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【私たちの重要な視機能2⃣】両眼視・周辺視野・瞬間視・目と手の協調運動/US-VT ビジョントレーニング

ＴＡＲＡ

■　両眼視・周辺視野

両眼視と周辺視野について

５、両眼視（立体視・深視力）

両目で目標物をとらえて距離感覚や立体感覚を正確に測ります。

両目で見るとは？

両眼で同時にとらえた映像は、自然（無意識）に脳に送られています。右目の映像は左脳へ左眼の映像は右脳へ送られています。
これらの全ての映像は脳で処理されます。対象物の色・形・大きさ・距離感覚・立体感覚などです。
人は両眼視の視機能を持っているからこそこのように外界の映像を正確に理解しています。

両眼視で一番重要な視機能は、「輻輳運動と開散運動」という２大眼球運動です。

◎輻輳運動（ふくそううんどう）
左右の眼球を内側に向ける眼球運動です。（より目の運動）

近づいてくる対象物や近くの物（スマホや本など）を見る場合は、私たちの目は、より目になりますが、より目がうまくできない人は、眼精疲労や文字が二重に見える「複視」、また距離感覚にズレを生じたり「深視力」が苦手になったりします。

〇両眼視検査「６０日で完全マスター米国式２１項目検査」において、下記の検査で標準値より大きな数値がでている場合は輻輳運動に大きな問題点があります。（予備検査（輻輳近点）／＃９、＃１０遠見BO付加テスト／＃１６AB近見BO付加テスト）


◎開散運動（かいさんうんどう）
左右の眼球を外側に向ける眼球運動です。（開き目の運動）

近くを見ていた眼球を遠くに視線を変えた場合に、より目を解除する必要があります。最近は開散運動を苦手にしている人が多いため遠くに焦点が合わない人が増えてます。いわゆる「スマホ老眼」と言われている症状である。

〇両眼視検査「６０日で完全マスター米国式２１項目検査」において、下記の検査で標準値より大きな数値がでている場合は開散運動に大きな問題点があります。（＃１１遠見BI付加テスト／＃１７AB近見BI付加テスト）

輻輳運動
頭上から見た６本の外眼筋の役目

６、周辺視野

静止した目標物と同時に周りの状況を認知する視機能です。人間の視野は左右「１００度」位あるのですが、物の形や色など文字のピントがしっかり確認できるのは「１～２度」程度の範囲にすぎません。（スライド参照）この
範囲を「中心視」といいます。
また中心視の周りで、ほぼ明瞭に視界が確認できる範囲を「有効視野」といいます。この範囲は、「約４～２０度」の範囲に限られます。
それ以外の範囲を「周辺視野」といいます。

■　瞬間視・目と手の協調運動

７、瞬間視

瞬間視とは、文字通り瞬間的に情報を得る視覚能力です。視機能を駆使し瞬時に映像が網膜に映され網膜で電気信号に変換され視神経を通じて脳で処理されますが、ここまでの処理能力が高速に瞬時にして行われます。
＊視機能に曇りがあると不正確な情報が映されスピードが遅れます

例・「消しゴム」入力から脳での映像組立

８、目と手の協調運動

目で捉え素早く手足で反応する能力です。反応速度（反射神経）にあたります。
視機能を駆使し映像を「入力」します。ここで得た情報を視神経を通じて脳に送られます。ここで外界の情報を瞬時に「認知・判断」します。認知し得た情報から手・足・体を使って「行動・動作」につなげて行きます。

具体的にバレーボールを例に「目と手の協調運動」を例に説明してみましょう。いかに視機能～目と手の協調運動の流れ重要かが理解できると思います。

目と手の協調性が重要なバレーボール

◎レシーバーの動き
相手のサーブからボールが入ってくると「追従性眼球運動」でボールを追尾します。ここでスピードボールや変化するボールをしっかり視線を外さないように追います。同時にレシーバーは自分に迫ってくるボールに対して「より目」（輻輳運動）と「調節」でピント合わせをしボールを追って呼び込みます。ボールを自分の中心で「目と手の協調運動」でセッターに返します。

◎セッターの動き
レシーバーからボールがくるとセッターはアタッカーにトスを上げるまで視覚の能力を最大限使います。まず「周辺視」を使いボール追いながらアタッカーの位置やトスを上げるタイミング相手ブロック、相手コートのフォーメーションなど「サッケード運動」、「周辺視」、「瞬間視」を駆使します。
さらに「目と手の協調運動」でトスの強弱を調整しながらボールを上げていきます。

◎アタッカーの動き
セッターからトスが上がればアタッカーは、ボールを見ながら相手ブロッカーの隙間や高さを見極めブロックアウトを狙ったり隙間からボールを打ち込むために相手コートのフォーメーションを瞬時に見極める「サッケード」、「周辺視」、「瞬間視」をフルに使っています。
また相手の陣形によっては、「目と手の協調運動」で、フェイントを打つ見極と判断が必要になると思います。

【超高速な反応スピード（目と手の協調運動）】
日本ウェルタ―級チャンピオン　小畑武尊選手


US-VTビジョントレーニングキット

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両眼視検査からビジョントレーニング

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