレーニング

ブロックストリングの一番奥のビーズを見ると上記イラスト[6]のような見え方をすればしっかりと両眼視された正しい見え方であると説明しましたが、全ての人がこのような見え方をするとは限りません。下記の写真を見ながら説明しましょう。

開散不全の人の目は、遠くを見た時、目が外側に開きにくく物が2重(複視)に見えてしまったり遠くにピントが合わせづらい目です。

両眼視維持のため常に開散力(外直筋)を使い生活しているため疲れやすく日常の生活に支障を生じます。

開散不全の人の見え方


一番奥のビーズが上記のイラストのように見える人(ビーズがヒモのクロスより奥に2つ見える人)は、「開散不全」という視機能に問題がある人の見え方です。


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