判断に迷った時は「やる」、その方が失敗が少なくなるその理由
判断に迷った時の思考を分解すると、「達成したら面白いことになる“カン”は働いている」でも「その確証を裏付けるデータがない」状態と言えます。
カンというのは実はまったくの当てずっぽうではなく、それまでの成功経験や失敗経験をベースとした論理的な法則に基づく思考が、瞬時に働いた結果でもあります。
だから、カンによる判断というのは、あながちそんなに間違っているものでもないのです。
まずは「やる」と決めてしまう、それから迷いを打ち消す材料を集める
足りないのは、その判断を他者がうなずけるだけのデータと論理構成だけ。
それが、判断を迷わせる要因となっている。
ならば、まずはカンに従って「やる」と決めたうえで、足りないデータの収集と論理の組み立てを急ぎ行えばいい。
データと論理は、先に「やる」と決めて開始した行動の実効性を高めるうえでも役に立ちます。
「迷ったらやろう」を合言葉にすると、チームの組織力も格段に上がる
自信が無いと、やるにしても自分だけで小さく始めてしまうことがあります。
しかし、個人ひとりで行うことには限度があります。
だから、カンによる初期段階でもチームを巻き込む。
複数人で行えば集まるデータ量が桁違いに異なるし、検証精度・スピードも高まります。
面白いのは1人より3人が3倍ではなく、3乗くらいに加速すること。
「迷ったらやろう」をチームの合言葉にすると、それくらいスピード感が変わってきます。
まとめ
判断に迷ったら「やる」を選ぶ。
これは勢いだけに任せた適当な行為ではありません。
それまでの経験則と論理的思考にもとづく、ある程度客観的な判断です。
つまり、迷ったら「やらない」「確たるデータが集まるまで保留」としている人よりも、「やる」を選んでいる人のほうが、より経験が蓄積されて論理的思考の精度も加速的にブラッシュアップされていきます。
そういう意味でも「やる」を選び続けたほうが、結果的に失敗することが少なくなっていきます。
そうなると判断することが面白くなっていく。
あなたも五分五分で迷ったら、「やる」を選ぶと決めてしまいませんか?
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